2012/4/30

2237:Core邸 1  

 「どうであろうか・・・ほとんと違いはないように見えるが・・・若干スピーカーの間隔が広がったような気がする。それと、後ろの壁からの距離も少しばかり広がったような・・・」

 Coreさんのリスニングルームを一瞥して、前回訪問時のわずかに残っている記憶と比べてみたが、それほどの違いは感じなかった。

 Raidoh Acoustics Ayra C-2は相変わらず白いユニットが美しく、側板の木目も深遠である。このスピーカー、サランネットがないので取り扱いには細心の注意が必要である。聴かない時には分厚めの布をかけて、もしもの事故を防いでいらっしゃるとのこと。リビングルームがリスニングルームになっているので、その辺は気をつかうところである。

 子供はもう大きいので大丈夫であるが、小さい頃には結構大変だったはず・・・その辺のことを何気に伺うと、「子供が小さい頃は高額な機器は一切買いませんでした・・・子供が中学生になってからですよ・・・高い機器を買うようになったのは・・・それまでは、YAMAHAのプリメインアンプとレコードプレーヤーでした。PX-3という型番でリニアトラッキングアームの付いているレコードプレーヤーでした。YAMAHAのデザインはとても好きでした。アンプはCA-1000Vというモデルで、メーターが付いた秀逸なデザインで、とても長く使っていました。」との返事だった。

 「スピーカーもYAMAHAだったんですか?」と訊くと「いえ・・・taoさんはご存じないかもしれませんが、OTTOという三洋電機のオーディオブランドがあったんです。そのOTTOのSX-661というモデルを使っていました。10年ほど前からですかね、海外のものを買うようになったのは・・・」という返事であった。

 しかし、それにしても現行ラインナップはいずれも美しい機器ばかりである。ORACLE DELPHIXにはSME製の特製アームが取り付けてある。そのアームに装着されているのはZYXのカートリッジである。

 まずはNEUのセカンドアルバムがターンテーブルに乗った。A面である。最近Coreさんが入手したオリジナル盤とのことである。

 「いや〜懐かしいですね・・・中学3年生ぐらいですか・・・毎日のようにこのアルバムを聴いていました。」と思わわず漏らした。

 すると、「中学3年生でNEUのアルバムを毎日聴くって、それってかなり変ですよ。プログレ好きっていっても普通はKING CRIMSONやYESなんかですよ・・・中学生ぐらいなら・・・」とCoreさんは笑っていた。

 さらにCAN、PFM、GENTLE GIANTS、GONGのアルバムに次々に針が降ろされていった。「良いですね・・・どれも・・・オーディオのほうも、無駄や出っ張ったところがなくて、良い感じですね・・・とてもまとまっています・・・」と褒めると、Coreさんは「なんとなくこれで良いかなって感じです。あまり欲張ってもきりがないし・・・超高級というわけではないですけど、・・・」と微笑んだ。
 
 「十分高級ですよ・・・普通の人がこのオーディオ機器の値段を聞いたら、目を丸くしますよ・・・」そう受け答えをしながら、以前「寧々ちゃん」がCoreさんが相当な金額をオーディオにつぎ込んでいることを知って怒っていたことを思い出した。

 「寧々ちゃん」は家にいないようであった。なんとなくほっとした。Coreさんの家で彼女と顔を合わすのはなんとなく居心地の良くないものを感じると思っていたからである。

2012/4/29

2236:HARBETH  

 夜の7時半頃であった。ちょうどリスニングルームにいて、ベートーベンのピアノ協奏曲を聴いていた。第3番の第2楽章であった。ゆったりとしたテンポで静かにアルゲリッチのピアノの調べが流れているときに、揺れた。

 部屋の空気が不自然に歪むような感覚ののち、横揺れが感じられた。ラックの最上段に設置しているLP-12のターンテーブルとアームベースが、地震の揺れに合わせて、上下している。

