2013/4/29

2601:ミート率  

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 tackさんの家に着いたのは2時半頃であった。最寄りのバス停でバスを降りると、tackさんが笑顔で出迎えてくれた。

 リスニングルームに通されると、既にRVGさんとサンフラワーさんがいらしていて、CDを聴かれていた。椅子に腰かけて、その音に耳を傾けながら、部屋を改めて見渡した。

 リビングルームにオーディオセットは置かれていて、エアボリュームは充分にある。横長設置でリスニングポイントからスピーカーまでの距離は比較的近い。

 スピーカーはJBLの4343である。4343のバッフルの青は実にかっこいい。「JBLブルー」とでも呼びたい良い色合いである。キャビネットの突き板はウォールナットであろうか。その茶色とJBLブルーのコンビネーションがまた素晴らしい。

 CDプレーヤーはワディアのセパレートである。プリアンプはマークレビンソン、パワーアンプはゴールドムンド。実にしっかりとした構成である。CDの後で聴かせていただいたアナログはマイクロ精機のベルトドライブ式。アームはSME。フォノイコライザーはプリ内蔵のものを使われている。

 CDでジャズやポピュラーを聴かせていただいた。ボーカルものが実にしっくりと響く。全く破綻するところがなく、実にスムースな音の流れである。

 音楽の進行が滑らかで引っかかるところがない。部屋には特別な音響関連のアクセサリーは使われていなかったが、その必要性が全く感じられない。スピーカーをはじめとする機器の設置方法などの微調整が繰り返し行われ、熟成に熟成を重ねた末にもたらされたバランス感覚であろう。

 ジョン・ミジョンのスウィングを連想させる音の質感である。彼女のスウィングは実に力みがない。見ていて気持が良い。力みがないが体格に恵まれているので飛距離は充分に出る。JBL4343も体格には恵まれている。力みのないスムースなスウィングで音を伸び伸びと飛ばす。持ち球はドロー系ではなく、フェードであろか・・・パワーフェードと呼びたい。

 後半はアナログ。マイクロ精機とSMEのアームはtackさんが大学生の頃に入手したもの。それからうん十年・・・まさに愛機である。

 3枚目くらいであったであろうかスティーリー・ダンのレコードがかかった。針先が十二分に暖まったからであろうか、その音楽の訴求力が一段も二段も上がったような気がした。次にターンテーブルに乗ったリッキー・リー・ジョーンズも素晴らしい出来であった。ローリングストーンズのライブ盤もまたまたそのグリップ度が上がった。

 コーナーの手前までブレーキングを我慢して、ぎりぎりで攻めてもタイヤがグリップを失わず、コーナーを駆け抜けていく。少し前まで感心していたCDの印象が軽く吹き飛んでしまった。

 ボールの球筋はドロー系に変わった。やや右に飛び出したゴルフボールはぐいぐいと伸びながら左に戻ってくる。CDのパワーフェードよりも着地後のランが出るので、飛距離はさらに伸びた。

 スウィング自体にはやはり力みはないが、そのボールの初速は明らかに速くなっている。ヘッドスピードは同じでもミート率が格段に上がった。

 叩きにいくスウィングではない。運ぶようなスウィングである。フェアウェイキープ率はとても高い。「オーディオは使いこなしである・・・そして、センスである・・・」改めてそう思いいたったOFF会であった。 



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