2010/4/3

1481:春の試乗  

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 NEW7シリーズではバランスを欠くまでに大型化されたキドニーグリルは、NEW5シリーズではまとまりの良い造形に収まった。

 目つきは先代5シリーズほどのアグレッシブさはないが、虎視眈々と獲物を狙う肉食獣のような感じである。虎や豹といった猫科の肉食獣が体をかがめて構えたような緊張感がその全体の造形からは感じられる。雑誌の写真で見て良い印象を持ったNEW5シリーズであるが、実車の印象も良かった。

 今日は、4月1日から国内でも販売が開始されたNEW5シリーズを試乗しにディーラーに出かけた。ディーラーには黒の535iが用意されていた。

 NEW5シリーズはクリス・バングルがデザインを手がけた先代の5シリーズとは雰囲気をぐっと変えてきた。むしろ先々代の5シリーズに近い印象を受けるまとまり感のあるデザインである。

 乗り込んだインテリアの印象は、NEW7シリーズに共通する意匠でまとめられていて、とても上質感のあるものであった。シートはしっとりと体を包み込み、ややソフトな体感であるが芯はしっかりとしている。全体に「ラグジュアリー」な質感に溢れている。

 走り出して感じるのは、ボディ剛性の高さとランフラットタイアであることが全く分からない快適な乗り心地である。サスペンションは「NORMAL」を選択している。

 試乗時間は15分程度、しかも市街路を40km程度のスピードで走るだけなので、その走りの実質を把握することはできないはずである。その範囲で感じたことは、NEW5シリーズは歴代の5シリーズのなかでもっとも高級感があり、ラグジュアリーな車である、ということである。

 サスペンションを「SPORTS」モードに変更すると印象が変わる可能性が高いが「NORMAL」モードでは一回り小さい7シリーズといった感じの走りである。5シリーズに求められているものはもう少し違うのでは、という気がしないではない。

 私の場合、エクステリア、インテリア、走りの質感以外にどうしても気になるチェックポイントがもう一つある。それはトランク容量である。単に容量の大きさでなく、ゴルフバッグが幾つ収容できるか、という点が気になるのである。

 予想していたとはいえ、NEW5シリーズもNEW7シリーズ同様トランク形状はゴルフバッグを収容するには不利な形状をしている。2つは余裕であるが、3つは無理そうである。年に7,8回は3名乗車で、年に2,3回は4名乗車でゴルフに行く機会がある私にとって、残念な結果となった。

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