2012/1/11

2127:発作  

 「今日は起き上がるのも辛い状態で、ゴルフスクールは欠席してしまいました。2日ほど前からこんな状態で、とてもしんどいです。家事のほうも滞ってしまうので、娘に助けてもらっています。すぐには抜け出せそうにありません。」

 「時々、すべてが無意味というか、今までの自分の人生がむなしく感じることがあります。それなりに努力し、がんばってきたつもりではあるのですが、その土台は脆く今にも崩れ去ってしまうような気がしてくるのです。」

 「この灰色の重い気分はいつになったらすっきりと消え去って軽やかな心が戻ってくるのでしょうか。お腹のみぞおちあたりがざわついて締め付けられるような感覚が治まりません。意味もなく涙を流したりしています。」

 「取り乱したメールで申し訳ありません。でも時が解決してくれるでしょう。時間の経過だけが今の私にとっては唯一の味方です。」

 「寧々ちゃん」からのメールである。昨晩のゴルフスクールに「寧々ちゃん」が欠席であったので、帰り際にメールを送ったところ、その返信が家に着く頃に届いたのであった。

 「また発作が出たようである・・・」そのメールを読み終えて、心の中で独り言を言った。彼女は、不定期ではあるが年に数回「不定愁訴」に襲われる。

 そうなると、体を起こすことも億劫で、気分が暗く落ち込む。以前は「自殺願望」をほのめかすことさえあった。1年前の「除霊」以降は自殺願望をほのめかすことはなくなったが、不定愁訴がすっきりと治まることはなかった。

 これは、他人がどうにかできることではないのであろう。彼女が言うように時間しか解決できないものなのかもしれない。今回は1週間であろうか、あるいはもっと長い時間の経過が必要なのであろうか・・・それはきっと彼女にも分からないのであろう。

 3月には彼女に頼まれてとあるセミナーを一緒に受講する予定である。ネイティブ・ハワイアンに昔から伝わる「セルフ・クリーニング」を学ぶのである。心の中に自然とたまっていく負の感情をクリーニングして、前向で積極的な気持ちを維持するものとのことである。このセミナーが彼女の心の闇を少しでも小さなものにしてくれるといいのであるが・・・

 今は静かに見守るしか手はないようである。間違っても「がんばりなさい・・・」と言ってはいけないであろう。

2012/1/10

2126:棒立ちショット  

 昭和の森ゴルフ練習場に着いた時、気温はこの時期としては比較的暖かかった。風もなく、これなら凍えなくて練習できそうである。

 車からゴルフバッグを取り出し、スクール用に割り振られている2階の打席に向かった。既に4名のスクール生が来ていた。残念ながら「寧々ちゃん」はまだ着いていないようであった。

 「今日は休みかな・・・」少し落胆した。時間は7時5分前であった。スクールの開始は7時から。レッスンプロは1名で、各自自分の課題としているところを練習していると、レッスンプロが回ってきてみてくれる。

 私は最近ウッド系の練習を中心に行っている。なかなかOBの数が減らないのである。今日も鈴木プロにドライバーショットをみてもらった。するとしばらくみていた鈴木プロは唐突につぶやいた。

 「taoさん、一度試してみたほうがいいかもしれませんね・・・『棒立ちショット』・・・」

 「何ですか・・・『棒立ちショット』って?」

 「ひざをほとんど曲げずに立ちます。そうそう・・・ちょっと老人風に・・・そしてテイクバックする時もあまり膝を曲げずにトップまで持っていって、一気に振り抜く。どうですか・・・」

 言われるままに、膝をあまり曲げずに伸ばし気味に構える。そしてテイクバックする時に左膝があまり曲がらないように注意しながらトップまで持っていく。そこから左腕のリードでフィニッシュまで持っていく・・・

 普通距離を出すには、下半身を使う。さらに体重移動も使う。しかし、この「棒立ちショット」の場合、下半身の動きはかなり抑えられる。さらに体重移動も少ない。

 でも、距離はほとんど落ちない。方向性の安定度は高いようである。今日1時間ほど打ち続けた感覚では、OBになりそうなミスショットはかなり少なくなった。

 「棒立ちにすると、下半身の動きは抑えられます。下半身はパワーの源ではあるのですが、筋力の弱いアマチュアの場合、乱れの原因にもなりやすいんです・・・下半身の動きを必要最小限にするとミート率は上がります。その結果、方向性が安定するんです・・・taoさんは上半身のパワーがあるから、棒立ちでもそこそこ距離は出ますよ・・・」

