2012/10/11

2401:左腕リード  

 「右腕がどうしても強いようですね・・・右腕で打ちにいってしまうとミスに繋がりやすくなります。左腕でリードする意識を常に持っておく必要があります。左腕一本での素振りを何回か繰り返してから、その感覚を保つような感じで打ってみてください・・・」

 鈴木プロのアドバイスを受けた。そこで、ドライバーを左腕のみで握り、3回素振りを繰り返した。それから右手をグリップに添えて、いつものようにアドレス、そして実際にボールを打った。その時は素振り時のリズムを保つことと、左腕でリードしてフィニッシュまで持っていくことを意識しながら行った。

 「そうですね、上手く左腕でリードできた時にはつかまりの良いボールが出ますね・・・右腕に打ちにいってしまうと、どうしても右肩が突っ込んでしまうのでアウトからクラブが降りてきます。これではスライスかチーピンになってしまう危険性が高いです。taoさんはテニスをやられていたからどうしても利き腕に頼ってしまうスイングになるのでしょう・・・」

 今晩は火曜日の振り替えでゴルフスクールに参加した。仕事の都合などで決められた火曜日にスクールに行けない時には、1クルー内で2回までは他の曜日に振り替えることができる。

 今週の火曜日は仕事の都合でスクールに参加出来なかった。そこで事前に木曜日に振り替えることを申し出ていたのであった。

 不安定なドライバーショットを鈴木プロに見てもらった。ナイスショットとミスショットの落差が激しく、肝心なところでミスが出てスコアを崩してしまうことが多かったからである。

 鈴木プロのアドバイスに従い、左腕リードを意識した練習を今日はみっちり行った。テニスは大学生の頃からやっている。そのテニスのフォアハンドの動きが体に染みついているようで、無意識にスイングすると明らかに右腕偏重のスイングになっているようである。

 ゴルフは左腕がハンドル右腕がエンジンと言われている。右腕偏重になるとパワーはあるがコントロールが効かないスイングになりがちである。そのコントロール機能を強化する必要があるようである。

 「右手は無意識でもパワーを供給してくれます。むしろそのパワーを制御しないと、パワー負けしてしまいます。体と腕との同調ができなくなってしまうんです。そこで、右腕はほとんど添えるだけぐらいの意識でスイングするとパワーが制御されて、体と腕が同調したスイングになります。今日は、からなず左腕一本での素振りを何回かしてから実際にボールを打つようにしてみてください・・・しばらくするとその感覚がつかめるようになります。」

 そこでは、左腕のみでの素振りを3回してから、両手でグリップして実際にボールを打つという練習を繰り返した。時間の経過とともに、捕まりの良いドローボールが出る確率が増えてきた。もちろんミスショットも出るが、良い感触で練習を終えることができた。

 「方向性の鍵は左腕か・・・」そんなことを思った。1時間半のスクールを終えると、左腕の肘が少々痛かった。右腕に頼り過ぎていて脆弱になっていたのであろう。今後は鍛える必要があるようである。 

2012/10/10

2400:POP  

 10月10日は、かつての「体育の日」である。10が二つ並ぶ様はどことなくポップな感覚が漂う。「体育の日」を卒業してしまった10月10日を「ポップの日」に衣替えしてみてはどうであろうか・・・

 さて、そんな今日であるが、何故かしら最近発売になったフォルクスワーゲンのUP!を2回も見かけた。色はいずれも白であった。

 最初に見かけたのは2ドアであり、2番めに見かけたのは4ドアであった。フォルクスワーゲンブランドで最もコンパクトなUP!の発売は10月1日。発売されてからまだ日が浅いので、納車された車ではなく2台ともディーラーの試乗車であったのかもしれない。

 デザインは好みが人それぞれで一概に良い悪いは言えないが、質実剛健なフォルクスワーゲンのラインナップのなかでもっともポップではじけている感があるのがUP!であろう。個人的には好感を持てるデザインである。

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 気になる価格は、エントリーグレードの2ドアが149万円である。 国産コンパクトカーと比べると、若干の割高感はあるものの、「結構頑張りましたね・・・」という感想を持てる価格設定である。

