2012/1/3

2119:コカ・コーラ  

 初詣も済ませ、親類との顔合わせも一通り終わった。お節はほとんどなくなり、お餅にも少し飽きてきた。正月恒例の行事はほぼ完了した。

 今日も天気は良かったが、風が強く、体感気温は低め。「日帰り温泉でも行って、暖まりますか・・・」家族にそう言うと、みんな「いいね・・・」と一様に顔色が明るくなった。

 車で日帰り温泉に向かった。道路は空いていた。仕事の車は走っていない。正月の行ったり来たりも一段落したのであろう。

 しかし、日帰り温泉の駐車場はすごく混んでいた。「やっぱり、みんな考えることは同じか・・・この寒さだしな・・・家族がみんな楽しめて、お金もそうかからない・・・正月行事も一段落して、まったりしたいところだし・・・」

 薄茶色の色合いの暖かいお湯につかっていると、いろんなことが頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えしていく。

 「先日聴いたAccordoはその大きさといい、独特の形状といい、そしてその潜在能力の高さといい、近年稀に見る傑作だな・・・しかし、1階のリスニングルームには入り込む余地はまったくない・・・となると2階の寝室にサブシステムとして・・・いやいや、今はとても言い出せる状況ではない・・・」

 「でも、将来その可能性が出た時には・・・アンプは何がいいだろう・・・QUADでは4Ωのスピーカーは苦しいはず・・・試聴時に聴いたEINSTEINのプリメインアンプは良い感じだったな・・・あまり大げさなアンプはあのスピーカーには不似合いであろう・・・するとEINSTEINのプリメインアンプは最適かも・・・」

 そんな実現可能性の低いことを考えていたら少々のぼせてきた。湯船を出て、外にある露天風呂へ移動した。北風が冷たかった。しかし、ほてった体には心地よい。

 「頭を冷やしたほうがいいな・・・」そう思って、露天風呂で半身浴・・・下半身はぽかぽか、上半身は北風にさらされてすっきりという具合である。頭が冷えてすっきりすると、先ほどの考えはすっと泡のように消え去った。

 じっくりと暖まった。湯上りに瓶入りのコカ・コーラを飲んだ。瓶入りのコーラの容量は190cc。女性のボディラインを思わせるすっきりとした形である。思い過しかもしれないが、コカ・コーラは瓶入りが一番美味しい。缶やペットボトルに入っているコカ・コーラよりも美味しく感じるのである。

 量が少ないからであろうか、瓶の造形がそう感じさせるのか、冷たいガラスの感覚が味覚に影響するのか・・・手に持った瓶を何気に見つめた。コカ・コーラが3分の1ほど残っていた。その手の中のスリムなコカ・コーラの瓶を見ていると、Accordoの細身なウォールナットのエンクロージャーが思い起こされた・・・「あの大きさだから、あの形だから・・・音が美味しいのだろうか・・・」そんな気がした。



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