2009/5/18

1159:露出狂  

 昨日お邪魔した五辻さんは、オーディオ機器がなるべく目に付かないようなセッティングを心がけていらした。なので、視認できる場所にはスピーカーとレコードプレーヤーしか置かれていない。

 プリアンプやパワーアンプなどは作り付けのレコードラックの下のほうに極力目に付かないように密やかにセッティングされている。

 UNICORNをお使いの浅川さんのお宅でも、スピーカー、レコードプレーヤー、CDトランスポートのみ表に出ているが、それ以外のオーディオ機器は扉つきの特製ラックに納められ、その扉を閉めてしまうと目には付かないようにされていらした。

 五辻さんのお宅も浅川さんのお宅も、リビングルームにオーディオ機器がセッティングされている。そのリビングルームは趣味の良い家具や調度品で整いよく装飾されていて、美しい絵画や工芸品が絶妙の位置に置かれている。

 オーディオ機器は、残念ながら多くの場合それらの絵画や工芸品に比べてしまうと見劣りしてしまう。そのため両氏のリビングルーム兼リスニングルームではオーディオは必要最小限の露出に抑えられている。

 我が家はそういう意味では「露出狂」的なリスニングルームである。しかし、それはかなり確信犯的な「露出狂」なのである。私にとってオーディオ機器は工芸品あるいはさらに言うなら芸術作品にも勝るとも劣らない存在でもある。

 雑然と積み上げているだけではオーディオ機器は醜い存在でしかない。出来るだけオーディオ機器が美しく見えるように「展示」したい、という気持ちが強くある。オーディオ機器そのもののデザインの美しさもさることながら、ラックに収まる姿がさまになるようにしたいのである。

 ラックは額縁である。オーディオ機器が絵である。額縁に良い感じで納められ、ある程度の空間を確保するように、壁に掛けられて初めて心落ち着けて鑑賞できるようになる。できれば、そんな感じで音楽もオーディオ機器も鑑賞したい。



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