 UP!には30km/h以下で前方の障害物を検知して自動で緊急停止する「シティエマージェンシーブレーキ」が装備される。これは安全面で大きなアドバンテージを有する。このクラスではきっと初めてとなる装備のはずである。

 ラインナップは2ドア以外にも4ドアがあり、4ドアになると20万円も高価になり169万円となる。実用性を考えると4ドアの方が便利なのは間違いない。しかし、20万円の価格差は大きい・・・悩むところである。

 「ドア1枚10万円か・・・それだけの価値があるのであろうか。あるといえばあるような・・・」少々不思議な価格設定である。さらに4ドアには、レザーステアリング、パークディスタンスコントロール、クルーズコントロール、マルチファンクションインジケーター、アルミホイールなどの豪華装備がついたグレードが用意されている。こちらの豪華装備グレードの価格は183万円である。

 ノーマルグレードの4ドアモデルとの価格差は14万円・・・これは納得できる価格差であり、これなら豪華グレードを選びたくなる。

 フォルクスワーゲンのインテリアは、どのモデルも質実剛健で、凝ったデザインを採用することはあまりない。しかしUP!のインパネは、カジュアルなテイストを上手く取り入れている。

 豪華グレードではインパネがボディカラーと同色のペイント仕上げとなっていて、それだけでも、この豪華グレードを選択したくなるほど、一気にポップ度がアップしたインテリアとなる。

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 日本のコンパクトカー市場は超激戦マーケットである。そのなかに新たに投入されたUP!がどこまで健闘できるのかは未知数である。

 輸入車としては比較的思い切った2ドアモデルの価格設定が功を奏するのか・・・それとも売れ筋であるはずの4ドアモデルの微妙な価格設定が災いとなるのか・・・

 車を単なる移動手段として捉えるのではなく、そのデザインや質感に自分のこだわりを発揮したいという人にとっては、このUP!は魅力的に映るはずである。

 来年の2013年にはフォルクスワーゲンの主力車種であるGOLFがフルモデルチェンジされて日本に登場する予定である。フォルクスワーゲンは、日本国内でもますますアクセルを踏んで加速しそうである。

2012/10/9

2399:体育帽  

 私の事務所の傍には小学校がある。今朝、その近くを通りかかった時、赤や白の体育帽をかぶり、背中にリュックサックを背負った子供たちが2列になって、先生に引率されていた。小学校2,3年生であろうか・・・小さな体が秋の空気に優しく揺れていた。

 秋の遠足に出かけるのであろう。その表情は皆一様に明るくわくわくしているように見えた。リュックサックには、母親が丁寧に作った弁当が入っていて、さらに休憩時間に食べるお菓子も入っているはずである。

 子供たちの明るい隊列は、歩道を爽やかに彩っていた。小さな子どもたちを見るのは気持ちの良いものである。そこには生命の芽吹きが活き活きと漂っている。年齢を重ね、手持ちの時間がすり減ってきている私にとって、その隊列は「未来」や「希望」といったものを感じさせてくれる。

 その「命の隊列」は、とても眩しかった。今朝はとりわけそう感じられた。それはきっと、昨晩まったく思いがけない訃報に接したからであろう。

 SNSの複数の書き込みで知ったその事実はにわかには信じられなかった。ゴローさんのあまりにも急な訃報であったからである。

 従前より健康を害しているといった話題を聞いていれば、それなりの受け入れ方ができるのであろうが、そういった情報は全く私の耳には入ってきてはいなかった。

 今年の6月3日には、我が家に新たに導入されたQUAD989を聴きに来ていただいたばかりであり、その時の様子からは今回の訃報を連想させるような雰囲気は微塵さえも感じられなかったのである。

 その時はQUAD989の設置方法について幾つかのアドバイスを伺い、実際にゴローさんの手で設置場所等の検討もしていただいた。

 その後、QUAD989が不調となり、修理に出した旨の記事を書いた時には「ご愁傷様です・・・使っていないVictorのスピーカーがありますので、修理の期間よろしければお使いになりますか・・・」と暖かいメールもいただいたのである。

 ゴローさんのご自宅には3度お邪魔させていただいた。ご自宅にはゴトーユニットを使ったスピーカーとB&Wのスピーカーの2系統のシステムが立ち並んでいた。仕事部屋として使われていた別宅のサブシステムも一度聴かせていただいた。

