2013/4/30

2602:靴ひも  

 「先週と同じ中学生のペアだ・・・そうか同じ曜日の同じ時間か・・・」

 ダンス教室のドアを開けて中に入って、目に入ってきたのは先週と同じ風景であった。女子中学生のペアがレッスンを受けていた。ラテンを踊っていた。かなり複雑で激しいダンスである。

 年配の男性が個人レッスンを受けていた。かなりの経験者である。細部にこだわったレッスンである。年の頃は60台半ば・・・仕事はもうリタイアしていても不思議ではない年齢である。趣味が生きがいになっているのであろうか、とても熱心である。

 そして、先週と唯一違っていたのは「ジェニファー」である。先週は年輩の女性のレッスンをしていたが、今日はひとつ前のレッスンは終わっていたようで、ひとりで鏡を見ながら自分自身の練習をしているようであった。

 「こんばんわ・・・」

 軽く挨拶をして、靴を一旦スリッパに履き替える。スーツをハンガーにかけて、無料で貸してくれるダンスシューズを履いて、靴ひもを結んだ。今日でダンス教室の個人レッスンは3回目である。まだ慣れない

 まずは先週の復習から・・・クローズドチェンジ・・・軽く膝を曲げ、ライズしながら一歩、そして斜め横に2歩、3歩で足を揃える。
 
 ステップは踏み出す足ではなく、後ろの足がそのエネルギー源である。骨盤はまっすぐ。目線は目の位置よりも上。背中はピンとまっすぐ。まだ、姿勢が悪いようである。細かな注意ポイントをチェックしながらレッスン。

 続いてはナチュラルターン。何度か繰り返し練習した。一定方向にまわり続けると、少し目が回る。テンポはまだゆっくり目である。これが、音楽に合わせて速いテンポになると、さらに目が回るような気がする。

 最後は、リバースターン。これが厄介である。左回りは難しい。女性は男性から見て右サイドにいる。半身づつずれているのである。なので、右回りのナチュラルターンは比較的容易である。逆に左回りは難しい。外まわりの時は大きく回り、内回りの時はコンパクトに回る。そういった点も気を付けないといけない。

 ナチュラルターン・クローズドチェンジ・リバースターンと組み合わせて踊った。やはりリバースターンになるとぎこちなくなる。

 「ジェニファー」は「だいぶ良くなりましたよ・・・」と励ましてくれる。その優しい笑顔は大きな原動力となる。来週の予約を入れて外に出た。昼間は暑いくらいであったが、夜になったら少し気温は落ち着いた。火照った顔に心地よい風が吹いていた。

2013/4/29

2601:ミート率  

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 tackさんの家に着いたのは2時半頃であった。最寄りのバス停でバスを降りると、tackさんが笑顔で出迎えてくれた。

 リスニングルームに通されると、既にRVGさんとサンフラワーさんがいらしていて、CDを聴かれていた。椅子に腰かけて、その音に耳を傾けながら、部屋を改めて見渡した。

 リビングルームにオーディオセットは置かれていて、エアボリュームは充分にある。横長設置でリスニングポイントからスピーカーまでの距離は比較的近い。

 スピーカーはJBLの4343である。4343のバッフルの青は実にかっこいい。「JBLブルー」とでも呼びたい良い色合いである。キャビネットの突き板はウォールナットであろうか。その茶色とJBLブルーのコンビネーションがまた素晴らしい。

 CDプレーヤーはワディアのセパレートである。プリアンプはマークレビンソン、パワーアンプはゴールドムンド。実にしっかりとした構成である。CDの後で聴かせていただいたアナログはマイクロ精機のベルトドライブ式。アームはSME。フォノイコライザーはプリ内蔵のものを使われている。

 CDでジャズやポピュラーを聴かせていただいた。ボーカルものが実にしっくりと響く。全く破綻するところがなく、実にスムースな音の流れである。

 音楽の進行が滑らかで引っかかるところがない。部屋には特別な音響関連のアクセサリーは使われていなかったが、その必要性が全く感じられない。スピーカーをはじめとする機器の設置方法などの微調整が繰り返し行われ、熟成に熟成を重ねた末にもたらされたバランス感覚であろう。

 ジョン・ミジョンのスウィングを連想させる音の質感である。彼女のスウィングは実に力みがない。見ていて気持が良い。力みがないが体格に恵まれているので飛距離は充分に出る。JBL4343も体格には恵まれている。力みのないスムースなスウィングで音を伸び伸びと飛ばす。持ち球はドロー系ではなく、フェードであろか・・・パワーフェードと呼びたい。

