2012/3/20

2196:メープルリーフ  

 私は「Chatsworth同盟会」の7番目のメンバーである。しかし、現在のメンバー数は6名である。昨年諏訪会長が癌に倒れたからである。

 諏訪会長が亡くなる半年ほど前に、私が諏訪会長から託されたChatsworthは、当初我が家の2階で活躍していた。しかし、サブシステム閉鎖に伴い、そのChatsworthは残念ながら納戸の住人となってしまった。

 諏訪会長も草葉の陰から嘆かれていたことであろう。そこで、私は決心したのである。新たな「Chatsworth同盟会」の会員獲得に動くことに・・・

 そして、本日めでたく入会式が行われた。場所はseibo邸である。そうである、新たな「Chatsworth同盟会」の会員になられたのは、seiboさんであった。

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 seibo邸では、従来からAMPEXのスピーカーが活躍していた。これはChatsworthよりもやや小型の2ウェイのスピーカーである。このスピーカーをAudio Professor Inc.の真空管パワーアンプと、特製の乾電池式デジタルプリアンプで駆動されていた。

 まずは、そのAMPEXのスピーカーの音を確認した。溌剌とした音である。クラシックの弦はもう少ししっとり感が欲しいが、ジャズなどは軽々とスウィングする。「やっぱりアメリカのスピーカーだな・・・ジャズがぴったり・・・」そんな印象を持った。

 しばらくAMPEXのスピーカーを聴いてから、TANNOY Chatsworthに切り替えた。スピーカーと床の間にはカーボンブロックを挟んだ。仰角を付けるため、後ろのブロックは袴部を外して設置した。設置ポイントはAMPEXが置かれていた場所とほぼ同じである。

 そして、先ほどAMPEXで聴いた何枚かのCDを聴いたのであるが「ずいぶんと変わりますね・・・」と、私もseiboさんも少々驚き顔であった。

 深みというか、しっとりとした音のなめらかさが先ほどとは別次元である。楽器の位置関係もしっかりとし、低域の自然な沈み込みも心地よい。

 「さすがにTANNOY・・・AMPEXには申し訳ないが、格が違いすぎる・・・」心の中で思わずそう呟いてしまった。

 Audio Professor Inc.の真空管アンプとの相性も良いようである。そして、おおむねこの辺という感じでこの部屋のスィートスポットに置いたChatsworthであるが、その持ち味の旨み成分をしっかりと音に乗せてくる。部屋との相性も良い証拠であろう。

 その音を聴いて「良かった・・・片道3時間の道のりであったが、Chatsworthを持ってきた甲斐があった。」とほっとした。

 そして、私は「Chatsworth同盟会」の会員証をseiboさんに渡した。VLZでもなく、LANCASTERでもない、Chatsworthだけに秘められた甘みを愛する会のシンボルマークは、「メープルリーフ」である。

 メープルリーフを会のシンボルマークしたのは諏訪さんである。どういう意図があったのか・・・今となっては分からないが、美しい形である。



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