2012/11/5

2426:生涯心拍数  

 一生涯の間に打つ心拍数は大体決まっているという説がある。その説によると、一般的な哺乳類が一生の間に打つ心拍数はだいたい15億拍ぐらいとされている。

 なので、平均心拍数の高い小動物の方が、大動物よりも寿命が短いのである。では人間の場合はどうなのであろうか。

 人間の場合は高度に脳が発達しているから他のほ乳類に比べ多くのエネルギーを必要としている。そのため他の哺乳類のエネルギー消費量よりも多くなり、生涯心拍数は24億拍程になるそうである。

 「24億拍か・・・私は既にどのくらいの回数の心拍数の累計を計上しているのであろうか・・・平均寿命からすると16億拍ぐらいかな・・・すると残りは8億拍か・・・」

 「その説が本当であれば、心拍数を高くすることは、寿命を短くしてしまうことになる。いらいらしたり、緊張したりすると心拍数が上がるからな・・・心の平安はやはり寿命に影響を及ぼすのか・・・」

 ロードバイクのペダルを漕ぎながら、とりとめのない考えが頭の中を廻った。何も考えていなようで、走っている間はいろんなことが自然発生的に頭の中をめぐる。

 「もしかして、こうしてロードバイクのクランクを回していると、安静にしている時よりは心拍数は当然高い。つまり寿命を削っているわけか・・・」

 「しかし、運動をして心臓が強化されると安静時の心拍数が下がると聞いた覚えもあるな、そうなると運動は功罪相伴うということか・・・」

 「そういえば、トップアスリートと呼ばれる人で長寿の人は少ないということも聞いた覚えがある・・・体に過激な負荷をかけるトレーニングを積んだ人間は長生きできないということか・・・」
 
 「ロードバイクもヒルクライムなどは体に害がありそうだ・・・心拍数も極限まで上がるし・・・平坦路をゆっくりとしたペースで坦々と走るだけなら、きっと寿命を伸ばす効果がありそうだ・・・」

 「じゃあ、今日は肌寒いし、遠くまで行ってしまうと帰り道は暗くなってしまう・・・今は5時を過ぎると暗くなるからな・・・雨が降ってくる可能性もあるし・・・」
 
 ということで、せっかく時間をやりくりして、どうにか午後2時にロードバイクにまたがることができたが、比較的短い距離を走ることにした。

 往復で60km程である。急な上りも少なく、足慣らし程度でしかなかった。

 「なんだか、走った気がしないな・・・」

 「まあ、明日はラウンドレッスンが控えているし、今日はこのへんにしておこう・・・生涯心拍数の無駄遣いは控えなければ・・・」

 そう思いながらロードバイクを自宅玄関わきのスタンドにかけた。少しロードバイクが揺れた。なんとなくORBEA ONIXも物足りなそうな表情であった。



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