 その音はいつも「灯台の灯り」を連想させるものであった。どのような天候にも揺らぐことはなく、すっくと立ち、その確かな灯りで静かに周囲を照らす。聴く者に強い刺激を与え扇動するようなところはなく、ただその在りかを凛として指し示す・・・そんな印象を受けた。

 そのサウンドは明るい暖色系のそれではなく、寒色系あるいは中間色で描かれる音楽の描写であり、確かな足取りを感じさせた。

 ゴローさんのともす「灯り」を頼りにされていた方も多いはずである。それはオーディオに対する姿勢に限らず、音楽に対する姿勢にも、大きな指針を与えてくれる「灯り」であった。

 臨死体験をした方の手記を読むと、肉体の死を契機に体を離れた魂は空中を浮遊し、動かない自分の肉体を見つめ、その周囲で悲しむ家族の姿を上から見るという。そしてその様子を見て「そんなに悲しまなくてもいいよ・・・」と思うようである。

 臨死体験者の手記に書かれていることが真実であるかどうかは確かめようがないのであるが、ゴローさんの魂も天国へ向かうひと時をゆったりと過ごされていて、悲しむ者の様子を眺めながら、「そんなに悲しまなくてもいいよ・・・」と思われているような気がする。

 赤と白の体育帽は仲良く並んで揺れていた。ふっくらとした形の体育帽は、子供たちの丸く愛らしい頭を優しく包んでいた。その様子を眺めていると、愛おしそうにプリアンプのボリュームを数本の指で優しく包み込むように握り、繊細な動作で慎重に音量を調整されていたゴローさんの姿が目に浮かんできた。

2012/10/8

2398:秋晴れ  

 昔、「体育の日」は10月10日であった。しかし今、「体育の日」は10月の第二月曜日である。三連休にするためである。それはそれで意味のあることなのかもしれないが、何かしら寂しい気もする。

 10月10日という10が二つ並ぶ稀有な祝日はそのまま残してほしかった気がするのは、10月10日が誕生日である人だけではないような気がする。

 その「体育の日」である今日は、素晴らし秋晴れであった。気温もちょうど良く、青い空がどこまでも透き通っていて、これは見ているだけでも気持が良い。

 普段運動不足がちな人でも、体を動かしたくなるような天気である。私は一足先に昨日ロードバイクで八ケ岳の麓を嫌というくらいに走ってきた。

 今日のこの晴天を眺めて思わず「昨日の天気がこうであれば・・・」と思わないでもなかった。もうそうだったとしたら、昨日のグランフォンド八ケ岳の最中に見ることができた景色はもっと素晴らしいものになったであろう。

 土曜日に宿泊したペンションには、同じくグランフォンド八ケ岳に参加する方が数名泊まられていた。そのなかのおひとりで、今回4回目となるグランフォンド八ケ岳に初回から全て参加されている方がいた。

 その方は、「最初に参加した時、その景色にやられました・・・とても素晴らしいものでした。それからは、その景色に再び会いたくて、毎年来ているんです・・」と話されていた。

 昨日は雲が多く、神々しいまでに神聖な感じがするであろう山々の景色は堪能できなかった。しかし、ところどころ印象に残る景色に出会えた。大自然の中においては、気持が穏やかになる景色に出会うことが多い。そんな景色にロードバイクが加わると、また独特の雰囲気が加わる。それは料理に一つまみのスパイスが加わるように、その景色の雰囲気を変えてくれる。

 コースの多くは山間をぬっていた。所々には畑や水田の広がるエリアを通ることもあった。傾斜地であるので、畑や水田は段々に整地されていることが多かった。水田には、刈り取られた稲が掛け干しされていた。

 そういった景色というものは、日本人のDNAに深く刻まれている景色なのか、強く心惹かれる。その里山を思わせるようなのどかな風景の中を、ロードバイクに乗った隊列が蟻の列のように一列に続いていた。その風景を目にした時、その場にいることがとても嬉しくなった。

