2010/9/8

1639:ディーゼルエンジン  

 ディーゼルエンジンが発する音は一般的には良いイメージがない。Mercedes-Benz E350 BLUETECHのエンジン音に関しても「明らかにガソリンエンジンの音とは違う・・・」という印象を持つ。

 優れたガソリンエンジンのような高揚感とは無縁の音である。官能性や心を奮いたたせるような刺激性は皆無である。どちらかというと「縁の下の力持ち」的な地味で目立たない音質である。

 このエンジン音に関してはある程度の割りきりが必要である。代わりに手に入れるのは、豊かなトルクと抜群の燃費性能である。そしてもう一つ、エンジンの耐久性に関してもディーゼルエンジンの方が優れている。

 燃費に関しては300KMほど走った状態では平均燃費は11.4km/L。街乗りではおおよそ9km/L。高速では15km/L以上の高燃費。やはり同じ排気量のガソリンエンジンに比べるとアドバンテージは大きいようである。しかも、上記の燃費はエアコン全開の状態でのものであり、エアコンが必要にならない季節であればさらに好結果が期待できる。

 吹け上がり感はやはりスムースさにかける。音質や吹け上がりなどの点において明らかにガソリンエンジンと比べるとまだまだ低レベルであることはいがめない。

 これはどちらを優先するかということに尽きる。実用性・経済性であれば明らかにディーゼルエンジンに軍配が上がるが、官能性・爽快感ではガソリンエンジンが依然優位である。

 今回は実用性・経済性を優先させた結果、E350 BLUETECHを選択したが、エンジンの音質に慣れるにはもう少し時間が必要なようである。

 乗り味は実に堅牢である。ボディー剛性はこれ以上必要ではないであろう。BLUETECHは構造上の特殊性からスペアタイヤが装備されていない。そのためランフラットタイヤを履いている。

 そのため、乗り味は硬い。BNMWは完全にランフラットタイヤを乗りこなした感があるが、Mercedes-Benzはまだその域には達していない。

 いろんな要素を犠牲にはしているが、E350 BLUETECHは実に優れた実用車であることには変わりがない。少なくともBMW 735iにのっていた時に比べガソリン代が半分以下で済むことは確実なようである。



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