2010/9/19

1650:北欧型  

 SYSTEM AMAZON2に装着されているトーンアームはメルク社製のUP-4である。これがまた極めつけに繊細で優美である。ぱっと見はその華奢な佇まいに一種の不安感を覚えるが、しっかりとした構成と精密なバランスにより優れた音楽再生能力を有しているようである。

 この細身なトーンアームに装着されているのはBENZ MICRO GLIDER。スケルトン構造のシャープな印象を受けるカートリッジである。わが家のカートリッジもBENZ MICROであるが、わが家のRUBYはブライヤーウッドと呼ばれる木製のボディーを有しているので見た目の印象は相当異なる。

 そして、フォノイコライザーはEINSTEIN 「The Little Big Phono」。最新号のStereo Soundの新製品紹介記事に載っているぐらいなので、出たばかりの新製品である。左右チャンネル別躯体とし、さらに電源部も独立させているので、スリーピース構成となっている。なりは小さいが志は高い・・・そういった製品である。

クリックすると元のサイズで表示します

 黒川さんのお宅でのOFF会は、前半はLINN IKEMIを送り出しとし、後半はSYSTEM AMAZON2を中心としたアナログシステムを送り出しとした2部構成となっていた。

 もちろん興味の中心は後半である。アナログになると耳が「オーディオ耳」でなくなる。硬く膠着した鼓膜は緩やかに振動を受け流すようになる。

 このアナログライン・・・かなり整いの良いバランス構成である。それは機器構成にも、そして出てくる音にも言えることだが、偏っていないのである。温度感しかり、空間表現と音像表現のバランスしかり。

 基本は「清澄」なのであるが、冷たすぎず、薄すぎず、ハイスピード過ぎない。「北欧型」とでも呼びたい音のバランス感覚である。

 スピーカーがフィンランド製であるからであろうか?黒川さんのお宅のアナログシステムはヨーロッパの北のほうの風景イメージと重なる。

 そういえば、AMAZONとEINSTEINはドイツのメーカー。BENZ MICROはスイスのメーカーである。どちらかというとヨーロッパの北のほうに位置する国である。そういったところからくるのであろうか・・・



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