 後半はアナログ。マイクロ精機とSMEのアームはtackさんが大学生の頃に入手したもの。それからうん十年・・・まさに愛機である。

 3枚目くらいであったであろうかスティーリー・ダンのレコードがかかった。針先が十二分に暖まったからであろうか、その音楽の訴求力が一段も二段も上がったような気がした。次にターンテーブルに乗ったリッキー・リー・ジョーンズも素晴らしい出来であった。ローリングストーンズのライブ盤もまたまたそのグリップ度が上がった。

 コーナーの手前までブレーキングを我慢して、ぎりぎりで攻めてもタイヤがグリップを失わず、コーナーを駆け抜けていく。少し前まで感心していたCDの印象が軽く吹き飛んでしまった。

 ボールの球筋はドロー系に変わった。やや右に飛び出したゴルフボールはぐいぐいと伸びながら左に戻ってくる。CDのパワーフェードよりも着地後のランが出るので、飛距離はさらに伸びた。

 スウィング自体にはやはり力みはないが、そのボールの初速は明らかに速くなっている。ヘッドスピードは同じでもミート率が格段に上がった。

 叩きにいくスウィングではない。運ぶようなスウィングである。フェアウェイキープ率はとても高い。「オーディオは使いこなしである・・・そして、センスである・・・」改めてそう思いいたったOFF会であった。 

2013/4/28

2600:単独走行  

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 陽光は洗いたてのシーツのように爽やかであった。空気は柔らかく、そよぐ風も頬に優しい。今日はこれ以上ないと思われる絶好のロングライド日和であった。

 朝の7時にいつものようにORBEA ONIXにまたがった。しかし、違う点が一つあった。普段はチームの集合場所であるバイクルプラザに向かうのであるが、今朝はそれとは逆方向に向かった。

 午後から出かける予定が入っているため、12時前に家に帰り着く必要があった。チームでのロングライドに出かけると、家に帰り着くのはだいたい2時ごろになることが多い。

 そこで、今日は単独でロングライドに出かけることにした。行先は時坂峠に決めた。往復で80kmほどとそれほど距離がない。時坂峠の上り以外には本格的な上りはない。比較的体への負担が軽いコースである。

 いつものようにに玉川上水に沿って西へ向かい、国道16号を横切って睦橋通りに入った。睦橋通りから檜原村にかけてはローディーが多い。この爽やかな気候にさそわれて多くのローディーが走りに出ていたようで、結構な数のローディーを見かけた。

 「チームの皆は今頃どこを走っているんだろう・・・」そんなことを思った。単独走行も楽しいが、やはりチーム走行の方が楽しい。

 武蔵五日市駅に突きあたり、左折した。しばらく進んでいくと檜原村役場が見えてくる。そしてその先の信号を右折したら、あと少しで時坂峠である。

 前回このコースを単独で走っていた時「猫落車」に見舞われたのは、この信号を右折してすぐであった。思わず白い太った猫が道の脇を歩いていないか注意して見まわした。どうやらいないようであった。

 時坂峠の上り口についた。トイレ休憩を済ませ、サイコンのモードをタイマーにした。時坂峠は山伏峠の次によく来る峠である。なので、いつもタイムを計る。16分が基準である。それを下回ると、調子は今一つということになる。

 上り始めた。上り始めは斜度が厳しい。この峠は斜度が厳しいエリアと少し緩むエリアが交互にやってくる。平均斜度は山伏峠よりも厳しいが、距離は山伏峠よりも短い。

 前半は抑えめに上がろうとしたが、結構斜度の厳しいエリアがあり、それなりに脚を使った。斜度が緩むとギアを変え、厳しくなってくると元に戻した。

 鶯が鳴いていた。ほぼ完成形に近い鳴き方であった。恋の歌である。春のきらびやかさが峠道を満たしていた。その中を徐々に苦しくなる呼吸音を発しながら進んだ。

 後半に入ってくると、まるで腰までつかる泥沼を進んでいくように脚が重くなってくる。重いが緩めずに漕いだ。ようやくゴール地点が見えてきた。腰を上げてダンシングに切り替えた。力強くはないがスパートした。

