2011/10/6

2031:陽光  

 テニスを始めたのは、大学1年生の時である。80年代の浮かれた風潮は、どの大学にも軒並み行き渡っていて、構内には遊び半分のテニスサークルやスキーサークルが溢れていた。私はそんな軟派なテニスサークルに所属していた。

 男子のメンバーは早稲田の学生で、女子のメンバーは周囲の女子大や短大の女子大生である。例年4,5月になると構内にたくさんの女子大生がやってくるので、手分けして勧誘する。そうして集めた女子メンバーの大半は、ボーイフレンドを探すのが大きな目的であるので、テニスやスキーはおかずでしかない。それは当然男子メンバーも同様である。

 それでも、週に2回程度はテニスコートで汗をかいていた。中野区の哲学堂公園にあるテニスコートがメインの練習場で、時折日比谷公園や井の頭公園のテニスコートなども活用した。今となっては懐かしい思い出である。車でこれらの都立公園の側などを通ると、あの浮かれきっていた頃が懐かしく思い出される。

 就職してからもテニスは続けた。月に2,3回といった頻度ではあったが、もっとも長く続いている趣味である。

 今日は、東京税理士会の八つの支部のテニス同好会が集まって行うテニス大会であった。場所は八王子にある明治安田生命グリーンランド。

 昨日の冷たい雨とは打って変わり、今日はしっかりとした晴天となった。テニスの試合を一試合こなすと、大量の汗が顎から滴り落ちるようであった。

 まずは4ペアごとにブロックを形成し、ブロック内で総当り戦を行う。その勝敗の結果により4ペアを1位から4位に区分する。その区分ごとに今度はトーナメントを行う。そういう形式で大会は進んだ。

 私達のペアは、前半のブロック内での総当り戦を全勝した。その結果、1位トーナメントへ進出。トーナメントを4回勝てば優勝である。

 しかし、1位トーナメントなので強豪揃いである。そうは問屋が卸さない。1回戦は接戦の末ものにしたが、2回戦は逆に接戦の末落してしまった。トーナメントなので、この段階で今日の試合は終了となる。

 懇親会が行われるまではまだ時間があったので、シャワーを浴びてすっきりとし、ソファでくつろいだ。テニスはゴルフやロードバイクとは違った面白さがある。

 瞬発力も持久力も要求されるうえ、変化にすばやく対応する能力も必要である。見た目よりもハードなスポーツである。

 細々とではあるが、途切れることなく続いてきたのは、テニスが好きだったからであろう。確かに大学生のころは、テニスボールよりも女子大生のお尻を追いかけるほうが忙しかったが、テニスコートに立つと、独特の爽快な感じを受けたのも事実である。今日もそのときに感じたであろう爽快感を陽光の暖かさとともに、確かに感じた。



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