 その揺れは長くは続かなかった。「震度は2か3か、といったところかな・・・」夕飯の用意をしていた妻が顔を出して、「揺れたね・・・もうすぐできるよ・・・」と言いにきた。

 リビングのテレビには、早速地震速報が流れていた。千葉県が震源地のようである。千葉県の一部の地域では震度5であったようである。東京は震度3と表示されていた。

 私は最近揺れている。と言っても震度は5ではなく、今回の地震のように2か3といった程度の揺れである。その揺れもしばらくすれば収まるはずである。

 我が家のスピーカーはTANNOYのCHATSWORTHである。TANNOY以外のメーカーで家に迎えてじっくりと聴いてみたいと前から思っていたメーカーが一つある。

 それはHARBETHである。残念ながらオーディオのOFF会でもHARBETHのスピーカーを聴いたことはない。ショップに行けば、展示されているが、ちゃんとセッティングを考慮して展示されているケースはほとんどない。

 その姿かたちは、如何にもイギリス的である。飾り気がなく、素朴で、伝統的な形式を今も守っている。アメリカ的な「コンピューターで解析しました・・・」というようなモダンな形ではなく、手作り感の温かみが残っている。

 その音は自然な風のような居心地の良さを感じさせるのでは・・・と勝手に想像しているのである。現行のラインナップのなかで最も大きなスピーカーは、SUPER HL-5である。ユニットは三つ。上から綺麗にトントントンとユニットが並んでいる。

 このHL-5が中古で売りに出ている。専用のスタンドも付いている。価格は27万円。「これ、欲しいな・・・」「これを買って、CHATSWORTHとときどき入れ替えして聴いてみたい・・・」「いや、いっそのこと2階でサブシステムの再構築を・・・」「いや、待てよサブシステムはまずいか、もうラックもないし・・・」などなど様々な思いが頭のなかを駆け巡っているのである。

 「HARBETHって名前が良いよな・・・ハーベス・・・」その音感は優しげで実り豊かなものを連想させる。確か創業者の奥さんの名前と何かを繋げた造語だと聞いた覚えがある。

 「売約済み」になるまでしばらくは想像の領域で楽しめそうである。「売約済み」になると、ちょっと残念な気分とほっとした気分を同時に味わうことになるのであろう。

2012/4/28

2235:初日  

 いよいよ、ゴールデンウィークに突入した。その初日は、快晴。これ以上ないと思われるようなお出かけ日和であった。

 気温はぐんぐん上がり、暖かいを通り越して熱いと感じる領域にまで達した。この快晴のもと、ゴルフに出かけて綺麗に色づき始めた芝を楽しむか、ロードバイクで遠くまで出かけて、暖かい風を全身に浴びるか、はたまた家族を車に乗せて行楽地にドライブに出かけ、日ごろの家族サービスの不足を補うか・・・そういったことをしたいところであった。

 しかし、残念ながら午前中に1件、午後にも1件と顧問先の会社を訪問する予定が入っていた。結局、晴れ渡った青い空を少々恨めしく仰ぎ見る一日となった。

 中小企業の経営は困難な状況に陥ってしまうことも多く、景気が低迷してなかなか浮上しない昨今においては、様々な相談が持ち込まれる。

 経営状況が難しくなった会社の経営者には、重い重圧が加わる。体調を崩す方も見かける。怖いのは体の不調だけでなく、精神的な不調の兆候である。

 今日お会いした社長は資金繰りに相当行き詰っている。資金繰りの苦労からか不眠症になっているとのこと・・・ちょっと目つきが朦朧としていた。

 「先日、東京駅の中を2時間ほど徘徊していたんです・・・でもその2時間の間の記憶が全くなく、ふと気づいたら駅のなかの本屋さんで、以前から取りたいと思っていた資格の本を眺めていました・・・」

