2009/8/31

1266:3シリーズ  

 洋式トイレの便座に座った。夏なので当然便座を暖める機能はOFFにしてある。夏の暑い時期に便座の暖房機能がついていたりすると、うんざりするうえ「エコでない・・・」と思ってしまうから、夏は便座の暖房機能を切っておく。

 今日は「冷たい・・・」と感じた。便座の暖房機能はやはり便利な機能であると改めて思った。そして、久し振りに「冷たい・・・」と感じたことで、改めて夏の終りも感じることとなった。

 いろんな便利な機能が付いていることは嬉しいことである。その便利さに慣れてくると、ない時にはないで不都合を感じなかったことも、ないと不都合を感じるようになるものである。

 我が家のBMW 735iは走行距離が80,000kmを超えたあたりからマイナートラブルが連発しだした。どれも走りの基本的なことには関係のない付随的な機能なのであるが、ある状態に慣れていると、その機能が働かないとやはりいらいらするのである。

 昨日と今日その修理のために車をディーラーに出した。その2日間、代車としてBMW 320iを借りた。「BMWで一番良いのは3シリーズ・・・」というのはよく聞く言葉である。「スポーティーでFUN TO DRIVEな車」としての性格を前面に打ち出しているBMWはコンパクトな3シリーズでその味わいが最もよく分かる、という意味である。

 その320iであるが、2日間乗った印象は当然といえば当然であるが7シリーズとは随分違ったものである。随分固めでしっかり感がある。ステアリングが重くしっかりしている。足回りが固く昔ながらのドイツ車的な味わいが色濃く残っている。

 これはもちろん確信犯的な味付けである。代車はM-Sportsと呼ばれるスポーティーな仕様であったこともその一因であったと思われるが、3シリーズの性格に合わせたセッティングがなされているのであろう。

 「少しやりすぎじゃないの・・・」というのが乗り換えた当初の印象であった。7シリーズは、その車の性格にあわせかなり癒し傾向になっている。その乗り味に慣れた体には多少お疲れモードに誘導する傾向があったのである。

 しかし、2日目になると体も慣れてくる。もう少し乗っていたいところであったが、そうもいかず今日返してきた。7シリーズに乗り換えると「やっぱりこっちの方が癒されるな・・・」と感じた。

 20度を下回る気温の日には8月であっても暖房便座がありがたいように、7シリーズの癒し系の乗り味はBMWのなかにあっては貴重なのかもしれないと感じた。

2009/8/30

1265:かよわい夏  

 昨日は夏が少しばかり復活したが、今日は雨が降ったり止んだりで気温が全く上がらない。「夏もここまでか・・・」といった感じである。

 もともと今年の夏は体が弱い感じであった。梅雨が長く、梅雨明けが発表されても梅雨が続いているような天気が多く、ここ数年のうだるような酷暑とは程遠い夏であった。

 夏の終りは物悲しいもの・・・秋のほうが涼しくすごしやすいのであるが、やはり夏が去るのは物悲しい。

 明日で8月が終わる。明後日からは9月になり季節も変わる。そして、政治の世界でも大きな変化の波が押し寄せてきそうである。

 民主党政権となり日本の状況が本当に好転するのかどうかは不明であるが、多くの国民が現状に対して不満を抱き、変革を強く欲していたようである。

 日本もこの選挙を契機として二大政党制に近い政治体制に代わるのであろうか?民主党と自民党がある周期で政権を担うような体制になることが健全なかたちなのかもしれない。

 現在製造業を中心とする中小企業はきわめて深刻な状況にある。今日の選挙の結果が、日本の経済状況が少しでも好転するきっかけになってくれればいいのであるが、どうなるのであろうか。

 日本の政治状況が大きく変わることは確実なようであるが、わが家のオーディオ事情は半年ほど前に大きな変革を迎えた。一気に時代がさかのぼってしまったのである。私のオーディオ歴は短い。古い機器が現役であった頃のことは知る由もない。

 なので、昔憧れていた機器を今手にするといったパターンでは全くないのである。そういう意味では全く未知の分野である。

 昨日、Oldさんが「ひやひやしました・・・」とおっしゃられていた。ESLを結構な音量で鳴らしたのである。OldさんはESLもお持ちで一度ウーファー部分が破損し修理された経験をお持ちである。それ以来Oldさんはサブウーファーを併用され、ESLの低音はある程度までしか使わないようにされているとのこと。

