2010/10/16

1677:正方形  

 4畳半は正方形である。4枚の1畳の畳と半畳の1枚の畳が組み合わさって幾何学的な整った形を形成する。そして、その空間は潔い。大学生活4年間を過ごした部屋は4畳半一間の部屋であった。トイレや台所は部屋には附属していなかった。正方形の空間だけが私の専有空間の全てであった。

 その部屋にはテレビも電話もなかったが、正方形の中には必要なものは全て揃っているような気がしていた。足りていたのである。部屋には西側と南側に窓があり、西側の窓を開けると甘泉園の濃い緑が広がっていた。開け放った窓からは都電の走り去る音が時折入り込んできた。

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 たくみ@深川さんの部屋にドンと鎮座するJBL エベレスト DD66000は正面から見ると正方形に見える。実際には縦方向のほうが若干長いのかもしれないが、その形はほぼ正方形である。それを駆動するLINN KLIMAX SOLOも上から見るとほぼ正方形に見える。正方形が連続している。

 前段機器である、LINN KLIMAX DSとLINN KLIMAX KONTROLも上から見るとほぼ正方形である。そう考えると、実に正方形なラインナップである。こういった形の整った連続性は気持ちの良いものである。

 リスニングルームの壁と天井は無垢の杉、床は無垢の松で仕立てられ、実にウッディーな雰囲気に満たされている。リスニングルームとしての構造も実に良く練られていて、天井は複雑な形状となっていて、定在波が生じないようになっている。

 広さは15畳以上はあるであろう。充分な広さがあり、大型スピーカーであるDD66000がすんなり納まっている。LINNの最高級のラインナップで駆動されるDD66000は、どんなハイレベルな音を聴かせてくれるのであろうか・・・期待感が高まるなかでのOFF会となった。

 その音の印象は・・・「正方形」である。実にバランス良く、整いが良いのである。空間表現と音像の厚みのバランス、解像度と音の温度感のバランス・・・そういった二律背反的な要素が上手くまとまっている。縦が長すぎず、横が短すぎず、正方形的なバランス感覚である。

 DD66000は、実に帯域が広く、その広範囲の守備領域にわたり緩みないサウンドステージを提示してくれる。さすがにJBLのフラッグシップである。

 その詳細については明日にでも・・・



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