2012/6/9

2277:シャラポワ  

 全仏オープンテニスの決勝、レンガ色のレッドクレーコートに立ったシャラポワは、精悍な黒いウェアに身を包んでいた。

 その身長は188cm。私よりも7cmも高い。足はすらっと長く、肩幅は水泳選手のように広くがっしりとしている。モデル体型というよりも、スーパーアスリート体型というべきか・・・間近で見たならば相当な威圧感があるはずである。

 従前は、球足が遅く、足が滑りやすいクレーコートを得意としていなかったシャラポワであるが、今大会はとても安定感がある。

 それはプレーだけでなく、精神面でも感じられる。感情の起伏が激しく、時に自滅気味に崩れることのあったシャラポワであるが、今大会においては、集中力を途切れさせることがほとんどない。

 エラーニとの決勝戦はまだ始まったばかりで、試合の趨勢は未だ分からないが、いままで実績からしてもシャラポワに分があることは確かなようである。

 テニスの4大大会でクレコートを採用しているのはこの全仏だけである。シャラポワは今大会で全仏を制覇すると、生涯で4大大会全てに優勝したことになる。

 4大大会でもっとも球足が速いのがウィンブルドンである。ウィンブルドンは芝のコートである。そのため、ビッグサーバーが有利と言われている。

 全豪と全米はハードコート。球足はクレーよりも早く、フットワークも安定する。フラット気味のハードヒッターが有利なサーフェスである。

 私も月に数回テニスをする。日本には芝のコートはほとんどないので、芝のコートでプレーしたことはない。

 ハードコートはフットワークが安定するのでプレーしやすいが、表面が硬いため、足が疲れる。クレーや人工芝に砂をまいたオムニコートは、球足が遅くストロークが続きやすい。表面が柔らかいので、足にも優しい。クレーはメンテナンスが大変なので、日本の場合、オムニコートが主流である。

 クレーコートやオムニコートは、オーディオで例えるならアナログであろうか・・・時折イレギュラーがあったりするが、長時間プレーしても、体に疲れが残りづらい。

 ハードコートはデジタルであろうか・・・イレギュラーすることもなく、足が滑ることがないので、フットワークが安定する。ハードにヒットするとボールは滑って伸びてくる。しかし、長時間プレーすると足腰に疲労が溜まる。

 我が家のリスニングルームでのアナログ:デジタル比率は、概ね7:3である。この比率はここ数年ほとんど変わっていない。私の耳には、どうしてもアナログの方が聴き心地が良いので、ついついレコードに手が伸びてしまうのである。 



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