 確かにESLは多少かよわそうである。少し今年の夏に似ていなくもない。もう少し大事に扱ってあげた方がいいのかもしれない。

2009/8/29

1264:Lo-D HS-500  

 Lo-Dは日立、Aurexは東芝、OTTOは三洋、Technicsは松下といった具合にオーディオがビジネスとして成り立っていた時代には各電気メーカはオーディ専用のブランドを立ち上げていた。

 それらはオーディオブームが去るとともに消えてなくなってしまったが、その時代に各メーカーが力瘤をこめて作った製品のなかにはなかなか優れたものが多い。

 そういった優れた製品の一つが、Lo-Dが1968年に発表したHS-500である。HS-500は、日立がその持てる技術の粋を凝らして完成した名機である。当時はARがブックシェルフ型スピーカーの雄とされていた時代に、世界的なレベルに追いつけ追い越せという意気込みで完成された高性能スピーカーであった。

 そのHS-500に取り付かれた人は多いようである。私が知っているのはK&KさんとOldさんである。K&KさんはHS-500をスタックしてマルチアンプ駆動されている。さらにそれに飽き足らずリアにもHS-500をあてがいマルチチャンネルにも挑戦。なんとHS-500を6台もお持ちなのである。

 OldさんのHS-500は新たなエンクロージャーを与えられた現代版HS-500である。その姿は全く現代的。そしてその音はとてもクリアであった。OldさんはHS-500ばかりでなく数多くのスピーカーをお持ちで、それぞれの個性を上手に楽しまれている。

 そのK&KさんとOldさんが今日我が家を訪れてくれた。我が家には残念ながらLo-D HS-500はない。あるのはQUAD ESLとTANNOY CHATSWORTHである。

 その二つのスピーカーを順番に聴いていただいた。HS-500は1968年発売なのでQUAD ESLとTANNOY CHATSWORTHとは時代が近いといえる。こういった古いスピーカーは、現代のスピーカーと比べると劣る点は多いかもしれないが、何故か耳に心地よい。おししいところをぎゅっと凝縮しているのであろうか。

 自分の舌に合う味というものがあるように、自分の耳に合う音というものがある。私の場合この二つのスピーカーが耳に合うようなのである。しかし、お二人に耳に合ったかどうかは不明である。

2009/8/28

1263:あけみ  

 「おおきに〜、一口で食べたらやけどするから気いつけや!」京たこ国立店のおばちゃんは強烈な関西弁丸出しである。これがなんとも味わい深い。

 このお店は国立駅からは少しばかり離れている。夜になると人通りもそれほど多くはなく、あまり繁盛しているわけでもなさそうである。

 その証拠に何度かこの店の前を通ったのであるが、おばちゃんは大概椅子に座って高い位置に置かれている古ぼけた小型テレビに見入っていた。

 今晩もそうであった。客はなく、テレビに見入っていた後姿に「すみません、辛口たれ一人前下さい。マヨネーズつけてね・・・」と声をかけた。

 するといつものように手際よくつめて商品を渡してくれる。年のころ55歳ぐらいであろうか、人生に疲れた風貌ではあるが威勢は良い。どのような人生を過してきて今この店先に佇んでいるのかは不明ではあるが、どこかしら恵まれた人生ではなかったような気にさせる。

 LINNのIKEMIは「アイケミ」と呼ぶのであろう。日本語の「あけみ」からつけたネーミングであろうか?LINNの製品には時々日本語からきているのではないかと思わせるネーミングがつけられる。

 IKEMIの下位機種にあたるGENKIも「元気」からきているのであろう。その頃アイバー・ティーフェンブルンは日本人の愛人がいたのであろうか?

 その愛人の名前が「あけみ」。そしてその「あけみ」は、会うとまず最初に「元気?」と聞いてくる。アイバーはその後その愛人とは手が切れたが、その名前と口癖がLINNのCDプレーヤーの商品名として残った・・・なんてことを想像したりする。

 「あけみ」という名前は、きっと今はあまり流行ではないはず。結構年配の女性に多いのではないであろうか。個人的な感想としては「あけみ」といいう響きからは何故かしら幸薄い女性が連想される。

 たとえば場末のスナックを切り盛りしている初老の女性とか・・・そういったイメージを持ってしまうのである。「人生いろいろあってね・・・今はこうしてささやかに暮らしているよ」といったささやきがもれてきそうな雰囲気がその響きからは感じられるのである。

