2012/11/14

2435:創作蕎麦  

 ゴルフスクールを終え、ゴルフバッグにクラブをしまっていると、「寧々ちゃん」が近づいてきた。小声で「食事すませましたか?」と訊いてきた。

 「いえ、まだです・・・お子さん、今日は?」

 「バイトで遅くなるそうです・・・」
 
 「じゃあ、ちょっと寄りますか・・・どこがいいかな・・・この近くだと、『soba みのり』にしますか・・・車で10分ぐらいでしょう・・・あそこは駐車場が狭いから、私の車で行きましょう・・・」

 ゴルフバッグはそれぞれ自分の車に乗せてから、私の車で「soba みのり」に向かった。10分ほどで到着した。白いモダンな建物が間接照明に照らし出されていた。

 3台分ある駐車場はちょうど1台分空いていた。VW POLOを静かにその空間に収めた。店内には2組の客がテーブル席に座っていた。一番奥にあるテーブル席が空いていたので、そこに座った。

 店内は趣味の良いBGMがかかっていた。ここは創作蕎麦が結構ユニークである。イタリアンとの融合といった感じのメニューもあり、興味をそそられる。

 アルコールは飲めないので、ウーロン茶を頼んで、蕎麦の前に「牡蠣の天ぷら」と「松茸あんかけの蕎麦豆腐天」を頼んだ。

 牡蠣は広島産でぷりぷりしていてとてもクリーミーであった。蕎麦豆腐の天ぷらもしっとりとした食感で美味である。丁寧な仕事である。

 「ここは料理も空間も気持が良いですね・・・」「寧々ちゃん」は上機嫌のようであった。「この内装って漆喰かしら・・・」店内の様子を眺めながら言った。

 「漆喰かな・・・もしかしたら珪藻土かも・・・珪藻土は結構はやっているんですよね・・・湿度を調整してくれて、空気の清浄機能もあると聞いた気がします・・・」

 蕎麦は、定番メニュー以外に創作メニューがたくさんあり、何を頼もうか悩んでしまう。ここの創作蕎麦は、独りよがりにならず結構いける。

 メニューと暫しにらめっこした後、私は「ボロネーゼ風蕎麦」を頼んだ。これは、パスタの王道ボロネーゼのミートソースをお蕎麦に合うようにアレンジし、アーリオオーリオオイルの香りをつけたお蕎麦にたっぷりとのせたもの。クロスオーバーな世界が堪能できる。

 彼女は「くるみゴマのキノコ汁蕎麦」を頼んだ。くるみと胡麻とキノコを使った温かな汁につけて食べる蕎麦で、クリーミーに仕上げたくるみゴマのつけ汁が、秋の深まりを感じさせるような逸品。

 店内は別の時間が流れているかのような錯覚をもたらしてくれる。ここは定期的にライブ・コンサートも企画している。

 次回のライブは『三線ライブ』で、12月5日の午後7時開演、と小さなチラシがテーブル脇に置かれていた。一度ギター奏者のライブに来たことがある。食事もついてリーズナブルな値段設定であった。この空間は音響的にも良い条件がそろっているようで、豊かで美しい響きがこの空間を巡っていた。

 食べ終わる頃には時間は9時半になっていた。少し変わっているが、美味しい蕎麦も堪能した。彼女もいつもより饒舌であった。



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