2009/12/14

1370:ブラッシュアップ  

 QUAD22とQUADUを実は3セット所有している。どのセットもビンテージショップから購入した。価格は全て35万円。もう少し前であれば30万円で購入できたはずであるが、相場が少しばかり高くなったようである。

 システムは二つあるのにどうして3セットかというと、よく壊れるからである。特にプリアンプであるQUAD22がよく壊れる。

 実際3セットあっても、そろって可動可能状況であったためしがない。特にボリュームに不具合が生じた1台のQUAD22は長期入院からなかなか戻ってこなかった。

 しかし、YKさんのところでその不具合がどうにか完治し、さらに健康体になるべくブラッシュアップされて、昨日戻ってきた。

 そこで、早速ダンボール箱からQUAD22とQUADUを取り出し、1階のセットと取り換えて聴いてみた。1階のセットのQUAD22も一度急に異音を発したため修理に出した経歴がある。しかし、その時はコンデンサーを交換しただけで、オーバーホールは行わなかった。

 LP-12のターンテーブルにシベリウスのバイオリン協奏曲のレコードを載せて針を降ろす。そして、愛用の椅子に座り音が出るのを待った。

 音が出てきて、「おっと・・・もちもち・・・」という内心のつぶやきがもれた。つきたての餅のような音触である。ふにゅーと伸びる。その表面はしっとりとしてもちっとしている。けっしてスーパーで買ってきたパック餅をレンジでチンした感じではなく、実際に臼と杵でついた餅を手早く手で丸くした餅のような食感なのである。

 ブラッシュアップの効果であろうか。同じQUAD22とQUADUであるがかなり異なった印象を受ける。ビンテージはやはり怖い面がある。そのコンディションで同じ製品であっても、型番が違うのかというくらいの差が出るのである。

 YKさんによるブラッシュアップはその機器が本来持っていたポテンシャルを上手に引き出すようである。送られてきた段ボール箱には1階のクワドラスパイアに従来納まっていたセットが梱包された。残りの2セットのQUAD22とQUADUも順次ブラッシュアップ作業のため送られる予定である。 



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