 「来年もあの景色に出会いたい・・・そしてFINISH地点で味わったあの豚汁をもう一度味わいたいな・・・」秋晴れの空の青を眺めていると、そんな気持になってきた。

2012/10/7

2397:豚汁  

 5時に目を覚ました時、ペンションの屋根を叩く雨の音がしっかりと聞こえた。昨日の天気予報では雨は夜のうちに止むと言っていたが、早朝ではまだ降っていた。

 6時にグランフォンド八ケ岳のスタート地点である「清里の森」に着いた時には、雨はほとんど止んでいた。雨は止んだが、気温は低い。10度あるかないかである。

 厚手のウィンドブレーカーを着こんでいたが寒かった。7時より順次スタートしていく。スタートを待つ間、体は寒さのため小刻みに震えた。

 今日は八ケ岳の麓で行われる「グランフォンド八ケ岳」に参加した。グランフォンドは長い距離を走る。タイムや順位を競うものではなく、それぞれが自分のペースで走ってゆく。

 グランフォンド八ケ岳は、走る距離が117km。八ケ岳の麓の自然豊かなエリアで上ったり下ったりを繰り返す。ところどころに「エイド」と呼ばれる休憩所があり、そこでは参加者にいろんな食べ物がふるまわれる。

 そば、おにぎり、豚汁、リンゴ、グレープフルーツ、とうもろこしなどいろんなものがエイドごとに用意されていた。

 バイクルプラザR.T.からは私を含めて3名が参加した。この3名で隊列を組んで、進んだ。スタートしてしばらくは下り基調であった。気温が低い中での下りは体の熱を容赦なく奪っていく。フルフィンガータイプのグローブをしていたが、ブレーキレバーをつかむ指がかじかむほどであった。

 その後上りが入ってくるようになると、徐々に寒さは和らぎ汗ばむようになってきた。雨は止んだままであった。雲は暑く空を覆っていた。八ケ岳を含む周囲の山々はけむった空にかすかに見える程度であった。

 前半60kmまでは淡々と進んだ。高原の空気は爽やかで心地よいものであった。このまますんなりいくかと思ったが、後半はコースのシチュエーションが厳しくなった。

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 長い上りが続いた。90kmまでは大半が上りである。このエリアで結構脚を使った。メンバーの一人が常に先頭を引いてくれたおかげで、前半は比較的楽に走ってこれたが、上りが続くエリアを経過するとさすがに疲労は体に蓄積されていく。

 そして、ようやく下りが続くエリアに差し掛かった時、はじけたようにペースを上げた。下りも流すだけなら楽であるが、ぐいぐいとペースアップすると脚に負担がかかる。ギアをアウターに入れてガシガシ漕ぐと猛烈に加速していく。このスピード感は止みつきになる。

 最後のエイド地点で小休止した後、ゴールまで19km。既に100kmほど走ってきているので、体は疲労のためにずしっと重い。ここが最後の試練である。

 特にゴール前5kmほどは、上りが続く。ここへ差し掛かると参加者のほとんどが寡黙になる。言葉を発する余裕はすっかりと底をつき、苦悶の表情で黙々とペダルを漕ぐ。

 このエリアに差し掛かった時両足の太ももの裏側にピリピリとした電気が走るようになった。「攣るかもしれない・・・」少々不安になる。

 ぐっと踏み込むと攣るかもしれないのでトルクをかけることができない。軽いギアを選んで攣らない程度のトルクで漕ぎつづけた。

 「FINISH」とかかれた横断幕がようやく見えた。その横断幕へ続く道も上りである。両足が攣りそうなのでラストスパートというわけにはいかない。ここまでのペースと同じペースでゴールラインを超えた。

 117kmを走り終えた。アップダウンの激しいコースであった。体にも脚にも厳しいコースであった。FINISH地点では豚汁とおにぎりが参加者に配られた。その暖かい豚汁が妙に美味しかった・・・体と心に沁みわたるようであった。

2012/10/6

2396:通行止め  

 三連休の初日で、天気は少々下り坂ではあるがまずまず・・・ということは中央高速の下りは混んでいるはず。時間に多少余裕を持った方が良いであろうということで、朝の10時に家を出た。

 Mercedes-Benz E350の荷室にはORBEA ONIXを詰め込んである。普段であれば清里までは2時間半で着く。しかし渋滞を考慮すると1時間は余分にかかるはず。10時に出れば1時半には着くであろう。会場で受付を済ませ、ペンションに向かへば2時にはペンションの駐車場に車を停められる。

