2010/10/10

1671:珍妙な存在  

 今日は午前中我が家に妻の友人が3名ほど来訪した。私は邪魔にならないよう1階のリスニングルームに籠もってレコードを聴いていた。

 するとしばらくして、妻が入ってきて「友達がオーディオを聴いてみたいって言うんだけどいい?」と訊いた。「あっ、別にいいよ・・・」と答えた。

 オーディオは我が家では完全に邪魔者扱いである。妻は敵対視しているし、二人の子供はまったく関心を示さない。なので、家庭のなかでは孤立した存在なのである。しかし、妻の友人たちは何かしら興味を示したようである。

 ピアノ練習室を兼ねているとはいえ、独立したオーディオルームがある家は非常に珍しい。さらに今となってはレコードプレーヤーが置いてあり、機能している家も大変珍しいのである。

 その珍妙さゆえ、妻の友人たちは興味を示したようなのである。いずれも子供のころには家庭の中にレコードプレーヤーやレコードがあった世代の人間である。懐かしさもあるのかもしれない。

 妻の友人3名と妻で4名。ソファに座ってもらって、何曲かレコードをかけた。あまり長い曲は避けなければならない。クラシックを2曲とポピュラーを1曲かけた。どれも1曲3分程度の短めの曲にした。

 オーディオに関心のあまりない人間に我が家のオーディオを聴かせる機会はめったにない。「どうしたものか・・・」とおもったが、「もしかしたら家庭内におけるオーディオの地位向上に一役かうかもしれない・・・」と淡い期待を抱いた。

 妻の友人たちはしきりに感心していた。何を感心していたのかはよくわからないが、とにかく感心していた。こんなことにいい大人が躍起になっている物珍しさに感心していたのか、そのオーディオが奏でる音に感心していたのかは不明である。

 おそらく前者のほうの感心の度合いのほうが高かったのかも知れない。いずれにしても、オーディオマニアの方に聴いてもらった方が、その辺の珍妙さに対する感心というハードルをあらかじめ越えているという点では、気が楽な面もあった。



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