2010/7/18

1587:雲泥の差  

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 「前回とはまったく別物ですね・・・」その変貌ぶりに少なからず驚いた。まずはスピーカーが変わった。JM Labsのマイクロユートピアがソナスファベールのエレクタ・アマトールに変わっていた。さらにビクターのサブウーファーがその陣営には加わっていた。

 そして、従来部屋の短辺にスピーカーを設置する縦長配置であったのが、部屋の長辺にスピーカーを設置する横長配置に変わった。そしてラックはゾーセカスに統一されJ1プロジェクトのラックは放出された。

 その他目に付かない変更点はあるかもしれないが、大きな変更点だけでも4つもある。そしてリスニングポイントに座った時の第一印象は「とてもすっきリ感じる・・・全体が落ち着いて感じられる・・・」というものであった。

 今日は2ケ月ぶりにpontaさんのお宅を訪問した。サンフラワーさんと一緒である。梅雨明け直後のかっと晴れた暑い一日であった。

 部屋に入り、まず目をひきつけるのはエレクタ・アマトールである。20年ほど前の製品である。その美しさは本当にため息がでる。この時代特有のコスト度外視と思えるしっかりした造りがなされている。現在の同社の製品にはない並外れた情熱を感じさせてくれる逸品である。

 これだけ大きな変更がなされているのであるから、当然音は変わるはずである。「どう変わったのであろう・・・」と期待に胸を膨らませて音を待った。

 最初に白井光子のブラームスの歌曲を数曲聴いた。「雲泥の差ですね・・・前回とはまったく比べ物になりません・・・とても良くなりました・・・」正直な感想が口をついて出た。

 オーディオの音については客観的な統一基準といったものはない。個々人が別々の評価基準を持っているのである。なので、「雲泥の差」といっても私の身勝手な評価基準に照らしてのもので、客観性はまったくない。

 その身勝手な評価基準に照らすと、明らかに「雲泥の差」なのである。2ケ月前の印象は「9Nの音」であった。雑味を2重3重に丁寧に漉したような純度高い音ではあるが、何かしら胸に響くものがなかった。オーディオに抑圧されて音楽が息苦しそうであった。

 しかし、今日はまったく違う。音楽の息吹が生き生きしている。抑圧されることなくのびのびと音世界が広がっている。オーディオを意識することなく音楽に入っていける・・・そこが決定的に違う。

 変更点のすべてが良い方向に向く要因であったのかもしれない。駆動系は前回とまったく変わってはいない。最高級といえるきらびやかなハイエンド機器がゾーセカスのラックに納まっている。

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 スピーカーが変わり、そのセッティングが大きく変わった。すると「魔法の粉」がかけられたかのように「雲泥の差」が生まれたのである。



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