2013/5/21

2623:アプローチ  

 車を昭和の森ゴルフ練習場の駐車場に停めて、いそいでゴルフバッグをトランクから降ろした。少し駆け足気味にクラブハウスに入っていき、2階の指定打席に向かった。

 打席にゴルフバッグを置いた時、時計の針は7時10分であった。10分の遅刻である。既に鈴木プロはスクール生のフォームをチェックしていた。

 「こんばんわ・・・」

 小さめの声で挨拶をして、手袋を左手にはめた。今晩の参加者は私を含め5名であった。Nさんと「寧々ちゃん」も来ていた。

 スクールの時間は1時間半。その間ボールは幾ら打ってもいい。鈴木プロは一人一人順繰りに回ってきて、フォームをチェックする。その都度アドバイスをして、修正するためのドリルなどを教えてくれる。

 だいたい前半は今日のテーマと言って鈴木プロが決めたテーマに従ってレッスンが行われる。後半は各自が今悩んでいるテーマで練習することになっている。

 隣の打席にいたNさんに訊いた。

 「今日のレッスンテーマは何ですか?」。

 「アプローチです。20ヤードから10ヤード刻みで50ヤードまで、4球打つのを繰り返すそうです・・・」

 Nさんは、そう教えてくれた。

 そこで、ウェッジを取り出して、アプローチの練習を始めた。20ヤード・・・クラブの振り幅は、シャフトが地面と平行になったくらいで止めて、そこから重力に任せて降ろす。

 次は30ヤード・・・振り幅を少しばかり増やす。なるべく一定のリズムでスイングして、距離は振り幅で調整するようにした。その要領で50ヤードまで打ち分けてみる。

 うまくいく時もあれば、トップしたりだふったりする時もある。こういった短い距離のアプローチショットは実際のラウンドではとても重要になってくる。

 鈴木プロが回ってきた。

 「ダウンの時のスピードが少し早いですね・・・テイクバックした時のスピードと同じスピードで降ろしてくるイメージを持ってください。実際には重力の関係でダウンの方が速くなるのですが、クラブを上げた時と同じリズム、同じスピードで降ろす・・・そうするとトップすることがなくなりますよ。」

 「なるほど・・・上げた時と同じスピードで降ろすのか・・・」

 そう思いながらクラブを降ろす時に気を付けた。ゆっくりと降ろしてくることができると、ボールがクラブのフェイスに乗って、軽く上がる。

 「そう、そういう感じです。打感が軽いでしょ・・・ボールがふわっと飛ぶ感じです。では、実際にボールをクラブで打つ前に、右手でボールを投げてみてください。その時の感覚を覚えておいて、そのリズムでクラブを振ると上手くいくと思いますよ。」

 鈴木プロのアドバイスに従って、右手にボールを持って下手投げでボールを30ヤード投げてみた。その時の腕の振りのスピードやリズムを頭に刻み込み、そしてクラブで打ってみる。

 「なるほど・・・この感覚か・・・」

 心の中で一人納得した。

 実際のラウンドではライの状態は様々である。芝に潜っていたり、浮いていたり、左足上がりだったり、つま先下がりだったり、フラットな足場で人工芝の上にボールがある練習場で上手くいっても、実際のゴルフ場で上手くいくとは限らない。

 しかし、このリズム感を身につけておくと、ざっくりやトップが減るような気がした。グリーンの傍に来てからのミスは結構ダメージがあるので、極力減らしたい。

 今日のアプローチの練習は結構ためになった。1時間半のレッスンは終わった。昼間は気温が相当上がって暑かったが、夕方に雨が降り、夜は涼しくなった。ゴルフの練習をするのにはちょうど良い気温であった。



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