 京たこ国立店のおばちゃんの名前が「あけみ」だったら結構噴出すだろうな・・・とそんなことを思いながら、車を止めたコインパーキングの方へ歩いていった。そして歩きながら一口ほうばってみた。とても熱かった。あやうく口の中をやけどしそうになった。「ほうら、みてみい・・・いうたやろ!」とおばちゃんに怒られたような気がした。

2009/8/27

1262:IKEMIと588  

 我が家の2階のCDプレーヤーはemm LabsのCDSDとDCC2のペアである。我が家のオーディオは1階も2階もコンパクトな機器が多いが、このemm Labsのペアはコンパクトとはいえない。

 かといってそれほど大きくもなく、いわゆる標準的なサイズのCDトランスポートとDAコンバーターなのであるが、他の機器がコンパクトサイズなので少し大きく見えてしまう。

 また、そのデザインもそして操作性も洗練されているとは言い難い。その姿かたちを見ていると、いっそのこと他の機器のサイズとのバランスを考えて、もっとコンパクトな一体型のCDプレーヤーに買い換えてしまおうかという気になってくる。

 コンパクトなサイズの一体型ということで考えると、最有力候補にあがるのが、LINN IKEMIである。これは、現在のLINNのデザインとは異なり一世代前の漆黒で朴訥系のデザインである。ぱっと見の存在感はきわめて希薄。

 しかし、その音のセンスは素晴らしいものがある。欲張ってはいないが「分かっているな〜」といった印象を持つ。

 2階で使用しているフォノイコライザーはLINN LINTO。IKEMIであればデザインやサイズが同じシリーズで統一感がでる。SOLIDSTEELのラックの最上段にはIMMEDIAをセンターにおいて、中段と最下段については左側にLINNを右側にQUADを割り当てると、見た目的な整合性がぐんとアップする。

 IKEMIは現行製品ではないので中古品ということになるが、Yahooオークションでは17万円、ショップでは25万円程度の価格となる。比較的お手頃な価格である。

 第二候補はMERIDIAN 588。これもIKEMI同様、現行品ではない。MERIDIANはこのシリーズまではとても優れたデザインセンスを有していたのであるが、Gシリーズは一般的にはより豪華になったのかもしれないが、個人的にはかなりがっかりした。500シリーズまでにMERIDIANが有していた英国風のスムーズさが減じてしまった。

 このMERIDIAN 588は、IKEMIとほぼ同一サイズ。こちらもぱっと見の豪華さは希薄。しかし、よく見ると「良い仕事してますね〜」と心のなかでつぶやきたくなる。

 こちらは残念ながら実際に聴いた経験はない。こちらもきっと欲張ってはいないがセンス良く音をまとめているような気がするのである。

 見て目だけで判断するなら、LINN IKEMIもMERIDIAN 588もemm Labsのペアを大差で引き離すが、emm Labsの音を聴くと「やはりこのままにしておこう・・・」という気になってくる。なので、IKEMIも588もSOLIDSTEELのラックに収まる日はしばらく先になりそうである。

2009/8/26

1261:Audi A6  

 「Audi A6はマイナートラブルはありませんか?私のBMWはここのところ電気系のマイナートラブル連発です・・・」と今日訪問した顧問先の会社の社長に聞いてみた。

 2年ほど前にAudi A6を会社で買ったので、その様子が少しばかり気になっていたのである。モデルはAudi A6 2.8FSI クワトロ。Audi A6は今年になってからマイナーチェンジされたが、外観は必要最小限度の変更にとどめられたので、よっぽど車好きの人でないかぎり気がつかないはず。

 Eセグメントの一員として「メルセデス・ベンツEクラス」や「BMW5シリーズ」と本国ドイツでは、ほぼ互角に戦う「Audi A6」であるが、「Eクラス」と「5シリーズ」が圧倒的な強さを誇る日本では、とても控えめなシェアしか有していない。

 今やAudiのアイデンティティーとなった「シングルフレームグリル」はこのA6が最初に採用したものである。そのA6もモデル末期に差し掛かり来年か再来年あたりにはフルモデルチェンジする予定である。

 さて、私の質問に対する社長の答えは「そりゃ、ありますよ。今度も週末にディーラーに持ち込んで直してもらう予定です。」

 同類相憐れむではないが、「どんなマイナートラブルです?」と好奇心たっぷりで聞いてみると、「エアコンが右側はちゃんと冷房になるのですが左側の吹き出し口からは暖房であたためられた空気が噴出してくるのです。」といささかあきれた表情で言われた。

