2010/10/19

1680:不定愁訴  

 「不定愁訴なの・・・」「何ですかそのふていしゅうそ・・・って?」「時々何にもやる気が起きなくなるんです。布団から起き上がるのも億劫になって・・・一日中布団のなかで過ごしたいような気分に陥ってしまうんです・・・」

 今晩はゴルフスクールであった。いそいそと出かけていったのであるが、思いっきり肩透かしをくらった。「寧々ちゃん」が欠席であったのである。SさんとYさんは来ていたので、スクールの休憩時間にそれとなく訊いてみたら「体調が悪いってメールが来ていました・・・」とSさんが話してくれた。

 そこで、スクールからの帰り道に「寧々ちゃん」にメールしてみようかと思ったのであるが、思い切って「寧々ちゃん」の携帯に電話してみた。

 3回ほど呼び出し音がしてから「寧々ちゃん」が電話に出た。「体調が悪いって聞いたので、少し心配になって・・・大丈夫ですか?」との問いかけに「寧々ちゃん」は「大したことないのです・・・時々不定愁訴が襲ってくるのです。更年期障害の一つです・・・」と答えた。

 「何日が続くのですか?」「大体1日か2日です。時々長いときがあって・・・これって結構辛いんです。」心無しか、「寧々ちゃん」の声に張りがない。

 「寧々ちゃん」はまだ42歳である。普通であればまだ更年期とはいえない年齢であるが、病気のため卵巣を摘出している。なので、女性ホルモンは自然な形では供給されない。ホルモンバランスが崩れると体の不調や、不定愁訴と呼ばれる一種のうつ状態に陥ることがあるようだ。

 「ホルモン療法は受けているんですか?」「ええ、お医者さんの勧めもあって、受けています。」「そうですか・・・気分転換が必要かもしれませんね・・・どうです、不定愁訴をキンキンに冷えた生ジョッキでふっ飛ばしませんか?」「いいですね・・・金曜日なら空いていますよ・・・9時までに家に帰れば大丈夫です。」「じゃあ、この前行った羽村の居酒屋にしますか・・・6時でどうです?」

 話はトントンと進んだ。「寧々ちゃん」は無類のビール好きである。更年期障害も不定愁訴もホルモンバランスの不調も、ビールで吹き飛ばす作戦である。

 「そうか・・・ホルモン療法を受けているのであれば、可能性は充分にあるはずである・・・」卵巣を取った場合、ホルモン療法を受けなければ閉経した女性と同じ状態となる。女性ホルモンが供給されないので膣は潤うことながなく縮小していく。通常の性交渉は難しい。しかし、ホルモン療法を受けていれば可能性はあるのである。



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