2010/12/7

1729:低体温症  

 「RAIBOW RIVERは、私も大好きな曲です。リコーダの前奏部分が始まると、気持ちが穏やかなたおやかさに包まれます。気にっていただいて、嬉しいのですが、このCDを毎日聴くのは控えたほうがいいかもしれません。VASHTIの世界は魅力的ですが、深く入り込んでしまうと抜け出せなくなるのです。そのまま浸り込んでしまい、現実世界に対応できなくなるかもしれません。」

 「寧々ちゃん」から返信がきた。ここのところ毎日のように通勤の間、「寧々ちゃん」からもらったCDを車のなかで聴いていた。そのことを昨日メールしたのである。

 とても耳と心に心地良い音楽なのであるが、士気を鼓舞するといったタイプの音楽ではない。どちらかというと、心の動きは鎮静化し、その振動数は減っていく。ゆっくりと沈み込んでいくような気分に浸るのである。

 サウナの後に水風呂に入り、その水風呂の中で徐々に意識が遠のいていくときのような、茫洋とした意識世界に入り込んでいくのである。

 現実世界ではない、鏡の向こうの世界に染み込んでいく・・・「寧々ちゃん」が言う「現実世界に対応できない」意識状態に入り込んでしまう。

 「寧々ちゃん」に思いつくままにメールを再度送った。「忠告は少しばかり遅かったようです。毎日のようにいただいたCDを聴いていたので、どっぷりとVASHTIの世界に入り込んでしまいました。彼女の歌は、遠い昔の鎖された美しい記憶を呼び覚ましてくれるようです。その記憶は美しいとともに悲しげでもあり、そのなかに浸っていると、現実とは別の次元のDAIMOND DAYのなかにいるような不思議な気分になってきます。」

 「寧々ちゃん」からはすぐさま返信が来た「another diamond dayは、心の奥深くに透明な地下水のように流れています。その流れは澄んでいて、身を切るほどに冷たい。長く浸っていては低体温症で意識を失ってしまいます。気をつけてください・・・」



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