2009/5/21

1162:非現実的  

 今日は精神的に疲れた。税務調査の立会いであった。税務上は、全く問題のない会社であった。それでも一日税務調査に立ち会うと精神の芯の部分が疲れる。故意にではなく、何らかのケアレスミスによる間違いがあるかもしれない・・・そういう危惧が常に心から離れない。

 調査官の動向をすばやく察知し、先回りして指摘されそうな項目を頭の中で洗い出す。そして、その項目に関して知っている知識を総動員して、指摘事項をやり過ごす方法論を探し出す。

 そんなことを一日やっていると、実際に体を動かして仕事をするわけではないが、立会い終了時にはやれやれといった感じで心も体も疲労しているのである。

 そういった極めて現実的な問題で心が疲労したときは、全く逆の方向に心が行きたがる。非現実的で瞑想的ともいえる方向に行きたがるのである。これは精神のバランスを保つうえで必要な防御本能なのかもしれない。

 数時間前までは、消費税課税区分に誤りがないか、消費税納税額計算上の特例計算の適用要件を満たしているか、役員に貸与している社宅の賃貸額計算の根拠は税務上適正であるかなど、税務署の調査官と表向きは穏やかにやりあっていたのに、その帰り道車のハンドルを軽く握りながら「仏教では輪廻転生を説いているけど、真実はどうなのであろうか?」などとぼっとしながら考えていたりしている。

 そして、事務所へ車で戻る途中で帰宅する数人の小学生を見かけたときには、その屈託のない表情を眺め、「子供は夢である。未来と期待に満ちている。そして、精妙で澄み切ったエネルギーを発してる・・・」といったことを思ったりもする。

 そして、将来現役を引退したら小学校のすぐ側に小さな家を購入して住みたいもだとも思った。きっと小学校の周囲にはアルファ波が溢れているはず、そして登下校する子供たちの表情を眺めているだけで、心が活性化されるような気がするのである。



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