 「これはかなりまいっているな・・・」そう感じた。穏やかな心情で日々の生活を過ごすことができるだけでも幸せだ・・・そんな当たり前のことを感じた。

 明日はゴールデンウィーク2日目である。日曜日なのでバイクルプラザR.T.のロングライドに参加したところであったが、親類との昼食会の予定が入っている。

 家族と近くに住む母親を連れて、出かける。明日も天気が良いようである。ロードバイクに乗りたくて体はうずうずしている。まあ、ゴールデンウィークは始まったばかり、予定が入ってない休日にはORBEA ONIXにまたがって単独でのロングライドに出かけることも可能であろう。

2012/4/27

2234:三回目  

 ブログ「AcousticCore」を運営されているCoreさんのシステムは、レコードプレーヤーがORACLE DELPHI MKX、カートリッジはZYX R-1000 AIRYV、プリアンプはOCTAVE HP300、(フォノイコライザーはプリアンプに内蔵のものを使われている)、パワーアンプはOCTAVE RE-290 MKU、そしてスピーカーがRAIDOH ACOUSTICSのAyra C-2である。

 私が最初にお邪魔したのは3年以上前になるであろうか。その時はレコードプレーヤーがAMAZON SYSTEM AMAZON 2であった。メルク社製の細いトーンアームが付属しているモデルで、ブラックアクリルが繊細な造形を見せていた。

 現在ご使用のDELPHI MKXは、2年ほど前、型落ちした直後に展示品処分で安く購入されたようである。スピーカーもAyra C-2の前はWillson BenescheのCURVEをお使いであった、と伺ったことがある。

 これらの使用機器及びかって使われていた機器を眺めてみると、共通する美意識のようなものが見えてくる。これらのオーディオ機器はFINITE ELEMENTEのラックに整然と収められていて、その美しさをさらに極めている。

 Coreさんは、オーディオマニアでもありディープなレコードマニアでもある。専門分野はプログレッシブ・ロック。6畳の部屋を2万枚近いレコードが占領していて、日々そのコレクションは増えこそすれ、減ることはないようである。

 Coreさんのお宅には2度ほどお伺いしたことがある。オーディオ機器はリビングに置かれていた。広さは15畳以上あったはずである。

 Coreさんからメールが来て、ゴールデンウィークの今月30日にお邪魔することとなった。「使用機器は変わっていないのですが、プレーヤーの微調整やスピーカー位置の修正により、今までより緻密な感じに鳴るようになりました。あと、taoさんがお好きなNEUのセカンドアルバムのレアなオリジナル盤も入手しましたので、楽しみにしていてください・・・」Coreさんのメールは屈託がない。

 単なるオーディオのOFF会ととらえるなら、楽しみな1日なのであるが、そこには微妙な要素がからんんでくる。Coreさんの奥さんは「寧々ちゃん」である。

 Coreさんのお宅で彼女と顔を合わせた場合、どんな顔をすればいいのであろうか・・・彼女との間にはこの3年間、あれやこれや様々なことがあった。今現在は一旦小休止的状態となっているが、どのような急展開が待っているのかは分からない。

 一般にオーディオのOFF会のときにその家の家族の方と接する機会はほとんどない。特にオーディオに興味を持っていない家族の場合、ちらっとあいさつだけというのが、普通である。そのように軽くやり過ごせばいいのであろうが、少々気が重いところである。

2012/4/26

2233:エアロバイク  

 自宅のそばにあるスポーツジムに着くと、すぐさまエアロバイクの方に向かう。エアロバイクにまたがって、負荷の程度を決める。負荷の程度は1〜25まで、ボタンで選択する。まずは10を選択して漕ぎ始める。それほど重い負荷ではないが、軽いというわけでもない。ケイデンスを80ぐらいで維持するとパワーは180ワットほどと表示される。

