2013/5/20

2622:休日二毛作  

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 富士山の五合目に到着して、しばらく疲れ切った体を休めた。メンバー全員が上り終えて揃ったところで、記念撮影をした。五合目は多くの観光客でにぎわっていた。他のメンバーは、ここでしばしゆっくりした後、下山して、近くの日帰り温泉に寄ってから帰る予定である。しかし、私は午後に来客の予定が入っていたので、記念撮影を終えるとすぐさま単独で下山した。

 下りは上りよりも当然楽である。しかし、スピードが出るので、気が抜けない。下りで転倒したら、大怪我は避けられない。

 駐車場まで辿りついて、ロードバイクをE350に積み込んだ。時間はもうすぐ正午である。エンジンをかけ、河口湖インターに向けてゆっくりと走りだした。来る途中のコンビニで買って助手席に袋に入れて置いてあった餡パンにかぶりついた。

 「美味い・・・」心の底からそう思った。何というこのない餡パンであるが、本当に美味しい。河口湖インターから高速道路に乗った。「この時間であれば、まだ中央高速は混んでいないはず・・・」思ったとおり、道路は空いていた。自宅には2時ごろに到着した。手早くロードバイクを片付け、シャワーを浴びた。

 疲れ切ってはいたが、やるべきことが・・・2階の寝室に上がって、ベッドの上のものを片付けた。掛け布団、枕、ベッドカバー、そしてマットレスまで隣の和室へ移動した。ベッドは木枠のみとなり、ここが寝室である痕跡はあらかたなくなった。相対的にオーディオセットの存在感が高まった。

 そして武蔵野線の新小平駅に向かって車を走らせた。午後3時半の待ち合わせである。ちょっと早く着いたので、駅前のセブンイレブンの駐車場に車を停めた。セブンイレブンに入ってエビスビールとノンアルコールビールを2本づつ買った。

 体が大量の水分を要求していた。時間ピッタリにサンフラワーさんが改札を出てくるのが見えた。車に乗り込んで早速、ビールとノンアルコールビールで乾杯。ぐびぐびと喉の奥に流し込んだ。

 我が家について、2階のリスニングルームへ・・・リスニングポイントに置いてあるイージーチェアに座っていただいて、しばし談笑。

 リスニングポイントからESL989までは6メートル以上の距離がある。ESL989は強めの内振りがつけられている。コンサートホールの2階席で聴く時のようなイメージを求めて微調整を繰り返していくうちに、リスニングポイントは後方へ移動していき、スピーカーの内振り角度は強められていった。

 2階席(しかも、やや後方)では、聴衆に達する音量はそれほど大きくない。直接音はごくわずかでほとんどが間接音。細かな音や定位は曖昧。ホールトーンは豊かに乗ってくる。

 普通、オーディオマニアは好まない席であろう。しかし、最近はほとんど迷わず2階席後方を選ぶ。以前は1階前目のS席、しかもセンターにこだわったりしたが、音楽に気持良く浸れる2階席がいつの間にか定位置となった。

 ドボルザーク、シベリウス、グリーグ、ヴィバルディなどの楽曲をCD、レコード取り混ぜてゆったりと聴いていただいた。次々にかけるのではなく、1曲(1楽章)が終わると、窓を開けて風を入れてしばし談笑・・・まったりとしてから、次の曲に・・・というのんびり進行法で進めた。

 2時間ほどのゆったりとした時間は流れた。音楽もゆっくりと流れた。ふっと午前中のヒルクライムのことが思いだされた。全くの別世界である・・・全く異なった時間と空間である。動と静・・・心拍数を極限まで上げ苦しげに顔を歪めてクランクを回し続けている時間・・・そして、音楽が緩やかに流れ、聴く者の心拍数と脳波を緩やかなものにしていく時間・・・二つの異なった時間は私の体と心を流れていった。

 日が伸びたとはいえ、6時をまわると部屋の中は少し薄暗くなってきた。音楽の時間を終え、夕食タイムへ・・・小平市の「長江宴」へ向かった。ここはこの界隈では一番美味しい中華料理店。値段も安い。

 舌鼓を打ちながら、オーディオ、音楽、ゴルフ、共通の知人であるオーディオマニアの噂、そして記事にはとても書けない事柄など・・・楽しい話題は尽きなかった。こうして「休日二毛作」の一日は静かに暮れていった。

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