 ゴール地点を通過してタイマーのボタンを押した。タイムは「15分08秒」・・・思いのほか良いタイムであった。

 峠の頂上で少し休んだ。空は青く、山々は濃い緑と淡い緑がまだら模様を作っていた。少々まったりとした時間を過ごしてから峠を下った。

 檜原村役場を通り過ぎて、とある信号の前で信号待ちのため停まった。すると「○○○さ〜ん・・・」と私の名前を呼ぶ声がした。驚いてその声のした方を見ると、セブンイレブンでコンビニ休憩をしているチームメイトの姿が・・・

 今日のチームライドの目的地も偶然同じ「時坂峠」であったのである。自転車をそちらへ持って行ってしばし談笑・・・

 時間に余裕があれば、一緒にもう一回タイムアタックしたいところであるが、そうもいかない。チームメイトと別れて、帰路に戻った。帰りは何故かしらガシガシ行きたくなる。峠を上り終えたので脚を使いすぎないようにする配慮もいらない。そして、なにより峠を上るとアドレナリンが盛大に分泌されるのか気分がハイになる。自然とイケイケに・・・

 睦橋通りは時折40kmを超えるスピードで走った。自宅には11時に着いた。シャワーを浴びてすっきりした。昼食を手早く済ませると車に乗った。午後の目的地はtackさんのお宅である。

2013/4/27

2599:寝顔  

 新宿で山手線に乗り換えた。ゴールデンウィークの初日、絶好の行楽日和である。人がたくさん出ていた。渋谷方面へ向かう電車の中は混んでいた。

 五反田で電車を降りた。前回は反対方向に出てしまい、道に迷ってしまった。今回はしっかりと確認して改札を出てから左方向へ向かった。そして、線路に沿って目黒駅方向に戻るような感じで歩く。5分ほど歩いて首都高に突き当たったところを右折した。

 目標のビルはすぐに見つかった。今日は日本ヨハンシュトラウス協会で行われるウィンナ・ワルツ講習会(初心者・初級者向け)の2回目である。ダンス講師の方が来て2時から講習が行われる予定であるが、今回はその30分前から、前回の復習のための特別講習も行われるということで、少し早めに会場に着いた。

 そして前回習った基本ステップを復習した。前回は全くの初めて、しかも道に迷って遅れたため、基本ステップをしっかりと習わなかった。「音楽に乗って軽やかにステップ・・・」といったレベルにほど遠い無様さに、気恥ずかしい思いをした。

 「これでは、道のりは遠すぎる・・・」と悟った私は事務所の側にあるダンススクールにすぐに入会した。そして、30分間の個人レッスンも既に2度体験した。その甲斐あって、前回よりは少しは順応できた。

 2時からはダンス講師の方が来られて、基本ステップ、手の組み方、姿勢や体のポジション、体の右サイドをまっすぐに保つ意識を持つことなど、基本的なことを再度教わった。

 参加人数は前回同様多かった。そのため、少々スペースが足らず過密気味。周りのペアとの空間の具合を確認しながら右回りや左回りのステップを繰り返し練習した。さらにスペースがない場合のステップも習った。

 1時間半の間、しっかりと講習を受けた。少しは様になりつつあるような気がした。結構な運動量である。汗をかき、脚も疲れた。

 サプライズゲストとして映画「Shall we ダンス?」でたま子先生役を演じた女優の草村礼子さんも飛び入りで参加された。今回この講習会を担当されるダンス講師の方のもとでレッスンを受けられているようであった。

 前回と違い、今回は暗澹たる思いで会場を後にすることはなかった。まだまだ慣れぬこと故スムースには行かない点が多いが、光明が少し見えた。講習会はあと2回ある。さらに毎週1回はダンススクールへ通い個人レッスンを受ける予定でいる。

 「どうにかなりそうかな・・・」そんなことを思いながら、春らしい陽光にまぶしく光る道を歩いて五反田駅へ向かった。山手線の電車に乗り、吊革につかまった。父親に連れられた5歳前後の女の子が椅子に座りながら眠りこけていた。その可愛いらしい寝顔を眺めていると、自然と頬が緩んだ。

2013/4/26

2598:現代版  

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 QUAD22は、コンパクトな形状のプリアンプ。QUADUはモノラル構成のパワーアンプ。両者はQUAD22から直出しされている専用のケーブルで接続される。電源コードはQUAD22のみから出ていて、QUADUにはその専用ケーブルで給電される。電源スイッチはQUAD22のみに設置されていて、QUAD22の電源をONにすると、同時にQUADUの電源もONとなる。