 これで10分ほど漕いでいると、うっすらと汗ばんでくる。この負荷で5kmほど漕ぐ。うっすらと滲みでてきた汗はポタリポタリと落ち始める。

 その後負荷の具合を17まで重くする。すると足にはぐっと重い反力がかかる。踏み込んでもペダルは軽快には回らない。ケイデンスは50までに落ちる。それを60まで近づけようとするが、その状態を維持することは難しい。パワー表示は220ワット前後。

 シッティングで1km、ダンシングで1kmといった具合に、シッティングとダンシングを交互に繰り出す。そうすることにより、一定の筋肉に負荷がかかり続けるのを避けるのである。

 汗はリズミカルの体を離れていく。負荷17で5km走ると相当消耗する。汗はもはや噴出するといった表現が適切な具合である。

 その後はクールダウン・・・負荷は一気に8まで下げる。クールダウンンは10分ほど。徐々に心拍数は下がってくる。エアロバイクを降りると、4種類の筋トレマシーンで筋トレを行って、ジムでの1時間は終了する。

 ジムに通えるのは週に1回か2回程度、仕事があるのでそれほど頻繁に通えるわけではない。しかし、その程度の頻度でも、それなりには効果があるようである。

 チームでのロングライドにおいても、スタミナ切れはほとんどなくなったし、ほんの若干ではあるがヒルクライム時のスピードも上がった。

 今後も時間をどうにか作って最低週に2回は通いたいと思っている。ジムにくる方は様々である。メタボ解消を目的に黙々とルームランナーの上を歩いている人、マラソン大会に出るのであろうか、相当なスピードでルームランナー上を走っている人、筋トレマニアなのであろう、相当な負荷のかかる筋トレを歯を食いしばって行っている人など、いろんな人がいる。

 そんななか、私もある意味変わった存在であるはずである。エアロバイクはどちらかというとメタボ解消の道具である。軽めの負荷で長時間行うのが本来の姿・・・そのエアロバイクで汗を滴らせながら、ダンシングで重いペダルを漕いでいるのであるから、傍から見れば「あの人ちょっと変・・・」ということになるのであろう。

2012/4/25

2232:50回  

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 平成9年より開始した事務所主催のゴルフコンペも15年を経過し、50回目を迎えた。そんな記念のコンペは、フォレスト鳴沢ゴルフ&カントリークラブで行われた。ここは昔は富士河口湖カントリークラブという名称であった。運営会社が変わったようである。

 河口湖インターを降りて車で15分ほどで着く。このコースは結構難コースである。距離がそれなりにある。フェアウェイは広いとはいえない。OBゾーンが近い。ファウェイがうねっていて平らなところが少ない。グリーンが難しく、芝目がきつい。などなど、楽にはゴルフはできないコースである。

 天気はほぼ快晴。風は時折吹いたが、それほど強いものではなかった。雄大な雪をいただいた富士山が時折目にはいってくる。

 19名の参加があったので5組のコンペとなった。私はその3組目である。INコースのスタート。10番から出て、11番、12番、13番まではボギーペースで回った。

 「45前後で回れるかな・・・」そんな穏やかな出だしであった。しかし、このコースは落とし穴が大きな口を空けて待っている。穏やかな時間は長くは続かなかった。続く14番、15番ティーショットがいずれもOB。それ以降ガタガタとスコアは崩れてしまった。

 結局午前中は「51」と大叩き・・・午後に挽回しないと100叩きの刑にあうことに・・・90切りの可能性はなくなった。どうにか100を叩かずに済ませたい・・・と目標は大きく下方修正された。

 午後は少し気を引き締めなおしたのが良かったのか、ずっとボギーペースであった。8番ホールを終わって8オーバー、最終9番ホールの距離のあるショートホールをボギーで上がれば「45」である。

 距離は190ヤード。アゲインストの風が吹いていた。ユーティリティーで打ったボールはピンに向かって軽くフェードしていった。「乗るか・・・」と思ったが、アゲインストの風が強く、グリーン手前で失速、ガードバンカーにつかまった。バンカーからは出すだけ、アプローチで1.5mまで寄せたが、ボギーパットは入らずダボにしてしまった。午前中よりは良いが「45」にはとどかず「46」で終わった。

