2012/1/23

2139:対策  

 「えっ・・・そんなことでも結構影響があるんだ・・・」という経験には、オーディオを趣味としていると時々出くわす。

 オーディオにおける対策というと、どうしてもお金がかかるものを連想しがちであるが、お金がかからない対策でもその効果は侮れない。侮れないというか、時にはお金をかける対策よりもはるかに効果的であったりする。

 「オーバーハングが合っているのは当たり前・・・そのうえで端子部分以外のリード線がカートリッジやシェルに全く当たっていないのが理想・・・」と先日Naruさんが話されていた。

 わが家のEKOS SEとRUBYはオーバーハングは合ったが、リード線がカートリッジのお尻に押されるような形で触れていたのが気になっていた。そこで、あれこれと試行錯誤してみた。

 端子部分の後ろにも金属の部分がある。そこから「えいやっ・・・」一気に曲げるとスペース的には十分な空間を確保できそうであるが、下手に曲げるとパキンと折れてしまう。一度曲げるだけなら何とかその形状を保つのであるが、そこに再度別方向に力が加わるとすぐさま分断してしまうのである。

 結局12本のリード線がゴミ箱行きとなってしまった。それでも、どうにかこうにかカートリッジにもシェル部分にもリード線のケーブル部分が触れず結線できた。その空いた空間はほんの数ミリではあるが・・・

 オーバーハングも合っている・・・そろりと針を下ろしてみる。なんだか抜けがいいような、どことなく収まり具合がいいような・・・意味もなくすっきりとした気分になる。

 その良い気分に浸っていた時、ふと先日チューバホーンさんから聞いた話を思い出した。「先日GRFさんがいらして、パワーアンプを少しだけ壁から遠ざけたら音が結構変わりました・・・真空管は壁に近いと音圧の影響を受けるそうですよ・・・」

 我が家のQUADUはクワドラスパイアのラックの最下段に鎮座している。壁からは比較的近い位置にある。ラックはあまり前に出したくはないので、ラックの棚板の中で前のほうに移動した。

 移動距離は5,6cmといったところであろうか。「これで変わるのかな・・・」といった気持ちで、先ほどかけていたレコードの同じ曲をかけてみると、これが変わった・・・「ありゃ・・・これは変化があったというしかないでしょう・・・」思わずぽかんとした表情になった。

 OFF会のときに得るこういった情報は貴重である。大事なことは、たいがいオーディオ雑誌には載っていないものである。



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