 合理的な構成である。1950年代にはこういう構成は珍しくなかったのであろう。しかし、プリアンプ単体、あるいはパワーアンプ単体として使用することはできない。

 このビンテージアンプが我が家に来てから何年になるのであろうか・・・確か5,6年といったところであろう。

 それぞれには独立したラックの棚板が与えられ、音楽を聴く時にはオレンジ色の灯りがほのかに灯り、部屋を暗くすると幻想的な景色を提供してくれる。

 昨年スピーカーをQUAD ESL989に換えた。確か、ESL989は1990年代後半の開発だったはず。QUAD22・QUADUは1950年代の開発である。少々時代的な乖離が生じている。

 TANNOY CHATSWORTHを使用していた時はほぼ時代的な整合性がとれていたのであるが、現在は40年以上のずれが・・・

 「ちょっとずれすぎかな・・・」

 そこで、最近気になっているのがQUAD22・QUADU現代版であるQUAD QC24とQUADUClassicである。

 見た目的にはオリジナルを彷彿とさせるデザインを採用している。しかし、少々気になるのが、その色である。

 オリジナルはグレーであるが、現代版はシャンパンゴールド。色合い的にはグレーの方が断然良いと個人的には思うのである。

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 現代版のペアは、とあるオーディオショップで中古で売りに出されている。「現代版だとどんな音がするのであろうか・・・ESL989との相性は当然良いだろうな・・・」そんなことを思いながら、インターネットの画面を見ていた。

 「でも色合いがちょっとな・・・もう少し渋ければな・・・」決心がつきかねている。 

2013/4/25

2597:黒Mito  

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 黒のMitoは、「寧々ちゃん」の愛車である。「寧々ちゃん」はこのブログ上にのみ存在する架空のキャラクターであり、残念ながら実在しない。

 なので、時折このブログ上では運転させてもらっているのであるが、実際には運転したことはない。2年前に事務所の営業車を買い替える際、Mitoのことが頭に浮かばなかったわけではないが、スタッフが乗って顧問先に伺う際に使用する「営業車」という性格上、その候補から外さざる得なかった。

 「Mitoは、何というかそういったキャラクターではけっしてない・・・」と思われたからである。実用性よりも趣味性。本命よりも愛人的なキャラクターである。

 結局、営業車としてはVW POLOを選択した。その選択は間違いではないと思ってはいるが、Mitoにも相変わらず魅力を感じる。

 昨日も街で見かけた。黒のMitoであった。運転していたのは、女性であった。年の頃は30代後半であろうか・・・思わず見入ってしまった。

 黒のMitoはセクシーである。2008年の発売であるので、相当な年数がすでに経過してしまっているが、その魅力はいまだに色あせない。

 ジャンルとしては「プレミアム・コンパクト」に属している。このジャンルの代表格で日本でも大成功を収めているのが、MINIである。こちらはイギリス的なクラシック感とモダンさを見事に融合、そのバリエーションもどんどん広がっている。

 さらにはAUDI A1やFIAT 500などもその分野に入り込んできている。強力なライバルが多い中にあってMitoのポジションは独特である。

 見る角度によってはゆるキャラ的な癒し効果もあるし、そのデザインモチーフの多くを生粋のスポーツカーである「C8 Competizione」から引き継いでいることからもスポーティーさがちりばめられてもいる。そしてそのラインがどことなく妖しく艶めかしい。色が黒になると、その妖しさがより引き出されるような気がする。

 経営危機に陥っているArfa Romeoを救うべく肝いりで投入されたGiuliettaよりも、私はMitoの方が好きである。

 2年前に購入したVW POLOは快調そのもので、当分の間買換えの予定はないが、いつかは乗ってみたい車は、やはMitoである。色はもちろん黒。

2013/4/24

2596:ゆるキャラ  

 QUAD ESL989の高さは130cmほどもある。そして横幅は70cmほど・・・その表面積はかなり大きい。コンデンサー型であるので厚みはない。重量も軽いが、前から見るとその表面積の大きさから、それなりの存在感がある。

 少し前からリスニングルームでは、二つのイージーチェアが縦に並べられていた。リスニングポイントが二つあり、それぞれで当然音の質感が変わる。

 スピーカーと耳との距離は、前後の椅子ではおそらく1メートル以上の差がある。スピーカとの距離が変わると、音の質感には結構な差があるものである。最初のうちは二つのリスニングポントを使い分けていたのであるが、最近は後方の椅子に座ることが多くなってきた。