 「ドアミラーが閉まらないくらい、どうってことないか・・・」と内心思ってしまった。「Audiもやはりそうか・・・しかもまだ2年で・・・まあ、これも走りの基本的なことには支障がないとはいえ、夏にこのトラブルは辛いはず・・・」

 先代のAudi A6は12年前にわが家のガレージに収まっていた。今でもこの先代A6のデザインは並み居る洗練系4ドアセダンのなかでもダントツに優れたデザインであったと個人的には思っている。しかし、そのときもマイナートラブル連発であった。走りの基本性能とデザインは本当にすぐれものであっただけに残念であった。

2009/8/25

1260:習慣化  

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 河口湖インターの出口のすぐ側には富士急ハイランドがある。凄まじい恐怖を味あわせてくれそうなジェットコースターが立ち並んでいる。

 その脇をすり抜けて河口湖方面へ向けて車を走らせて途中から西に向かう。朝霧高原にあるゴルフ場へ向かう道は、時折うねるような起伏があるが、それがまた走らせていて気持ちが良い。

 さらに今日は夏の終りを告げるような涼しげな天候であり、窓を少し開けると涼しげで爽やかな風が舞い込んでくる。半袖のポロシャツでは多少肌寒く感じるほどである。そういえば、先ほど見かけた国道の上の電光掲示板に表示されていた気温は18度であった。

 富士の裾野に広がる朝霧高原は、牛乳でも有名である。ゴルフ場で「朝霧高原牛乳」を飲むと、普段スーパーで買っている牛乳がひどく薄いものに感じられる。そういえばゴルフ場へ向かう道すがら大きな乳牛を何頭も見かけた。その乳牛は思いのほか大きく旺盛な食欲で牧草を食べていた。

 さて、肝心の今日のゴルフのできは・・・「普通」である。良くもない。かといって悪くもない。アベレージどおりのスコアであった。相変わらずステップアップは遠い。まあ、練習もしっかりとしていないので、当然といえば当然である。

 レッスンプロの甘言に良い気になって、「週3回練習場に通えば確実にステップアップができるかも・・・」と思ったが、思い立ってから一度も週3回以上練習場に行っていない。相変わらず週1回程度なのである。

 人間は習慣の動物である。習慣になってしまえば強いのであるが、習慣にするまでが大変なのである。時々「ブログを毎日更新されてますが大変ですよね?」とOFF会などで聞かれる。しかし、私自身はそれほど大変と思っていない。もう習慣になっているからであろう。週3回の練習場通いも習慣になればいいのであるが・・・

2009/8/24

1259:コンサートホール  

 羽村市は財政が豊かなのであろうか?いや決して楽ではないはずである。しかし、「ゆとろぎ」と命名された複合文化施設はきわめて豪華である。こんな大きな「箱もの」を作るとなるとその総工費は数億円。さらに年間の維持費も相当な金額となるはずである。

 私は羽村市民ではないので、複雑な心境にはならないが直接的な納税者である市民は多少複雑な心境ではないであろうか?

 ここの大ホールは、実質的には中ホールと呼ぶべきかもしれない。フルオーケストラだとスペース的にきつきつである。また、響きの点でももう少し空間的な余裕が欲しいところである。

 しかし、真新しくすがすがしい空間である。音響的も充分に練られているのであろう。空間的な不足感をあまり感じさせない音を聴かせてくれた。

 昨日は夜、クラシックのコンサートに出かけた。日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会であった。プログラムは、ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲 ベートーベン:ピアノ協奏曲第5番 「皇帝」 ベートーベン:交響曲第7番 であった。

 指揮者は梅田俊明。ピアノ協奏曲のピアノは前山仁美。このコンサートホール同様、新鮮で溌剌とした演奏で好印象であった。

 このホールは我が家から車で30分ほど。やはり近いということは良いものである。ついつい都心の有名なホールではなく、郊外の市民ホールに足が向かう。演奏会が終わった後、ゆったりと車で帰れるのが嬉しい。

 コンサートホールでの生演奏を聴くと「やはり、生演奏は良い音である。音が濡れている。しかも軽い。こういう音がオーディオからも聴きたいものである・・・」とついつい心の中でつぶやく。

 そして、いつものことであるがコンサートから帰るとリスニングルームへ直行する。そしてプログラムで聴いた曲と同じ曲をオーディオで聴くのである。

 「濡れた感じはもう少し欲しいけれど、総体的な質感は近いものがあるような気がする・・・」などと検証するのである。

 もちろんオーディオ固有の音のいでたちがあって当然いいのである。別に演奏会で聴いた音との対比で一喜一憂する必要はないのである。

 しかし、私はもともと「オーディオの人」ではない。コンサートホールが音楽との接点の主要なポジションを占めていた。なのでコンサートホールで聴ける音とオーディオの音との質感が近いと嬉しいのである。 

