2012/2/4

2151:OFF会 tao邸  

 部屋に入るには、30cmほどの段差があった。その段差に注意しながら部屋に入ると、木の香りがした。床も天井も壁も木である。部屋の広さは8畳ほどであろうか。決して広くはない。床を下げることにより30cmほど天井高を高くしたようである。

 taoさんのリスニングルームは、石井式リスニングルームである。もともとは普通の部屋だったものを数年前にリフォームされたとのこと。

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 そのリスニングルームの片方の壁にはアップライトピアノが置かれ、反対の壁にはスピーカーが置かれていた。taoさんが使われているスピーカーはTANNOY CHATSWORTH。1960年代に製造されたもののようで、いわゆるビンテージに分類される。

 近くで見せていただいたが、横幅は40cmほど、高さは90cmぐらいであろうか、コンパクトなスピーカーである。印象的だったのは、奥行きが25cmほどととても浅いということである。現代のスピーカーのプロポーションとはかなり異なっている。

 これを駆動するアンプはQUADの真空管アンプ。1950年代に設計されたもので、とてもコンパクト。現代アンプのがっしりとしたつくりからすると、やや心もとない感じがするのはいがめないが、独特な存在感がある。

 CDプレーヤーは、LINN CD12。レコードプレーヤーはLINN LP12。送り出しはどちらもLINNの製品を使われている。

 今日はオルフィさんと一緒にtaoさんのお宅を訪問した。taoさんは使われているオーディオ機器からするとベテランマニアかと勘違いしたが、実際はオーディオ暦は6年ほどとのこと。私とそれほど変わらない。

 さて、その音であるが・・・アナログ、CDともに共通のテイストが感じられた。温度感は高め・・・真空管の温かみが感じられる。スピーカーのエンクロージャーやリスニングルームの壁材の木が効いているのか、音に木の響きがしっかりと乗っている。

 スピーカーのサイズからすると低域もがんばっている。高域はロールオフしているはずであるが、それほど詰まった感じはしない。

 ハイエンドオーディオのような、ハイファイ調ではないが、聴き疲れしない温かみの感じられる音である。それと印象的であったのは、弦楽器などを聴くと如実に感じる音の艶やかさである。

 隣で聴かれていたオルフィさんは、「嫌な刺激成分がないですね・・・艶やかでウォームな音の質感です・・・」と評されていた。私の感想もほぼ同じである。

 ビンテージのオーディオ製品を聴くのははじめての体験である。SNやスピード感など確かに劣る面もあるが、深みのある味わいには、独自の魅力があることが認識できた。

 「ぜひ、ちかいうちにNEOさんのお宅にもお邪魔させてください・・・」とtaoさんに言われた。どうしたものか・・・私の好みとtaoさんの音の方向性とは少々違う気がしないでもないが・・・その旨を率直に伝えると「違うからいいのですよ・・・」とtaoさんは返答された。「そういうものかもしれないな・・・」taoさんのお宅を後にする時にはそう思えた。



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