2010/7/29

1598:インセプション  

 映画を映画館で観ることは年に数回程度。映画通では決してない。大概、子供にせがまれて映画館に向かう。先週末は上の子供にせがまれて「インセプション」を観にいった。

 「インセプション」は「メメント」で注目されるきっかけを作ったクリストファー・ノーラン監督の作品である。「メメント」は低予算であったが、「インセプション」は桁外れに金のかかった大作である。

 しかし、お金をかけたから良い作品になるとは限らない。緊迫感や展開の面白さという点では明らかに「メメント」の方が上である。

 「インセプション」はノーラン監督のオリジナル脚本。「メメント」同様、独創的なアイデアに基づいている。その設定に正直「無理あるよね・・・」という気がしないでもないが、そこで躓いてしまうと、その先を観ていれなくなるので、そこは大目に見ることにした。

 主役はレオナルド・ディカプリオ。他人の夢に入り込み、アイディアを盗んだり、ある一定のイメージを植えつける(インセプション)ことを仕事としている。

 他人の夢の中にどうやって入り込むのか・・・と疑問に思ってしまうと、映画が成り立たない。ここは、荒唐無稽であっても、ノーラン監督に術中にのっかてしまうしかない。

 そうすると、「マトリックス」的な楽しみ方ができる。夢の中では何でもあり・・・街が次々に破裂したり、空間が歪んで上下がくっついてしまったりと、派手である。

 コンピューターグラフィックスの進化はすばらしいものがある。荒唐無稽であっても映像はとてもリアル。「マトリックス」同様アクション映画の要素も組み入れてあるので、後半になってますます構成が複雑になっていっても、飽きはこない。

 幸いにも3Dではなかった。「アリス・イン・ワンダーランド」で3Dを初体験したが、目と脳がとても疲れた。ノーラン監督は「大きなスクリーンで横幅のある映像を見るのに、3Dが適しているとは思えない」とあえて今流行の3Dにはしなかった。それは正解だ。

 「面白かったか?」と問われれば、「まあまあ・・・」と少々歯切れが悪い。もともとハリウッド映画との相性が悪いのでまったく参考にはならない。 



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