 「これは早速試そう・・・次回のラウンドまでには2週間ほどある。じっくり取り組んでみよう・・・良い結果が出るかも・・・」

 いつもの「取らぬ狸のなんとか」になるかもしれないが、今日のスクールは収穫があった。今年のゴルフは明るい・・・かもしれない。

 結局「寧々ちゃん」は、今日は欠席であった。今年初の顔合わせになるかと思っていたのであるが、残念であった。帰り道、メールを送ってみた。家に帰り着く頃に返信を知らせる振動が携帯を振るわせた。

2012/1/9

2125:ユンカース  

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 ponta邸につくと玄関には三つのスリッパが並んでいた。「他に誰か来られんですか?」とpontaさんに訊くと「まだ、分からないんですが、ゴローさんとエム5さんに急襲されるかもしれないんです・・・」とのこと・・・

 「えっ・・・」熟練の達人お二人が来られるかもしれないとのこと・・・一瞬緊張感がすっと全身を走った。

 「急襲」という言葉からの連想であろうか、第二次世界大戦で活躍したユンカースJu87が2機、悠然と空を飛んでこちらに向かっている絵が頭の中に浮かんだ。

 pontaさんのリスニングルームにはエレクタ・アマトールが自然な姿勢で置かれ、高価なオーディオ機器達は、ゾーセカスのラックに整然と収められていた。

 そのオーディオ機器の前には椅子が三つ置かれていた。まだ「急襲」を受けると決まったわけではない。三つとも席が空いていたので、とりあえず真ん中に座らせてもらった。

 コーヒーをいただきながら、pontaさんのプログラムに従って、音楽を聴かせていただいた。整然とセッティングされたオーディ機器同様、その音は変な癖のないバランスの良いものであった。「中庸の美」とでも表現すべきであろうか・・・

 ソナス・ファベールの音の甘みもしっかりと感じられれる。ごわつきやピーキーな挙動は見当たらず、小さめの音量の関係で少しばかりおとなしい雰囲気ではあったが、一般家庭で音楽を楽しむのに充分なクオリティーが感じられた。

 pontaさんのプログラムはスムースに進み、半ばあたりハーバーのバイオリン協奏曲を聴かせていただいていた時であった。「ピンポ〜ン」とチャイムが鳴った。私にはその音はユンカースJu87の飛行音のように聞こえた。

 卓越した操縦技術と凄耳を持つパイロットが操る2機のユンカースJu87である。私はとっさに左の席に移った。

 ゴローさん、エム5さんそして私が座って、用意された三つの椅子は全て埋まった。pontaさんのプログラムは後半に入り、しばらくは平穏な時間が経過した。「変な癖はありませんね・・・ソナスの美味しいところも出ています・・・」エム5さんはさらっと総評された。

 上空を巡航態勢のまま2機のユンカースJu87は通り過ぎようとしていた。pontaさんが予定されていたプログラムが終了した。

 その後はゴローさんが持参されたCDを聴かせていただいた。そのなかで、ボリュームの重要性をゴローさんから実践を通じて説明していただいた。そのシステム、その曲目で、一番美味しく音楽が奏でられる音量がどれくらいか・・・それを決定することが、オーディオを鳴らすうえで実に大切な要素であることがとてもよく分かった。エレクタ・アマトールから発せられる音量はぐっとアップした。

 さらにその後グラフィックイコライザーの設定や、左右のスピーカーの特性の違い、モノラル音源での調整ポイント、さらにはスピーカーセッティングの足元の問題点など、矢継ぎ早に、改善すべき項目が発掘された。

 気づけばユンカースJu87は、独特の急降下音を響かせながら、ponta邸のリスニングルームを縦横無尽に飛び交っていた。その爆撃ポイントは的確でありかつピンポイントで正確であった。

