2009/8/8

1243:数多くの聴き歩き  

 私は「聴き歩き」が趣味である。なので結構な数のお宅にお邪魔した。その数を数えたことはないが相当数になるであろう。

 先輩マニアの方の練られた音を聴かせていただき、初心者丸出しの我が家の音を少しでも良くしたいという思惑があったのは事実である。が、最近は純粋にその独自の味を味わいたいといった感じに変わってきた。

 そして、色んな味を経験するうちに自分の舌に馴染む音というものがあることが分かってきた。そしてその味は我が家の音にも影響を与えることとなった。

 そのおかげか、どうにか最近我が家の音も、自分自身では違和感のない感じになってきた。もちろん普遍性は全くない。聴くジャンルもかなり偏っている。特に最近はクラシックでもかなり古い時代のもの、バロックやバロック以前のものが中心になってきている。ボーカルも聴くのであるが、比較的おだやかな感じの女性ボーカルが中心。

 聴くジャンルがかなり限定的であるのと、音の質感に対する好みが結構偏っているので、我が家の音もそういう点からすると、かなり偏ったものになっているはず。

 今日はわが家でOFF会であった。hadesさん、Akimitsuさん、euroさんが来てくれた。偏っているということは、ある意味独自性のある味わいがあるということであり、もちろん口に合わない可能性は高いのであるが、自分なりの味は出ているということであろう。

 没個性でないということはけっして悪いことではないはず。ということで何十年も前の古い機器が主要ポジションを占めることとなった我が家の音を、三人の方にひと通り聴いていただいた。

 TANNOY CHATSWORTHとQUAD ESLはそれぞれ個性的なスピーカーである。形状はかなり異なる。共通するのはとても古いスピーカーであることと、片手でもてるくらい軽いこと。そしてQUADのアンプで鳴らすと中域に照りがでること。

 今日euroさんからいただいた「しげの珈琲」のブレンド豆は焙煎の加減が絶妙なのかとても良い色合いで、濃い照りがその表面に出ている。

 その艶やかな色合いを見ていると、きっと味も素晴らしいと思えてくる。実際にネルで丁寧にいれると深く複雑な味わいが深煎り独特の香ばしさとともに舌に心地よい。

 こういった深い照りと複雑な味わいを、わが家の二つのシステムからも出したいものである。まだまだその途上ではあるが、自分なりの方向性ははっきりと決まったようである。これも数多くの「聴き歩き」のおかげかもしれない。



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