2012/2/10

2157:ABBEY ROAD  

 「やっぱり、器が違うな・・・器がでかい・・・制御しきれないほどである・・・」昨日入手したBEATLESの「ABBEY ROAD」のオリジナル盤を聴きながら、思わずそう感じた。

 「ABBEY ROAD」のA面1曲目は「COME TOGETHER」・・・ベースが地を這うようにリズムを刻む。そのうねるようなベースラインの迫力がすごい。

 我が友、CHATSWORTH君はいささか目を白黒させているようにも見える。この小さく軽い木製のスピーカーには少々荷が重いかとも思えるほどに強烈な音のエネルギー感である。

 オリジナル盤と一口に言っても幾つかのレベルがあるようで、これはかなり程度の良いものとのことである。それを見分けるには幾つかのチェック項目があるとのこと・・・レコードコレクターの世界もオーディオ同様、奥が深いようである。

 残念ながら、その方面の知識に疎い私はレーベルやジャケットを見ても、その見分けはつかないのであるが、音を聴いてみると、なぜレコードコレクターの方が血眼になってレコードを見つめているかが、よく分かる。

 「角と山崎くらいの違いはあるな・・・同じ山崎でも10年もの、12年もの、18年ものと区分があるように、オリジナル盤でもきっとその味わいには差が出るのであろう・・・」

 そんなことを思いながら聴き進んでいく。「SOMETHING」「MAXWELL'S SILVER HAMMER」「OH!DARLING」と針は次々に素晴らしい名曲をトレースしていく。

 「ABBEY ROAD」はBEATLESの最後のアルバムである。発売時期は「LET IT BE」のほうが後であるが、録音は「ABBEY ROAD」が最後である。

 その気迫というか、込められたエネルギーの充溢は真にすばらしいものがある。特にB面「BECAUSE」以降のメドレーのようにつながり「THE END」でフィナーレを迎える9曲は奇跡的な完成度である。

 このアルバムを初めて聴いたのは中学1年生の頃。友人の家であった。その友人の家は裕福であり、中学生の分際でコンポーネント・オーディオを持っていた。我が家の四つ足の一体型の古ぼけたものとは違い、レコードプレーヤとプリメインアンプ、そしてスピーカーが別々のものであった。

 「いいな〜このアルバム・・・特にB面・・・」そう思いつつ同時に「このコンポーネント・オーディオ、かっこいいな・・・俺も欲しい・・・いつの日か・・・」とも思った。そんな思いが心の奥底にひっそりと仕舞われていたのであろうか、今私の目の前には確かにコンポーネント・オーディオが存在する。



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