 「結論は、Accordoはまだ早いですね・・・この子はまだまだ鳴りますよ・・・」とゴローさんはエレクタ・アマトールを眺めながら締めくくった。

 実に見事で的確な急降下爆撃を完了した2機のユンカースJu87は悠然と飛び去っていった。ユンカースJu87は急降下するとき、独特の甲高い風切り音を発する。その音は「悪魔のサイレン」と呼ばれたそうであるが、その意味合いが今日は良く分かった。

2012/1/8

2124:奥多摩湖  

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 今年初のチームでのロングライドは奥多摩湖往復であった。距離は110kmほど。奥多摩駅から奥多摩湖までは4km程度の上り。急峻な坂ではないが、ハイペースで駆け上がるため、それなりにハードである。

 朝のうちはここ最近の例に漏れず、厳しい寒さであった。7時過ぎに家を出て、集合場所であるバイクルプラザに向かう間の30分ほど・・・顔に当たる風は冷たいというよりも、痛い。

 こういった朝にロードバイクで走っていると、指先はかじかみ、足の指の感覚は麻痺してしまうもの。しかし、今朝は違った。秘密兵器を初登場させたのである。

 それはパールイズミのヒーター付きグローブとシューズカバーである。これには充電器が内蔵されていて3〜5時間ほどの間、ヒーターで指先や足の甲を暖めるのである。

 充電器が予想よりも重く、購入直後は少々後悔モードであった。しかし、今朝の寒さをものともせず跳ね返した。さすがにその効果は高い。

 残念ながらというか、幸いにというべきか、今日は太陽がくっきりと顔を出し、ほぼ無風であったので、そのヒーター効果を享受できたのは朝の1時間ほど・・・その後は重いだけの「やっかいもの」になってしまった。

 奥多摩駅を通過してから、緩やかな坂道を進んだ。そのペースは徐々に上がってゆく。幾つかのトンネルを抜けた。暗いトンネルの中では車のエンジン音が不気味に響き渡る。

 着いてゆけるところまで着いていこうと先頭集団の後ろに着いたが2kmほど上がったところで、さらにペースが上がり、ちぎれた。前半のオーバーペースがたたったか、最後は足が重かった。

 ようやく到着した奥多摩湖の湖面は光り輝いていた。風がなく、降り注ぐ陽光は暖かである。しばらく、日向ぼっこをしながら、休憩した。

 帰りも50km以上の距離を走らないといけない。下り基調ではあるが、疲れた体にはそれなりにきつい。家に着いた時にはすっかり疲労困憊していた。

2012/1/7

2123:貴ノ花  

 我が家の1階のリスニングルームは8畳程の広さである。和室で8畳というと正方形であることが多いが、正方形ではない。

 長辺と短辺の差はそれほど大きくはないが、差は確かにある。今現在、TANNOY CHATSWORTHは短辺側に置かれている。そういう点からすると「縦長配置」と言えるであろう。

 一般的には、スピーカーを長辺側に設置する「横長配置」は、ゆったりとした躍動感が持ち味で、短辺側に設置する「縦長配置」は、端整で奥行きが出る。しかし、これは一般的な傾向であり、部屋の状況や仕様機器等によっても異なり、一概には断言できない。
 
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 今日はチューバホーンさんのリスニングルームにお邪魔した。リスニングルームの広さは12畳。従前部屋の長辺にTANNOY LANCASTERは設置されていた。しかし、現在は部屋の短辺に設置されている。

 部屋のたたずまいは、この「縦長配置」も方がしっくりくる。リスニングポイントに座ると視界にはオーディ機器しか入ってこない。すっきりとした空間である。

 まだ移動したばかりで、追い込みはこれからという段階である。音を一通り聴かせていただいた。その印象は、「動きが俊敏になったような・・・」というものである。どっしりとした腰の据わった粘りよりも、フットワークの良さが前面に出てくる。

 「北の湖」の相撲ではなく、「貴ノ花」の動きである。恵まれた体形でぐわ〜んと押してくると言うよりも、巧みな技と瞬発力のある動きで相手を揺さぶり、勝利をもぎ取る・・・そんな感じであろうか・・・

 「横長配置」と「縦長配置」・・・そのどちらにも良い点がある。チューバホーンさんのリスニングルームは長辺と短辺の長さの差がとても大きい。なので、その両者の音の印象の差も結構大きい。

