2009/5/25

1166:38cm/sec  

 妄想のメリーゴーランドは回り続けている。回り続けていると行動が起きる。行動が起きると結果が生じる。その連鎖を実効性のあるものにするのか否かは現状では不明であるが、サイドブレーキを引きながらアクセルを吹かしているような状態である。

 こういうときに限って見つかるのである。NAGRAではないが、同様にプロ用の録音機器として一世を風靡したStellavox SP8が中古で出ているのである。値段は32万円。

 しかし、当然2トラック専用機である。4トラックのソフトはかからない。4トラック用のヘッドを搭載すれば、4トラックのソフトがかかるかもしれないが、純正部品である可能性は極めて低い。

 そのデザインはNAGRA同様精緻の極みのようなデザインをしている。もはや芸術作品とでも呼びたくなるほどである。

 なので「オブジェ」として飾っておいてもその存在意義は極めて高いともいえる。SOLIDSTEELLのラックの上段にIMMEDIAのレコードプレーヤーとStellavox SP8が並んだ姿を想像すると、目じりが1.9cmほど下がる。

 実にメカニカルビューティーである。実に冷徹なまでの構成美である。そこから繰り出された音がQUAD22とQUADUを通るさいに充分に暖められてESLから空中に放たれる。そう妄想するだけで、精神的マスターベーションが完結する。

 2トラックのソフトはないわけではない。ごく少数は存在する。それをコツコツと買い求めて、密やかに楽しむ。高価であるといっても希少価値のあるオリジナルレコードほどではない。レコードやCDはそれなりにあるので、オープンリールのソフトを数多く所有する必要性もあまりない。

 その回転スピードは増してくるようである。昨日まで19cm/secであったスピードは現在は38cm/secまで上がってきている。メリゴーランドはのんびり楽しむものであるが、乗っているものを振り落とさんばかりに勢いを増してきている。



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