2009/5/20

1161:初夏  

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 5月であるが、もう初夏の陽気である。今日などは「初夏」という爽やかな言葉の響きを既に超えてしまった。

 水色のPH50が届いた。「水色」というとちょっと違うかもしれない。特に白熱灯の色との相互作用で淡いグレーをベースとして、うっすらと水色が入っているという感じである。

 なかなか、涼しげでいい。特に今日のような暑かった日にはその涼しげな風貌は目に心地よい。このデザインが50年前のものとは思えないほど、古さを感じさせない造形である。

 私は、北欧家具が好きである。今はオーディオルーム兼ピアノ練習室となってしまっているが、オーディオを始める以前は普通の応接間であった。そこにはピアノとアンティークの北欧家具が置いてあった。

 北欧家具の良いところは、かなり古いものであっても、そのデザインが質素にして流麗で、朴訥にして洗練されているところであろうか。どちらか一方に完全に振れていないのである。

 なので、一見何気ない。デザインに興味のない人にとってはどうということのない感じでしかない。いかにも豪華といった雰囲気はないのである。しかし、よく見ると実に洗練された造形を内蔵しているのである。

 今日から我が家のダイニングテーブルを照らすこととなったPH50も同様である。一見すると派手さはない。しかし、その造形は実に練られている。そのバランスは何かを足したり引いたりすることを頑なに拒むような完成度を見せる。

 PH50とほぼ同時期に発売されたQUAD ESLの造形にもほぼ同様なことが言える。その造形は、「完成形」的なバランスをみせ、アンティークの北欧家具にぴったりマッチする。



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