2013/5/26
2628:実戦配備

「これは実戦配備には二の足を踏まざる得ないな・・・」
都民の森の駐車場にようやくの想いで着くと、そう思った。
ORBEA ONIXを駐車場の中にある自転車に乗った少年(?)のモニュメントの下に立てかけながら、
「やはり、止めておこう。実戦配備は中止である・・・」
そう心を決めた。
今日はバイクルプラザのロングであった。目的地は都民の森。往復で120kmほどの距離である。今日は来週に迫ったMt.富士ヒルクライムに向けて試すべきものが二つあった。一つは「下ハンダンシング」でもう一つは新たなサドルである。
都民の森は檜原村役場を通り過ぎた先にあるT字路を左折して21kmの上りを上ると到着する。前半は斜度は緩めで時折平坦路や下りも入る。後半になってくるとしっかりとした上りが続く。前半で脚を使いすぎてしまうと、後半だらだらと失速してしまう。
この前半の断続的な上り区間において、下ハンダンシングを試してみた。重いギアに換えて、下ハンを握る。ゆっくりとしたペースでクランクを回しながら上る。
3回、4回と繰り返してみる。雑誌には「楽に上れる・・・」とあったが、それほど楽ではなかった。やはりギアが重いので脚の筋肉にはそれなりに負担がかかる。
上る回数が増えてくると脚の筋肉だけではなく腰にも結構な負担がかかるようで、腰に少し傷みが走リ始めた。
相当強固な体であれば問題ないのであろうが、やわな50歳の体には徐々に金属疲労の蓄積度が高まってくる。
多摩湖の堤防へのアプローチで試した時は「これ、良いんじゃない・・・」と思ったのであるが、長い距離の実走ではそうは簡単にはいかないようであった。
この下ハンダンシング、確かにダンシングのフォーム矯正には良い効果がありそうである。また脚の筋力アップにもなりそうである。しかし、楽に上れるということはないようであった。
あと一週間と迫ったMt.富士ヒルクライムでも、活用してみようかと思っていたが、これはちょっと難しそうである。
都民の森に向かう後半の数キロ・・・脚がすっかり疲弊してしまった。どうにかこうにか上りきったが、脚の消耗度は高かった。やはり重いギアでの下ハンダンシングは消耗度の高い走法であった。残念・・・
でも新たにORBEA ONIXに投入されたサドルの方は・・・これはまずまずといったところである。本番でも使うことが決定された。