2012/3/11

2187:そば三昧  

 「あの日」から1年が経った今日、午前11時に保谷駅の南口に4人の中年男性が寄り集まった。Naruさん、tackさん、チューバホーンさん、そして私の4名であった。

 これから、Naruさんご推薦の、お蕎麦屋さんに行こうという計画である。そのお蕎麦屋さんは保谷駅から徒歩で10分ほどの距離にあるとのこと。駅からそうは遠くないのであるが、所在場所が全くの住宅地の中にあり、まさに「知る人ぞ知る」的なお店のようである。

 確かに、そのお店は土地勘のある人ではないとなかなかたどり着けないようなきわめて分かりづらいところにあった。保谷駅は少し歩くと、商店街は早々に途切れてしまい、完全なる住宅街になる。そのなかを分け入るような感じで進んだ。

 妙に広々としている幼稚園の脇を通って行くと、忽然とその店は現れた。外観はさりげない。しかし、そのさりげなさの中にも、何かしら芯の通ったセンスの良さを感じさせるたたずまいである。

 店の名前は「そばきり すずき」。店に入る際、入り口の脇には「本日は、予約で蕎麦は売り切れました」との表示を見た。開店時に既にこれである。予約必至の店のようである。

 店の内装は、とても落ち着いた質感で、隅々まで神経が生き届いた配慮がなされている。生け花一つとっても、その繊細優美な感性は、「研ぎ澄まされた」という形容詞を使いたくなるくらい、ハイレベルなものを感じさせてくれる。

 「そば三昧」という蕎麦会席を食したのであるが、客の食の進み具合に合わせてゆっくりとした絶妙のタイミングで出てくる料理の品々はどれも素晴らしく、作り手の魂がこもった温かみを感じさせてくれるものばかりであった。

 ビールをグラスで2杯、そば焼酎をロックで2杯・・・アルコールに弱い私としては、結構な量を飲んだ。それは、ここの料理の素晴らしさに心がほだされかつ満たされた結果であろう。

 他の3人は、ビールの後は日本酒に切り替えた。みな一様に料理のおいしさに舌鼓を打ち、お酒の量もすいすいと進んだ。

 そして、いよいよそばの登場である。そのそばがまた、素晴らしい。「感動」という表現を使わざる得ないような素晴らしさであった。そばも付け汁も、薬味の辛味大根も・・・まさに非の打ちどころない完成度の高さである。

 そして、その値段を聞いて、驚いた。信じられないくらい安いのである。その倍の値付けでも喜んで払うと思えるくらいに安い。

 我が家からなら、車を飛ばせば1時間以内には着くはず。これはリピーターになること必至のお蕎麦屋さんである。惜しむらくは、「寧々ちゃん」を連れていきたいのであるが、先日「二人きりで会うのは今後は控えましょう・・・」という話をしてしまったことである。彼女もきっと感動するはずである。

 「そば三昧」でお腹と心を満たした後は、Naruさんのリスニングルームへ・・・その様子は明日にでも・・・ 

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