 「横長配置」は「北の湖」。「縦長配置」は「貴ノ花」。1975年の春場所、両者による優勝決定戦は相撲史に残る名勝負である。その時は貴ノ花が勝って初優勝し、無数の座布団が舞った。チューバホーンさんのリスニングルームではどちらが優勝決定戦を制するのであろうか。

2012/1/6

2122:練習場  

 「13番、14番が空いています。どちらでもお好きなほうへどうぞ・・・」柏ゴルフ練習場の入り口を入ると受付のアルバイトにそう言われた。

 夜の8時半、気温は低めであったが、風はなかった。1階席は半分以上埋まっていた。1階席のちょうど真ん中にあたる13番の打席にゴルフバッグを置いた。

 ここはコイン1枚で平日は60球出てくる。2枚のコインで120球。コインを入れるとボールが勢い良くかごに雪崩れ落ちてきた。

 練習場に着くとまずはショートアイアンから始める。少し体がスウィングに順応してくると、徐々に長いクラブに持ち替えてゆく。そして、最後にドライバーにたどり着く。今日もいつもの通り、その手順でゴルフの練習をした。時間は1時間ほど。

 50ヤード、70ヤード、100ヤード・・・目標地点を確認して距離を打ち分ける。練習場では意外と上手くいく。人工芝でまったくのフラットな足場なので、楽である。実際のラウンドでは、ピンまで残り60ヤードで、手前のバンカーに入れてしまうなんてことはざらである。

 ミドルアイアン、ユーティリティー、ドライバー・・・クラブが長くなるにつれ、ミスショットしたとき、ボールは大きく目標からずれる。「まだまだ精度が低いな・・・」ずれて落ちていくボールを見送りながら、思わずつぶやく・・・

 なかなかコンスタントに80台のスコアが出ない。90を切れるのは、3,4回のラウンドで1回ぐらいの割合であろうか・・・これを2回に1回ぐらいの割合に引き上げたい。

 そのためにはティーショットの安定度アップが欠かせない。途中まで「これはいけそうだ・・・」と思っていても、ティーショットでOBを出してしまいリズムが暗転するということが結構多いのである。

 ゴルフ練習場に行けるのは週に1,2回といったところか・・・ラウンドは年に30回程度・・・もう少しゴルフに時間が割けるといいのであるが、まあ、そうはうまくはいかない。

 毎年ゴルフの目標は、アベレージで90を切ることである。しかし、一度も達成したことがない。もっとも近づいた時で、アベレージが90.61であった。しかしその後は93〜94ぐらいと高値で安定してしまっている。これを引き下げるべく、今年も悪あがきをするしかないようである。

2012/1/5

2121:仕事始め  

 早いもので、年が変わって5日が経過した。元旦から始まり、それなりの変化のあるスペシャルな日々であったはずであるが、過ぎてしまうとあっちゅうま・・・いつものことながら時の経つスピードの速さに、ただ驚くばかりである。歳をとるに従って、年々スピードが加速している。このスピードを緩める手立ては残念ながらないようである。

 今日は仕事始めであった。事務所に朝一番に着いた。無人の事務所の風景は仕事納めの年末と変わりがない。電気とエアコンのスイッチを入れ、ラジオの電源をONにする。

 出勤してきたスタッフと年始の挨拶を交わし、電話がかかってきた顧問先とも年始の挨拶を交わす。年賀状の束を確認し、昨年やり残した仕事に取り掛かる。いつもと変わらない仕事始めである。

 外は冷たい風が吹いているようであるが、南向きに窓が広がる事務所の中は明るく暖かい。昨年あるいは一昨年の仕事始めの風景となんら変わるところはないような気がする。来年も再来年も、変わらないのであろうか・・・できれば、そうあって欲しい。

 多少正月ボケした頭はすぐにはエンジンがかからない。エンスト気味に仕事をこなして、初日は終了。今日は定時に帰宅。これから3月15日まではいわゆる繁忙期である。徐々にペースを上げていこう。