 どうにか100は叩かずに済んだのでよしとするべきか・・・いやいや、そんなことでは向上心がなさすぎる。もうワンランク上のスコアを目指し、精進すべきであろう。

2012/4/24

2231:物欲  

 「クラブの軌道をイメージしてください・・・そのイメージどおりに素振りを何度かします。クラブヘッドの軌道がイメージどおりの軌道をなぞるようにします。そのうえで、実際にボールを打ちます。イメージ通りの軌道をクラブヘッドが通れば、ナイスショットになるはずです。」

 鈴木プロのしっかりとした声が響いた。飛球線をイメージして、そのラインのインからクラブヘッドが入ってきて、アウトに抜けていく軌道をイメージして素振りを軽く何度かしてから、そのイメージか消えないうちに、実際にボールを打つ。

 今日のゴルフスクールの課題は、スウィングの軌道イメージをしっかりと描くことである。前回はテイクバックであった。今後は毎回チェックポイントを決めて、練習するようである。

 昨日の冬を思わせる冷たい雨とは打って変わって、今日は気温がぐんと上がった。昼間には25度ほどの気温があったようである。夜になっても、気温は高かった。

 ドライバーショットを中心に1時間半練習をすると汗ばんだ。今日のテーマ、クラブ軌道のしっかりとしたイメージを描いて打つ・・・ということは、ある意味基本的なことであるが、忘れがちでもある。

 ついつい、もっと具体的なこと、手や腕の使い方などに気がいってしまい、かえってそのことがスウィング全体のスムースさを失わせてしまうことがあった。

 最近、テイラーメイドのヘッドが白いドライバーが人気と聞く。白いヘッドは、軌道が目に残りやすい。そこが人気の秘密であろうか・・・

 今日、スクールを終えて「テイラーメイドのR11、欲しいな・・・」と思わずそう思ってしまった。ドライバーはここ3年ほど変わっていない。従前は毎年のようにドライバーを換えたものであるが、ずいぶん物持ちが良くなった。

 それは、オーディオ機器も同じである。1階のシステムはここ数年構成が変わっていない。従来2階で展開していたサブシステムは解散となり、寝室の空間にはぽっかりと空間が空いた。ストックとして納戸にしまわれていたスピーカーやアンプも順次放出し、先日は空っぽになって残っていたラックもわが家を出た。

 この変化は年齢によるものであろうか・・・物欲は性欲同様年齢とともに減退していくものなのであろうか・・・しかし、それも少しさびしいような気がする・・・適度な物欲は堅持すべきであろうか・・・

2012/4/23

2230:坦々麺 杉山  

 チームのロングライドで青梅方面に向かう時、旧青梅街道から岩蔵街道に入り、圏央道の青梅インターを過ぎてしばらく行った「今井馬場崎」の交差点を左折する。

 その道を少し行った左側にあるセブンイレブンでコンビニ休憩をするのが常である。先日、そこで休憩している時、メンバーのひとりから、そのセブンイレブンのすぐそばにある坦々麺の専門店が美味しいと教わった。

 指差された方を見ると、店の前には数名の方が行列を作っていた。土日は行列必至のようである。「坦々麺専門店か・・・そう言われてみると坦々麺専門店ってはじめてかも・・・近いうちに機会があったら行ってみよう・・・」そう思った。

 今日の午後は、圏央道の青梅インターのそばにある会社を訪問する予定が入っていた。「あの店のそばだな・・・ここは行くしかない・・・」と意を決して、少し早めに事務所を出た。そして車をその坦々麺専門店に向かわせた。

 店の名前は「坦々麺 杉山」・・・シンプルというか意図がストレートに伝わるネーミングである。店の駐車場は2か所に分かれてあるが数台分しかなく、すでに満車状態であった。仕方なく、近くのロードサイド店の駐車場を無断でお借りした。