 後ろの椅子に座ると、すぐ目の前には前の椅子の背中が見える。段々その背中が目障りになってきた。

 「これってなくてもいいかも・・・ないほうが視界もすっきりするし・・・」

 そう思って、前に置いてあったイージーチェアを部屋の脇へ移動した。

 後ろの椅子からだと、スピーカーまでの距離は7メートルほどであろうか・・・かなり離れている。このくらい離れると、コンサートホールの2階席の雰囲気が感じられる。

 スピーカーに近づいた方が、より詳細な音を識別できる。低音などもダイレクト感があるので、普通はここまで離れない。

 しかし、好みというか、こういった感じの音が聴きたいという個人的な嗜好性を優先すると、どんどんリスニングポイントは部屋の後方へ下がっていった。そして、とうとう部屋の後方の壁にまで達した。

 ESL989というスピーカーは、ある程度以上の広い部屋で、ある程度以上の距離を置いて聴くことを想定したスピーカーなのではないのであろうか・・・そんな気がした。

 そういう点では、高さがぐっと低くなり視覚的も穏やかな印象を与えるESL988の方が使いやすいのであろう。日本の住宅事情には断然ESL988の方が合致している。

 ESL989は、あるい程度以上の広さと距離を確保できると、ゆったりとした表情を見せてくれる。距離がとれないうちは「ふなっしー」的な落ち着きのなさを感じるが、離れると「にしこくん」的なほのぼの感が出てくるようである。

2013/4/23

2595:リバース・ターン  

 エレベーターの前に立ち、「↑」のボタンを押した。エレベーターの扉が開いて、中に入った。3階のボタンを押した。

 3階で降りて、ダンス教室の扉の前にたった。扉はガラス製になっていて中の様子が窺える。その扉を前にすると少々緊張した。歩みを止めて、中の様子を窺った。前回同様7名ほどの人々が踊っていた。

 扉を開けた。「ジェニファー」は、前回同様の優しい笑顔で迎えてくれた。「少し待っていてもらえますか・・・」私の前の生徒のレッスンがまだ終わっていないようであった。

 靴を脱ぎ、スリッパに履き替える。スーツの上着を脱いでハンガーに掛ける。無料で貸してくれるダンスシューズに履き替える。椅子に座ってフロアの様子を眺める。

 二人の女子中学生が、男性講師からレッスンを受けていた。かなりのキャリアがあるのか非常に上手に踊っていた。きっと小学生のころから習っているのであろう。競技にでも出るのであろうか・・・熱心にレッスンを受けていた。

 私よりも年配の男性が女性講師から個人レッスンを受けていた。こちらの男性もかなりの経験者のようであった。細かな注意点を講師とともに確認していた。

 「ジェニファー」は、年配の女性のレッスンを行っていた。60代であろうか・・・年齢は私よりもかなり上であるが、姿勢が良く、颯爽と踊っている。ダンスが大きな生きがいになっていることが、自然と滲み出ていた。

 10分ほど待ったであろうか、私のレッスンが始まった。このフロアーで全くの初心者は私一人である。少々恥ずかしいものである。他の生徒のしっかりした滑らかなステップとは全く違ったものしか生み出せないからである。

 前回の復習から始まった。「クローズド・チェンジ」と「ナチュラル・ターン」を再度確認。何度か繰り返し練習した。左手と右手のポジションについても再確認。

 そして「LOD」(LINE OF DANCE)についてと、ナチュラルターンの場合の体の向きなど、「ウィンナワルツ」を踊る際のライン取りについても基本的なことを教わった。

 そして、今日は左回りに回る「リバース・ターン」も習った。右回りの「ナチュラル・ターン」に比べかなり難しい。これも何度か練習する。なかなか上手くできない。

 この三つのステップが自然にできるようになれば、とりあえずウィンナワルツは踊れるようになるとのことである。しかし、自然にでき、状況に応じて使い分けられるようになるには、相当な時間が必要なようである。

 同じフロアで練習している中学生の二人は、ワルツではないもっと複雑なダンスを颯爽と踊っている。あそこまでたどり着くには、どれくらいの年数が必要なのであろうか・・・

2013/4/22

2594:強風  

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 走る時と自転車を漕ぐ時とでは使う脚の筋肉が違う、という話しを聞いた記憶がある。それと走っている時は、脚が地面に着く際の衝撃が結構体に伝わる。ロードバイクで長い距離を走れるからといって、走りも大丈夫というわけではない。

