2010/5/4

1512:イカ墨ロール  

 先日テレビで函館でのグルメ番組を観た。そのなかで函館名産のお土産物が幾つか紹介されていた。

 そのなかに「イカ墨ロール」があった。ロールケーキの生地にイカ墨を入れているのである。なので、生地は黒い。その黒い生地に白いクリームが巻かれているのである。

 「どんな味なんだろう・・・」と思って画面を見やった。レポーターは当然「美味しい!!」という反応であった。

 イカ墨スパゲティは好きで時々行きつけの店で頼む。イカ墨独特の濃厚な味わいが活きていて美味である。しかし、これがスポンジ生地に練りこまれさらに生クリームと合わせられたロールケーキの味わいがどんなものか、いまひとつ想像ができなかったのである。

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 さて、昨日の「QUADを聴く会」の常会で、私は新しいスピーカーを目の当たりにした。その名は「エムズシステム」・・・たしかこんな名前だったはず・・・もしかしたら違っているかもしれない。

 見た目は巨大なロールケーキ。円筒上のボディの両端に小さなユニットが取り付けられているワンボディのスピーカーである。

 これをスタンドにセッティング。見た目からはどんな音がするのか全く想像が付かない。「ちゃんとした音がするのであろうか?」というのが正直な第一印象である。

 やや懐疑的な先入観をもってその第一音を待った。そして出てきた音を聴いて「これって良いんじゃないの・・・」と良い意味で見た目から受ける印象を裏切られた。

 自然で嫌な感じの音がしない・・・特に人の声が自然体である。すぐそこで歌っているかのような親近感を抱かせる。

 帯域は欲張ってはいない。フルオーケストラを聴くと、丁寧に縮小コピーされたサウンドステージが出現する。遠くからオーケストラを俯瞰する感じである。

 また、ジャズのベースがぶりぶり唸るというわけではないが、低域にそれほどの不足感はない。聴いていてこちらの肩が凝るような感じが全くなく、こちらも自然体で音楽に接することができるような感じなのである。その音からは「体に優しい自然体」といった雰囲気が発散されているのである。

 「もしかしたら、イカ墨ロールの味わいもこんな感じではないであろうか・・・」と思わせる音の風合いである。これはなかなか良いスピーカーである。



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