 店に入るとほぼ満席状態であった。カウンターが空いていたのでそちらに座った。メニューには坦々麺しかない。夏季限定の冷し坦々麺はテープでふさがれていた。値段は880円。ランチタイムであったので小ライスがサービスでついた。さらに食べ終わった頃に杏仁豆腐とジャスミンティーが出た。

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 さて、その坦々麺であるが香ばしく焼かれた海老が良い感じで乗っている。もちろんだしにも海老が使われているのであろう。

 スープは坦々麺らしい鮮やかな赤い色合いを見せ、見るからに旨み成分がたっぷりと詰まっていそうである。麺は細めで、スープがしっかりと絡む。

 一口食べてみて、「これは人気が出るのも当然だな・・・ここの坦々麺を食べつけてしまうと、普通の店の坦々麺は食べられなくなりそうだ・・・」そう思わせるものがあった。

 具材や薬味もしっかりと吟味されていて、すきがない。麺を食べ終わった後は、残ったスープに小ライスを加え、雑炊に・・・これがまたいける。雑炊を食べ終えるとはちきれんばかりに満腹になる。

 さらにデザートでお口直し・・・至れり尽くせり感満載の坦々麺である。常連さんはほとんどの方が「麺、固め・・・」と注文していた。次回来た時には「麺、固めで・・・」と頼むことにしよう。

2012/4/22

2229:更新  

 朝の6時半に目覚めた。カーテンを開けて空を見上げた。灰色の雲が空を埋め尽くしていた。その灰色の色合いは明るめで、今すぐ降りだすような色合いではない。

 テレビをつけて、天気予報を確認した。午前中はもちそうである。予報では夕方から降りだすとのこと・・・「じゃあ、もつかな・・・ロングライドに参加したら家に戻ってくるのは2時過ぎ・・・ギリギリ大丈夫であろうか・・・」そんなことを思いながら、もう一度窓を開けて空を見た。

 「しかしなあ、昼過ぎには降ってきそうな感じだな・・・」雨はロードバイクにとって大敵である。私も一度痛い目にあったことがある。

 COLNAGO CLXに乗っていた時のことである。まだ、長い距離は走っておらず、多摩湖の周遊道路を週に1回2周ほど回っていた。とある日、おなじように多摩湖の周遊道路を走っていた。前日降った雨のため路面は濡れていた。右カーブをそれほど減速することなく通り過ぎようとした時、タイヤはグリップを失った。ロードバイクは横滑りするように転倒した。体の右サイドを嫌というほど路面に叩きつけた。それ以来濡れた路面は恐怖の的である。

 「今日は帰り道で降られそうな気がするな・・・それに気になることがもう一つあるし・・・今日は止めておくかなあ・・・」そんなことを考えながらトーストした食パンを食した。気になることは、運転免許の更新である。今月いっぱいで運転免許の有効期間が終わる。それまでに更新手続きしなければならない。

 「まだいいか・・・」と先延ばししてきたが、もう日数があまりない。「今日行かないと、行ける日がないかもしれない・・・」少々不安であった。

 残念ながら3年間無事故・無違反というわけにはいかなかったので、更新手続きは府中の試験場まで行く必要がある。1時間の講習を受けての更新となる。半日とられてしまうので、平日は難しい。土曜日は試験場がやっていない。

 「やはり、今日しかないか・・・雲行きも怪しいし、今日のロングライドはパスしよう・・・」と結論を出した。府中試験場の受付開始は8時半からである。7時半に家を出た。試験場には8時20分ほどに着いた。

 駐車場は満車であったので、近くのコインパーキングに車を停めて、府中試験場に入るとすでに長蛇の列ができていた。日曜日は3,000人以上の人がこの試験場を訪れるようである。

