2013/8/7

2701:アドレス  

 テニスのストロークにはフォアハンドとバックハンドがある。大概の人はフォアハンドの方が得意である。

 バックハンドは他のスポーツでもあまりない動きだからである。バックハンドには両手打ちと片手打ちがあり、最近は両手打ちの方が多くなてきている。特に女性の場合、バックハンドが片手だと力が入りにくいので両手打ちが圧倒的に多い。私は片手打ちである。

 フォアハンドは力が入れやすく、強い球が打てる反面、一旦調子が狂うとなかなか修正が効かない面もある。バックハンドは、体の自由が効かないので、逆に安定するという面もあるのである。

 最近、バックハンドは安定しているが、フォアハンドの調子が悪い。どうやら、ボールとの距離感が悪いようである。ボールに体が近づきすぎてしまって、ストロークが窮屈になってしまっているようである。

 原因はおおよそ分かったのであるが、すぐには修正できない。「ボールからもっと離れて・・・」と頭では思っていても、体が無意識に近づくのである。全く体というものは厄介なものである。

 テニスは動いているボールを打つ。しかもフットワークでボールとの距離を微調整しながら打つ。そこに難しさがある。

 一方、ゴルフは止まっているボールを打つ。止まっているボールに対して慎重にアドレスし、そして打つ。そう考えると、ゴルフの方がはるかに易しいような気がするが、これがまたそう簡単にはいかないのである。

 先日、顧問先の会社の社長と話していて、ゴルフの話になった。その社長は大のゴルフ好き。練習熱心であり、理論家でもある。

 「ゴルフは、アドレスですよ。アドレスがしっかりと決まれば、スウィングは上手くいくようになります。力も入らず、スウィングアークも安定します。ボールとの距離や位置、向いている方向、姿勢・・・それらが決まっていれば70%ゴルフは上手く行きます。大概のアマチュアはアドレスを雑にしがちです。」

 社長はそう話した。

 「アドレスか・・・そういえば、普段それほどアドレスに神経は使っていないかもしれませんね・・・まあ、こんな感じか・・・といった程度の気持でアドレスしているような気がします・・・アドレスが決まれば70%上手くいくのであれば、もっと慎重に構えなければいけませんね・・・」

 私はそう答えた。その後も最近のラウンドの話など、ゴルフの話は続いた。

 「ボールとの距離感か・・・テニスもゴルフも手で直接ボールを打つわけではない。ラケットやクラブが介在する。テニスの場合ラケットは一つであるが、ゴルフクラブは14種類ある。そう考えてくると、ゴルフの場合のボールとの距離感はより神経を使わなければならないのであろうか・・・」

 「まあ、今度練習場に行ったら、アドレスを慎重に考慮してみよう・・・ボールの位置を少し変えてみて、一番無理なくスウィングできる位置を探ってみよう・・・」

 ゴルフ談義を終え、そんなことを考えながら、打ち合わせに使っていた書類を鞄にしまった。「なにかしらのちょっとしたヒントがゴルフ浮上のきっかけになるかもしれない・・・」そんな淡い期待を胸に抱きながら・・・



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