2010/7/15

1584:ホット派  

 全英オープン初日の生中継を観ながら、「こんなコースでもしプレイしたら凄まじいスコアになるだろうな・・・」と思った。

 恐ろしく深いラフやうねりまくっている速いグリーン、さらに蛸壺のようなバンカーなど、普通のプレーはまずできないであろう。

 注目選手の成績はまずますであった。T・ウッズは-5、石川遼は-4と好発進。セックス・スキャンダル以降本調子でないT・ウッズは久々にメジャーで初日から良い位置につけている。久々に勝利の美酒を味わうことができる可能性が出てきた。

 あれだけ圧倒的な強さを誇ったT・ウッズも、今回の騒動では相当な心の傷を背負ったようである。連日のパッシング報道によって、T・ウッズ本来の感情をストレートにぶつけるような言動がほとんど見られない。

 T・ウッズは激しい感情を表に出すことによって、リズムをつかむというか、本来の実力を出すタイプのプレーヤーである。しかし、これだけ激しく非難され、叩かれた後ではその言動を慎まなければならない。

 そのことによって、自分の本来のプレースタイルを維持できなくなっているような気がする。確かにミスショットをした後にクラブを叩きつけたり、汚い言葉を吐くのはマナーに反するが、T・ウッズの場合そういった激しい感情の発露が、メンタル的な切り替えに役立っていたような気がする。

 そしてナイスパッティングが決まった時の雄たけびをあげるがごとき派手なガッツポーズによって、彼は自信の精神状態を最高潮の状態に持っていくのである。

 内面深く青白くクールな炎を延々と燃やし続ける「クール派」もいれば、激しい感情を露骨に発露して自信を浄化していく「ホット派」もいる。様々なタイプのプレーヤーがいるから観ているほうも楽しいのかもしれない。

 私はコース上ではどちらかというと「ホット派」である。残念ながら派手なガッツポーズをすることは極めて少なく、ミスショットした後に汚い言葉を吐いてクラブに八つ当たりすることが多い「ホット派」である。



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