 しかし、共通項も多いはずである。強い心肺機能が必要で、脚の筋肉の持久力もないとすぐに疲れてしまう。長い距離を走っているうちに、「ランナーズハイ」と呼ばれる脳内麻薬が分泌される一種のトランス状態に陥ることがあることも共通である。

 ゴルフ場の中を走りながら、そんなことを思った。昨日の寒い雨と打って変わって、今日は快晴であった。しかし、絶好のコンディションではなかった。風である。強い風が吹いていた。ロードバイクの時も強い風は辛いものであるが、ゴルフの時はもっと辛い。身体的に辛いのではなく、スコアがまとまらないのである。

 特にアゲインストの時の強風は厄介である。距離が出ないうえ、ボールの曲がりが大きくなる。今日は強風との戦いとなったラウンドであった。場所は埼玉ロイヤルGC。今年4回目のゴルフである。

 OUTスタートの前半は3連続でダブルボギーという最悪の立ち上がり。この出だしのつまづきが最後まで尾を引いて「48」であった。

 風の影響を受けないためには、低いボールが必要なのであるが、そういった技術は持ち合わせていない。いつも通り打つと、ボールは高く上がり、風の影響をもろに受ける。なかなか方向が定まらなかった。

 昼食休憩後のINは、午前中の出だしと違い2連続パーの立ち上がり。「これはいけるかも・・・」そう思ってティーグランドに上がった13番ホール以降は、またまた3連続ダブルボギーを打ってしまった。これでリズムが崩れた。

 もう途中からランニングモードに・・・「これだけ走れば、体を鍛えたことになるであろう・・・」そんなことを思いながら強い風のなか芝の上を走った。芝の上を走るのは気持の良いものである。

 結局INも「46」とあまりぱっとしないスコアで終了した。「これで風がなければ、絶好のゴルフ日和なんだけどな・・・」強風でゴルフ場周辺の木々が大きく揺れ、互いにこすれ合うのか、きしみ音を発している様を恨めしそうに見ながら、ラウンドを終えた。 

2013/4/21

2593:ブルーエアー  

 オルフィさんはオーディオ機器のみならず、アクセサリー類に関しても猛烈な探究心を持って取り組まれている。その成果の一端を教えてもらうことも訪問時の楽しみの一つである。

 まずは、ケーブル。オルフィさんはオーディオ用のケーブルだけでなくより広く視野を広げ、様々なものを試されている。最近は宇宙工学の分野で使用されているケーブルまでその探求の領域は広がっている。

 試したのは「ゴア」というメーカーであった。60cmのケーブルである。クロック装置とDACとを接続した。すっと腰の落ちた穏やかな音に変化した。安定感・安心感のある音である。「さすが宇宙工学・・・」こっそり教えてもらった価格も宇宙工学的であった。

 続いては除電機。私はオーブ製の除電機をアナログ盤用に使っているが、残念ながら性能面では万全ではない。オルフィさんは業務用の除電機を導入されていた。これだと静電気がすっかりなくなる。

 業務用だけに価格も高いが、効果も高い。提示される音空間が広がり、静電気除去の効果は確かにあるようである。使い方はいたって簡単、スイッチをONして、CDを吹き出し口で数秒風に当てるだけである。

 面白かったのは空気清浄機。「ブルーエアー」というスウェーデン製の空気清浄機。これをONにすると、部屋の空気が北欧に・・・澄んでひやっとする。部屋の空気が変わると当然音も変化する。

 抜けが良くなる。「ブルーエアー」という名称から連想するような効果が得られる。「これ買おうかな・・・」思わず家に帰ってからインターネットで検索した。きっと空気清浄機としての性能も優れたものなのであろう。

 そして、締めはオルフィさんが3年前から鋭意開発中の仮想アース装置。これは完成した暁には我が家にも導入しようと思っているものである。これをオーディオ機器に接続すると、音がより自然に・・・化粧を落としてすっぴんに・・・という感じであろうか。よりリアリティー感が増すのである。

 大きさも比較的小型で、仕上げも美しい。ラック上にスペースがなければ、オーディ機器の下にボードのように敷くこともできる。完成が待ち遠しい。

 オーディオ用と謳っていなくても、「これって・・・オーディオ用に活用したならどうなんだろう?」という気持ちを常に持って、オルフィさんは実際に試してみるそうである。そんな試行錯誤の末に効果があったもののみが実際に使われる。実際に使われるものの背後には試されたけれど採用されなかった数多くのものが控えているのであろう。



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