 今晩、二人の子供達はテレビの特番に大騒ぎであった。「初出し世界の恐怖映像絶叫度200%最強版!」を観たのである。

 子供達はこの手のものが大好きである。一緒に観ていると、「これは本物かも・・・」と思えるものもあったが、いかにも「つくりもの」と思われるものもあり、子供達と「今のはどう見ても、やらせだよね・・・」とか「これはめちゃ怖い・・・」とか結構盛り上がった。

 残念ながら、実際に幽霊をこの目で見たことはない。だからといってこういったものを100%否定する気もない。「あるかもしれない・・・」という気はしている。

 死後どうなるのか・・・肉体とは別の霊魂は存在するのか・・・そういったことは、証明する手立てがないので、想像の域を出ない。できれば、死後が漆黒の闇でなければいいが、という気持ちはある。

 死後のことを「こういうことだったのか・・・」と体験できるまでの時間があとどのくらい残っているのかは、神のみぞ知るである。「こんなにも時の経過スピードが速いと、残された時間はあまりないかもしれない・・・」そんなことを思った。

2012/1/4

2120:初打ち  

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 6時半に車に乗り込んだ時に、オンボードコンピューターの気温計は0度と表示されていた。八王子インターから中央高速に乗り込み、相模湖インターから降りた時にはその表示は-4.5度まで下がった。

 「これは厳寒ゴルフになりそうだな・・・過酷な一日となるのか・・・」少々気分が落ち込んだ。相模湖インターから相模湖カントリークラブまではくねくねとした細い道を進む。

 今日は今年初めてのゴルフである。東京税理士会立川支部の税理士仲間4名でのプライベートゴルフである。クラブハウスで顔を合わせると一様に「寒いですね・・・」という言葉が口をつく。

 確かに寒かった。ティーグランドはほとんど凍っていた。グリーンもところどころカチカチ状態・・・1番と2番ぐらいまではまさに真冬ゴルフであった。

 しかし、天気が良く風はほとんどなかった。3番ぐらいからは、それほど寒さが気にならなくなってきた。風がないということは体感気温に大きな影響がある。

 4番以降は「このコンディションなら1月のゴルフとしては相当良い状況といえるのでは・・・」と思えてきた。スタート前には過酷なラウンドになると覚悟していたが、ほっとしながらラウンドが進んだ。

 前半は「藤コース」・・・7番までにパーが三つきた。「これはいけそう・・・」そう思った途端、8番でOB。さらに続く9番でワンペナと、上がりの2ホールで帳尻合せをするかのような大崩れ・・・結局ボギーペースの45であった。

 午後も多少の風は出てきたが、天気が良く、ヒートテックで完全武装しているので寒さをあまり感じることなくラウンドできた。

 しかし、前半の上がり2ホールの悪い流れを引きずってしまったようで、後半の「桜コース」はパーなしであった。2〜3メートルのパーパットをことごとく外し、3パットも3回・・・パッティングが思い通り行かず、悪い流れのまま9番まで行ってしまった。

 パーなしではスコアは当然まとまらない。後半は「49」。トータルで「94」。いまひとつパッとしないスコアであった。まあ、今年もいつもと変わらないラウンドが続くのであろうか・・・そう思った。でも、今日は当初思ったよりも寒くなく、晴れ渡ったゴルフ場で一日楽しく過ごせた。

2012/1/3

2119:コカ・コーラ  

 初詣も済ませ、親類との顔合わせも一通り終わった。お節はほとんどなくなり、お餅にも少し飽きてきた。正月恒例の行事はほぼ完了した。

 今日も天気は良かったが、風が強く、体感気温は低め。「日帰り温泉でも行って、暖まりますか・・・」家族にそう言うと、みんな「いいね・・・」と一様に顔色が明るくなった。

 車で日帰り温泉に向かった。道路は空いていた。仕事の車は走っていない。正月の行ったり来たりも一段落したのであろう。

 しかし、日帰り温泉の駐車場はすごく混んでいた。「やっぱり、みんな考えることは同じか・・・この寒さだしな・・・家族がみんな楽しめて、お金もそうかからない・・・正月行事も一段落して、まったりしたいところだし・・・」

 薄茶色の色合いの暖かいお湯につかっていると、いろんなことが頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えしていく。

