2011/11/27

2082:坂バカ  

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 冬は他の季節に比べ空気が澄んでいる。天気が良いと、顔振峠の峠の茶屋からは富士山も見える。今日は晴天ではなかったが、左側には丹沢山系が見え、ちょうど真ん中あたりに雪を頂いた富士山が見えた。富士山の左右には、名前は知らないが多くの山が綺麗に連なっている。

 青みがかったグレーの色合いで、山はその稜線をなだらかに描いていた。遠くの山は淡い色合い、近い山は濃い目の色合い。濃淡で遠近を描き、雄大で繊細な風景を見せていた。

 顔振峠には国道299号から上ることが多いが、今日は普段は下っているコースを上ってみることになった。上り始めは緩やかであるが、後半は相当な斜度がある予定である。疲れてくる後半がきつめということは、前半抑え目に上がる必要がある。

 上りの区間は5kmほど。峠の茶屋に到着したら暖かいお茶と味噌田楽が待っている。それを楽しみに上ることにした。

 峠の上り口までは、片道40kmほど・・・まだ11月であるが予想以上に寒かった。それなりに寒さ対策をしたつもりであったが、体が冷えた。

 走り始めて1時間以上経過しても体が暖まってこない。鼻水が滴って落ちてくる。もう少し暖かいかと思っていたが、走行区間はしっかりと冬の気配が支配していた。

 保温効果の高いアンダーウェアを着て、その上にサイクルジャージ、さらにウィンドブレーカーを着込んでいた。しかし、その程度では風が体温を奪っていくことを完全に阻止することはできない。太陽が出てくるともう少し暖かいはずであるが、うす曇の天気であった。

 体がなかなか暖まることがないままに峠の上り口に到着した。上り始めは穏やかであった。斜度も緩め。和やかな気持ちでクランクをゆったりと回した。

 途中から徐々に斜度がきつめになってきた。心拍計の数字はじりじりと上がってきた。呼吸も速くなってくる。今日は呼吸に着目していた。吐いて吸ってを2回づつ行うようにしたのである。「ハア、ハア、スー、スー」といった機関車風のリズムで上った。

 それが良かったのか、意外と苦しくなかった。もちろん楽ではないのであるが「これを上るの・・・マジで・・・」といった感じの辛さ全開といった感じではなかったのである。

 多少は峠慣れしてきたのかもしれない。前回の「和田峠」、前々回の「梅野木峠」と急峻な上りを立て続けに経験したことも良かったのであろう。スピードはゆっくりではあるが、着実に上ってゆけた。

 いわゆる「坂バカ」にはなりきれないかもしれない。でも、その入り口付近には立っているのかもしれない・・・そんなことを思った今日のロングライドであった。



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