 午前中いっぱいかかって免許の更新を終えた。家への帰り道、少しだけ雨が降ってきた。車のワイパーのスイッチを入れた。

 穴のあいた古い免許証と今日新たに手に入れた免許証を見比べてみた。3年前の自分の顔写真と、今日とった自分の顔写真・・・明らかに今日とった写真の方が頬のあたりがすっきりとしている。ロードバイクでのロングライドは、その効果のほどを明らかな形で見せてくれていた。

2012/4/21

2228:ラック  

 LUXMAN D-08は、とても大きな躯体を有していた。横幅は標準的な長さであるが、高さが結構あり、さらにその奥行きは、雄大である。パワーアンプ並みのしっかりとした体躯はたくましさにあふれている。

 色合いは白い。シルバーを基調としてホワイトをかぶせた色合いである。その色合いのおかげで、大きな体のわりに威圧感はない。そのすっきりとしたデザインもその押出しを柔らかなものにしてくれているようである。

 LUXMANのCDプレーヤーを聴くのは初めてかもしれない。あまり、オーディオマニアのお宅で見かけることはない。「ラックストーン」と呼ばれる、つややかで、柔和な音のいでたちは今も健在なのであろうか・・・

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 今日はチューバホーンさんのお宅を訪問した。目的は二つあった。一つは新たに導入されたLUXMAN D-08の音を確かめること。そしてもう一つは、わが家のクワドラスパイアのラックをチューバホーンさんにお譲りし、ラックの変更が音にどのような影響を与えるかを検証することである。

 まずは従前のラックのままLUXMAN D-08の音を聴いた。チューバホーンさんがお使いのテーブル型のラックはリラクサが埋め込まれた特注製である。天板はフィンランドバーチの積層板が使われとても豪華な内容である。しかし、D-08はリラクサが支え切れる重量を超えているので、リラクサのフローティングは機能していない。

 その音は、粒子が細かく、音の表面はさらっとして柔らかい。よく聴くと細かな音までしっかりと表出しているが、表面がさらっとっした手触りであるので、きつい感じが皆無である。その音の網目はとても細かく、目が緻密にそして均一に詰まっている。丁寧に作りこまれた絹ごし豆腐の感触である。

 「これがラックストーンか・・・」その均一感と繊細感にあふれた音のベールを顔に受けながら、そんなことを思った。はったり感ややくざな感じは皆無である。

 ブラームス、マーラー、ボサノバ、ビバルディ、バッハ・・・次々にCDをとり換えていく。その音の質感は均一である。足並みは揃っている。同じテンポで、同じ歩幅で音楽が流れる。

 ひととおり、聴かせていただいて、ラック交換の作業に入った。20分ほどの作業時間で、256mmのポールを使ったクワドラスパイアの2段ラックが三つ、綺麗に並んだ。(一つはもともと使われていたものである。)

 3人掛けのソファとしっかりと対応するかのように三つのラックは整然としたいでたちを見せ、すっきりと爽やかな空気をこの12畳の部屋にもたらしてくれた。

 ラック交換を済ませたうえで、先ほど聴いたCDを順次かけていった。「こんなに、変わるんですか・・・」二人ともほぼ同時に声をあげた。

 まずは空間が広く感じられる。音の感触がより軽やかで伸びやかである。足取りが軽い・・・軽いというか弾んでいる。音の網目は機械織りのような均一感ではなく、手織りのような不揃い感が入ってくる。それが良い感じの味わいをもたらす。

 曲に応じて、その音楽の足並みは様々に変化し、ラテン的な鷹揚なノリが加わる。聴いている者の体の揺れは大きくなり、分析的な音の聴き方が如何につまらないものであるか・・・意味のないものであるかを、笑顔で教えてくれる。

 改めてラックの持つ重要性というものに気付く機会を得た。これはある意味オーディオ機器よりも大きな支配力を音に対して持つのでは・・・そんな気さえしてくる。音楽を聴く姿勢を決めるうえで、ラックはとても重要な地位を占めているようである。



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