2009/8/23

1258:グラナイト  

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 オラクルのデルフィは最新型になってからベース部分がブラックになった。ブラックの方が精悍で落ち着いた質感が感じられる。

 そのベース部分の素材は一般的にはブラックアクリルなのであるが、fairbrookさんのデルフィは特別仕様のものであった。素材がグラナイトなのである。ブラックアクリルよりも重くしっかりしたグラナイトであるということは、当然音にも影響があるはず。

 トーンアームはGraham 1.5t。こちも精密で緊張感のある造形である。正確な音がしそうである。カートリッジはベンツ・マイクロ GLIDER-SL。スケルトン構造のスポーティーないでたち。

 CDで数曲聴かせていただいてそのバランスの良さと音の伸びやかさに感心しきりであったが、その後アナログの音が流れてくると「より力強い・・・特に低域のグリップ感が20%ほどアップした印象である・・・」と心の中で思った。

 デルフィはまだ導入されたばかりのはずであるが、充分にその素晴らしさが醸し出されている。スピードがありグリップ力も相当な高レベル、ダールジールのプリアンプに内蔵されているフォノイコライザーの質感もこの音に多大なる貢献をしているはず。

 特に印象の良かった低域のグリップ感は、ベース素材のグラナイトの効果であろうか?ブラックアクリルの音の質感がどうなのかは不明であるが、この特別仕様のためにかかるコストが思ったほどでないことを考えるとこの選択は正解であったという気がする。

 fairbrookさんは、ここ数年オーディオに多大なる投資を続けてこられた。それとともにセッティングを含めて様々な調整を重ねてこられた。その甲斐あって破綻のない高レベルのオーディオライフの構築に成功されたようである。それはグラナイトのように磐石でしっかり感にあふれている。

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2009/8/22

1257:ダブルジール  

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 CDの1曲目を聴き終えたとき「凄く良くなりましたね・・・」と言葉をかけた。そして2曲目を聴き終えたとき「オーディオ的なグレードがとても高いのに、音楽の躍動感や楽しさが損なわれていないところが良いですね・・・」とさらに言葉をかけた。

 今日はfairbrookさんのお宅を訪問した。題して「ダールジール巡礼 第4弾」となるOFF会である。その構成機器は泣く子も黙るラインナップ。スピーカーはシステム7、色はダークパープル。プリとパワーはダールジール。「ダブルジール」である。デジタルはdcs。

 そして、今日の私の一番の注目であるアナログプレーヤはオラクル デルフィ。アームはグラハム・エンジニアリング。カートリッジはベンツ・マイクロ。

 全く隙のない陣営である。行き着くとこまで行き着いてしまった陣営である。いや実に素晴らしい。さらに素晴らしいのがそのラックである。堅牢にして芸術的、微動だにしない構造を有していながら、優美さの横顔ものぞかせる。

 メーカ名は失念してしまったがイタリア製のもので超重量級。以前はナスペックを通じて正規に輸入されていた時期もあったとのこと。

 さらに、音響対策や電源周りのノイズ対策など様々な対策が緻密にそしてとてつもなく丁寧に行われている。超高性能なオーディオ機器の本来の性能を引き出すためには、やはりここまで神経を使わないといけないのであろう。

 そういった数知れない対策が効を奏してか、今回は前回と比べはるかに良い結果が出ている。音に対するストレスが見事に取り払われ、音楽を抑圧するものが全くないので音が伸びやかにすっと出る感じである。情報量や解像度は高レベルであるにもかかわらず、嫌らしさが皆無である。部屋との調和も見事に取れている。

 fairbrookさんによると最近行った、スピーカー左側にある引き違いの扉に対する音響対策が激的な効果をもたらしたとのことである。その対策は100円ショップで買ってきた小さなタイルのようなものと1円玉を貼り付けるだけの簡易な対策である。コストはきわめて小額。

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 超高額なハイエンド機器を生かすも殺すも、1円玉と100円ショップで売られているタイルというのは怖いような凄いことのような・・・

 大きくジャンプアップし見事にバランスの頂に足を踏み入れたfairbrook邸のシステムであるが、アナログ・システムも最近導入された。そのアナログに関しては明日にでも・・・



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