2009/8/29

1264:Lo-D HS-500  

 Lo-Dは日立、Aurexは東芝、OTTOは三洋、Technicsは松下といった具合にオーディオがビジネスとして成り立っていた時代には各電気メーカはオーディ専用のブランドを立ち上げていた。

 それらはオーディオブームが去るとともに消えてなくなってしまったが、その時代に各メーカーが力瘤をこめて作った製品のなかにはなかなか優れたものが多い。

 そういった優れた製品の一つが、Lo-Dが1968年に発表したHS-500である。HS-500は、日立がその持てる技術の粋を凝らして完成した名機である。当時はARがブックシェルフ型スピーカーの雄とされていた時代に、世界的なレベルに追いつけ追い越せという意気込みで完成された高性能スピーカーであった。

 そのHS-500に取り付かれた人は多いようである。私が知っているのはK&KさんとOldさんである。K&KさんはHS-500をスタックしてマルチアンプ駆動されている。さらにそれに飽き足らずリアにもHS-500をあてがいマルチチャンネルにも挑戦。なんとHS-500を6台もお持ちなのである。

 OldさんのHS-500は新たなエンクロージャーを与えられた現代版HS-500である。その姿は全く現代的。そしてその音はとてもクリアであった。OldさんはHS-500ばかりでなく数多くのスピーカーをお持ちで、それぞれの個性を上手に楽しまれている。

 そのK&KさんとOldさんが今日我が家を訪れてくれた。我が家には残念ながらLo-D HS-500はない。あるのはQUAD ESLとTANNOY CHATSWORTHである。

 その二つのスピーカーを順番に聴いていただいた。HS-500は1968年発売なのでQUAD ESLとTANNOY CHATSWORTHとは時代が近いといえる。こういった古いスピーカーは、現代のスピーカーと比べると劣る点は多いかもしれないが、何故か耳に心地よい。おししいところをぎゅっと凝縮しているのであろうか。

 自分の舌に合う味というものがあるように、自分の耳に合う音というものがある。私の場合この二つのスピーカーが耳に合うようなのである。しかし、お二人に耳に合ったかどうかは不明である。



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