 それから、サイクルウェアに着替えて3時間ほどは爽やかな高原の空気を浴びながらロードバイクを走らせることもできるであろう・・・という「読み」であった。

 八王子インターまでは順調であった。しかし、インターを入るといきなりのろのろとなった・・・掲示板には「上野原まで渋滞20km」の表示が・・・

 「やっぱりね・・・」最初のうちはこれも計算のうち、と余裕であったが、様子がおかしい。掲示板の表示が先へ行くほどに悲観的なものに変わっていく。

 そしてとどめは「火災により上野原ICから大月ICまで通行止め」の表示である。「ありゃ、何だよ・・・自然渋滞だけでなく事故も重なったか・・・しかも通行止めとは・・・」すでに相模湖ICを過ぎていたので、高速を降りることもできない・・・

 結局、通行止めが解除されるのを待たざるをえなかった。清里の森の受付会場に到着したのは「読み」よりも2時間も遅い3時半であった。

 受付はすんなり終わり、PINARELLOをはじめとする幾つかのブースを覗いてから、ペンションに向かった。ペンションに着いたのが4時過ぎ。雲が空を厚く覆っていてあたりは少し薄暗かった。今からロードバイクに乗ってもいまひとつ気が入らない・・・

 そこで、ペンションの周囲を少し散策した。清里駅周辺のペンションはどこも満室であったので野辺山高原のペンションを予約した。

 国道141号線から2km程入った静かな所にペンションが4軒立ち並んである。天気が良ければ山々が見渡せたはずであるが、今日は生憎の曇りである。

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 明日は晴れるのであろか・・・スタートは7時からである。集合は6時。ということは5時には起床である。今日は早めに寝た方が良さそうである。

2012/10/5

2395:足慣らし  

 秋の虫の演奏会は夜が本番であるが、昼も演奏していた。リハーサルであろうか・・・夜の気合の入り方に比べ、昼間は多少散漫な印象を受ける。

 3名のロードバイクの隊列は、秋の虫の伴奏を所々で得ながら、順調に進んだ。5件の小さな温泉宿が立ち並ぶ岩蔵温泉郷を抜けて、ゴルフ場のそばの道を走る頃には、風景はすっかりと鄙びた風情に満たされていた。

 小沢峠に向かう前に、コンビニで小休止した。飲み物やエネルギー源となる食料を補給した。ロードバイクを始めてからコンビニに置いてある商品に詳しくなった。今回は「朝食バナナ」とスティック状のチーズケーキをチョイス。しっかりとエネルギー補給をした。

 ロードバイクはコンビニの建物の壁に立てかけた。小さなベンチが置いてあったので、そこに座って暫しの談笑タイム・・・

 「NさんのDOMOCLES、もうどのくらいになります・・・」

 Nさんの白いRIDLEY DOMOCLESを横目で見て訊いた。

 「もう3年ぐらいかな・・・本当はそろそろ新しいモデルに換えたくなっているんです・・・2013年モデルも出たし、今頃って結構物欲に悩まされんですよね・・・」

 Nさんは笑いながらそう答えた。

 ロードバイクのニューモデルは秋に一斉に発表になる。自分の贔屓のメーカーのものなどはインターネットなどでチェックしたくなる。

 「まあ、新しいモデルにしたからって速くなるわけではないですけど・・・でも、モチベーションが上がりますよね・・・」

 Nさんは、結構真剣モードのようであった。私は焚きつけるように言った。

 「HELIUM SLってかっこよくないですか・・・細身のシルエットで・・・しかも超軽量。白もありますし・・・渋いですよね。」

 「渋いとこついてきますね・・・良いですよね・・・HELIUM SL・・・お値段も良いけど・・・」

 「寧々ちゃん」はそんな二人の会話を少々呆れ気味に聞いているようであった。

 小休止の後、小沢峠へ向けて出発した。峠に達する道は延々と続く緩やかな上りである。今度はNさんが先頭をひいた。私は後ろに下がり、3名の隊列は上り続けた。

 「寧々ちゃん」のペースに合わせて上るのでゆっくりとしたペースである。しばらく行くと峠が見えてきた。斜度が峠道らしくなる区間はそれほど長くない。しかし、ここにたどり着くまでに緩やかではあるが長い上りを経過しているので「寧々ちゃん」は辛そうである。

