2013/5/6

2608:蒸気  

 結構な急勾配が続いた。脚を使いすぎないように注意しながら上る。サイコンの距離表示を時折確認しながら前半部を上り続けた。1kmを経過した。何名かのメンバーがペースアップ。どんどんその姿が小さくなる。

 2kmほど経過したであろうか。上級者はこのへんからグイッとギアを上げる。先行するメンバーに迫っていく。

 「3kmを経過するまでは、抑えていこう・・・」そう思っていたので、先行メンバーとの距離がどんどん開いていくが、ペースは維持した。

 後半に入って、斜度が緩み始めた。徐々にペースアップ。前半はスローぺースで上ったが、斜度が厳しく脚の疲労度は芯にまで達している感じであった。

 ギアを上げ、スピードを徐々に上げていった。先行メンバーの背中はなかなか見えてこない。確か6名のメンバーが前にいるはず。一人でもその背中が見えてくると、モチベーションが上がる。

 「少し、慎重になりすぎたか・・・後半斜度が緩むのであれば、前半にもう少しペースを上げておくべきであった・・・」少々焦った。

 後半は斜度がそれほど厳しくないので、先行メンバーもペースが落ちない。残り1kmあたりのところでようやく一人のメンバーの背中が見えた。

 その背中を視野に入れ続け、クランクを回し続けた。少しづつその距離は縮んでいくが、まだ追いつけない。最後の最後でスパートをかけた。ダンシングでもがいた。寸前でかわした。苦しいけれど、こういったバトルが楽しい。

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 刈場坂峠の頂上からは遥かかなたの街の景色がミニチュアのように小さく見える。ここで、シートを敷いて昼食休憩をとった。チームリーダーの奥さんお手製のちらしずしもふるまわれた。

 しばしのまったりタイムを過ごした後、グリーンラインへ向かった。下っては上りまた下る。さらに上って下る。目まぐるしい感じでアップダウンが続く。

 東吾野駅で小休憩の後は、後半の断続バトルエリアへ突入した。東峠・山王峠・笹仁田峠・・・メインの峠を上り終えたら、後は野となれ山となれである。残り全ての峠でバトルに参戦・・・喘ぎに喘いだ。

 ゼイゼイと苦しい呼吸音は「機関車」の蒸気音のように峠道に響いた。全ての峠を上って下った。体とOEBEA ONIXの周囲には目には見えないが白い蒸気が沸き上がっていた。「シュ〜シュ〜」と軽い音を立てていた。オーバーヒートしたようであった。

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