 「先日聴いたAccordoはその大きさといい、独特の形状といい、そしてその潜在能力の高さといい、近年稀に見る傑作だな・・・しかし、1階のリスニングルームには入り込む余地はまったくない・・・となると2階の寝室にサブシステムとして・・・いやいや、今はとても言い出せる状況ではない・・・」

 「でも、将来その可能性が出た時には・・・アンプは何がいいだろう・・・QUADでは4Ωのスピーカーは苦しいはず・・・試聴時に聴いたEINSTEINのプリメインアンプは良い感じだったな・・・あまり大げさなアンプはあのスピーカーには不似合いであろう・・・するとEINSTEINのプリメインアンプは最適かも・・・」

 そんな実現可能性の低いことを考えていたら少々のぼせてきた。湯船を出て、外にある露天風呂へ移動した。北風が冷たかった。しかし、ほてった体には心地よい。

 「頭を冷やしたほうがいいな・・・」そう思って、露天風呂で半身浴・・・下半身はぽかぽか、上半身は北風にさらされてすっきりという具合である。頭が冷えてすっきりすると、先ほどの考えはすっと泡のように消え去った。

 じっくりと暖まった。湯上りに瓶入りのコカ・コーラを飲んだ。瓶入りのコーラの容量は190cc。女性のボディラインを思わせるすっきりとした形である。思い過しかもしれないが、コカ・コーラは瓶入りが一番美味しい。缶やペットボトルに入っているコカ・コーラよりも美味しく感じるのである。

 量が少ないからであろうか、瓶の造形がそう感じさせるのか、冷たいガラスの感覚が味覚に影響するのか・・・手に持った瓶を何気に見つめた。コカ・コーラが3分の1ほど残っていた。その手の中のスリムなコカ・コーラの瓶を見ていると、Accordoの細身なウォールナットのエンクロージャーが思い起こされた・・・「あの大きさだから、あの形だから・・・音が美味しいのだろうか・・・」そんな気がした。

2012/1/2

2118:昨年  

 今年の正月は穏やかである。思い起こせば昨年の正月は穏やかではなかった。天気は昨年も今年も穏やかなものであったが、天候ではないことが昨年は穏やかではなかったのである。

 まずはオーディオ事情・・・実は2010年の年末に、その見た目に一目惚れしてTANNOY CORNER LANCASTERを新たに導入した。そのTANNOY CORNER LANCASTERが、どうにもしっくりとこなかったのである。昨年の正月は、じっくりと腰を据えてCORNER LANCASTERと付き合うべきか、CHATSWORTHに戻すべきか・・・内心の葛藤が続いていた。

 1階のリスニングルームにCORNER LANCASTERを、その名のとおり両コーナーに設置すると、その色合いといい、大きさといい、見た目的には実にしっくりとくるのであった。

 実を言うと今まで様々なTANNOYを目にしてきたが、CORNER LANCASTERはダントツで一番美しいTANNOYであった。そのCORNER LANCASTERには12インチのモニターレッドが搭載されていた。

 目には実に麗しいスピーカーであったが、そのかもし出す音がどうにも私の好みとずれて、なかなか同調しなかったである。

 スピーカー位置をあれこれ変えたり、MARANTZのアンプを借りて駆動してみたりと、あの手この手を繰り出したが、ことごとく跳ね返された。結局、私は疲れはてて、元のCHATSWORTHに戻した。

 昨年の正月は、その不毛な戦いの真っ最中であったのである。そういう時は心がざわついているものである。「見た目だけに惑わされると痛い目にあう・・・」良い教訓をその経験から得た。

 昨年の正月において心穏やかならざる要因のもうひとつは「寧々ちゃん」であった。ちょうど昨年の1月に「寧々ちゃん」からとある相談事が持ち込まれた・・・それは「除霊」の付き添いであった。これまた予想だにしない展開で内心穏やかではいれなかった。

 まったくその方面には知識を持ち合わせていなっかったので、「それって大金を巻き上げるための詐欺まがいのものでは・・・」と心配したのである。

 「寧々ちゃん」は本気であった。どうにかこうにかこのミッションをこなすことができたが、ちょうど昨年のお正月においては、とても気がかりなことであった。

 やはり、心穏やかであるということは、良いことである。特に正月には、心穏やかでいたいものである・・・



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