 どうにかこうにか上り終わり、トンネルの入り口手前で休憩した。

 「がんばりましたね・・・」

 「寧々ちゃん」に声をかけた。

 「もういや・・・上りはうんざり・・・一気に体力を消耗しちゃった・・・」

 彼女はそう言ったが、表情は穏やかであった。

 峠の向こう側にはトンネルがぽっかりとその丸い口を開けていたが、その口の中には取り込まれることなく、踵を返した。

 上った後は下りである。秋風を全身に受けながら下っていった。帰りは休憩なしで瑞穂町の農協まで走った。ゆっくりとしたペースであったし、上りも穏やかなものであったので、それほどの疲れは感じなかった。

 週末のイベントに向けて、軽い足慣らしができた。それと「寧々ちゃん」もそれなりに走れることが分かった。次回は「山伏峠」まで連れ出そうかと思っている。

2012/10/4

2394:微風  

 今日は思っていたよりも暑くなった。サイクルウェアを身にまとい郊外の道を走り始めたのは、午後1時ごろであろうか・・・10分も走ると軽く汗ばんできた。

 青梅街道を西に向かった。片側一車線の道路はそれほど広くはない。車の通行量が多くなかったので走りづらくはなかったが、車道の端は轍のためにうねっていて気をつけないとハンドルをとられてしまう。

 待ち合わせ場所の瑞穂町の農協は我が家から30分ほど走ったところにある。待ち合わせ時間は1時半である。時間的にはそれほど飛ばす必要はない。

 武蔵村山市役所を左手に見ながら通り過ぎ、時折訪れる「満月うどん」の店の目印となっている「手打ちうどん」と書かれたのぼりを目で確かめた。そうするともうすぐである。

 待ち合わせ場所の農協の駐車場には2台のロードバイクが並んでいた。そして二人の人間も並んでいた。Nさんと「寧々ちゃん」である。

 今日のコースは、いつものようにNさんが決めてくれた。青梅街道から岩倉街道へ入り、さらに小曽木街道と成木街道を進み小沢峠を上って、戻ってくるというコースである。休憩時間も入れて3時間半から4時間ぐらいかかるであろうか・・・上りの嫌いな「寧々ちゃん」にとっては少々厳しいコースかもしれない。

 しかし、彼女もNさんと一緒に時折走っているようであるから、以前よりはきっとしっかり走れるであろう。このメンバーは走るのは3回目である。天気は良すぎるくらいである。もう少し雲が出てくれた方が楽である。

 待ち合わせ場所についた。軽く挨拶して、早速スタート。最初は私が先頭を引いた。

 「あんまり、飛ばさないで下さいよ・・・ゆっくり行きましょう・・・」

 「寧々ちゃん」はそう言って、牽制した。

 「分かってますよ・・・飛ばしませんって・・・」

 3名の隊列は、静かにスタートした。私、「寧々ちゃん」、Nさんの順である。

 サイクルコンピューターをチェックしながら走る。スピードは25kmほど・・・ゆっくりとしたペースでのんびり走る。

 青梅街道から岩倉街道へ入ると、少し道は広くなる。車の往来はさらに少なくなってくる。ほぼ平坦で、周囲は畑が広がっている。見晴らしが良く気持良く走れる。遮るものがないので風が出てくると大変であるが、今日は微風であった。

 しばらく行くと圏央道の青梅インターが見えてきた。この青梅インターを超える直前にはちょっとした上りがある。ここで少しペースを緩めた。軽いギアにチェンジして、後ろを振り返った。「寧々ちゃん」は、しっかりとついてきていた。

2012/10/3

2393:整体  

 今日はずっと切っていた暖房便座の電源を入れた。急に秋が深まった。最高気温がぐっと下がり、気をつけないと体調を崩しそうである。こういった季節の変わり目は溜まっていた体の疲れが表に出やすい。巷では風邪で体調を崩しているかたも多いようである。

 さらに昨日のテニスの疲れも加わって、今日は朝から体が重かった。昼食後、顧問先に向かって車を走らせていた時、重い睡魔が襲ってきた。信号待ちしているときなど、意識が遠のきそうになる。これは危ないと近くのコンビニによって眠気覚ましのガムを購入した。

