2009/9/11

1276:NAGRAとQUAD  

 「QUADを聴く会」は実在しない。なので会長も副会長も当然のこととして役職としての存在はない。しかし、何故かしら私の頭の中では存在している。

 「QUADを聴く会」に最初に参加したのは半年ほど前。その後何度かその集会に参加したのであるが、そのなかでQUAD 22とQUAD Uで鳴らすESLの魅力に心惹かれ、我が家にもそのシステムが導入された。それは現在2階の主寝室の空いた空間を占有している。残念ながら私以外の家族には歓迎されていないが・・・

 さらにQUADのアンプで鳴らすTANNOYにも大きな魅力を感じた結果、1階のリスニングルームからは最新のハイエンド機器が追い出されてしまった。

 なので、「QUADを聴く会」は、自分の音の嗜好性が当初想定していた最新ハイエンド機器から聴ける音ではなくもっと別なところに焦点があっているようだということを確信する大きなきっかけとなってくれた。

 もちろん、うすうすは気がついていたのであるが、なるべくそれを認めたくないようなところがあったのかもしれない。しかし、「QUADを聴く会」でダメをおされたようなところがあった。

 明日はその「QUADを聴く会」の臨時集会の予定が入っているのである。場所は副会長のKさんのリスニングルーム。結構な人数が集まるようである。その臨時集会のテーマは「NAGRAとQUAD」。NAGRAのオープンリールデッキの音をQUADを中心としたシステムで鳴らしてみようという企画である。

 NAGRAの魅力の大きなポイントはその造形美にある。プロフェッショナルな機器に求められる機能性と耐久性を高度に維持しながら、一つ一つの造形がしっかり「美」に昇華されている。その機能美がもっとも効率的に表現されたのがコンパクトなオープンリールデッキである。

 NAGARAのオープンリールデッキの音は結構衝撃的であった。その音はレコードやCDとはレベルの違う風格を備えていたのである。もちろん欠点がないわけではない。ソフトの入手が比較的困難なことやその数が少ないこと、さらに操作がやや煩雑で2曲目と5曲目のみを聴きたいというときにとても厄介であることなど・・・

 しかし、それらの欠点を補って余りある音の良さがある。その音を聴いてしまうと「これって反則・・・」といった感想すら持つのである。

 オープンリールの音はレコードとは違う、そしてCDとも違う。両者の良いとこ取りをしているようなところがある。レコードに感じられる実体感や温度感というものはしっかりある。そしてCDに感じられる正確な空間表現や音の輪郭感の鮮明さもある。

 そのNAGRAのオープンリールデッキととQUADのアンプとスピーカーの組合せからどのような音が聴けるのか明日が楽しみである。



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