 今週末には「グランフォンド八ケ岳」に参加する予定が入っている。前日受付であるので土曜日に出かけて一泊し、本番は日曜日である。タイムを競う大会ではないので、比較的穏やかな雰囲気だと思われる。しかし、コースは上り基調で、距離も長い。それなりに体に負担がかかるはずである。

 そこで、溜まった体の疲労を取り去り、さらに週末のロードバイクイベントに向けて体のバランスを整えるため、杉並区の「Pro・Fit」で整体を受けてきた。

 私は疲労がたまると背筋の張りが強くなる。そうなると猫背っぽくなってしまうようである。1時間半の施術後、背中の張りはすっかりと消えた。そうすると丸まっていた背中がすっと伸び、身長が高くなる。数センチは違うのでないであろうか・・・

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 整体ですっきりした後、チューバホーンさんのリスニングルームで少しの時間を過ごさせていただいた。ネットーワークの不調に悩まされたTANNOY LANCASTERもすっかりと復調し、ノイズが発生していた、サウンドパーツのパワーアンプも、整備が済んだ。

 そのサウンドパーツのパワーアンプはクワドラスパイアのボードに乗せられていた。またオーディオ機器が並ぶラックも全てクワドラスパイアのものに統一されていた。色は、メイプルのボードにシルバーのポールである。爽やかな色合いである。この色は、スウェーデンハウスの内装色にしっくりと合う。

 まずはモーツァルトのピアノ協奏曲を聴かせていただいた。ピアノは田部京子。最新録音のSACDである。音が出た瞬間、「風通しがいいというか、すっと音が抜けていく・・・空間も広く、音の粒子の微粒子感が秋風のように気持が良い・・・」という感想が漏れた。

 その後何枚かのCDを聴かせていただいた。いずれもこの最初の印象の音の質感である。ホール感がしっかりと出て、高域と低域のバランスが崩れることなく、すっと背すじが伸びている。決して猫背ではない。姿勢が実に自然で理にかなっている。

 機器の不調により一時体調を崩していたチューバホーン邸のオーディオであったが、すっかりその体調は戻ったようである。LANCASTERはオーディオラボ・オガワで、そして、パワーアンプはサウンドパーツで、しっかりとした「整体」の施術を受けたようである。施術後のバランスは実にニュートラルである。

2012/10/2

2392:平行陣  

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 テニスのダブルスの陣形は、雁行陣と平行陣とがある。雁行陣は一人がネットにつき、もう一人はベースライン付近に位置する。守りに強く、一般的な陣形である。

 一方平行陣は、二人ともネットについて相手にプレッシャーをかける陣形である。甘いボールが来るとボレーで決めることができるので攻撃的な陣形とされる。しかし、相手がネット際に落ちる鋭いショットや頭の上を超えるロブショットで応酬してくると、ポイントを奪われるリスクもある。

 ダブルスの楽しみの一つは、お互いどの陣形でどういうゲーム展開をするかということでもある。私はどちらかというと平行陣の方が好みである。

 サーブをしてそのままネットダッシュ。サービスリターンをボレーで返す。その後はストローク対ボレーの展開に持ち込む。

 上手くいく事ばかりではないが、ボレーでポイントが決まったりすると結構快感度は高い。しかし、この平行陣、結構疲れる。

 ネットにつくためには前後の動きが必要になる。サービスをして素早くネットにダッシュ、相手の返球が甘ければ、さらに前に出てボレーをし、相手がロブをあげた場合には、下がって対応しなければならない。この前後の動きは、横の動きよりも脚に負担がかかるのである。

 今日は東京税理士会テニス大会に参加した。場所は有明テニスの森公園。ここは私が大学生の頃に既にあったから、相当前からあるテニス場である。

 できた当時、周囲は倉庫ばかりであったが、今は大きなマンションが立ち並びすっかり様変わりした。今はやりの「ベイエリア」の一角にある。

 天気は曇り時々晴れ。気温もちょうどよく、爽やかな秋の一日であった。結局6試合をこなした。結果は3勝3敗。まあ、こんなものであろう。6試合をこなすと、体には結構な疲労感が・・・明日の筋肉痛が心配である。



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