2009/5/11

1152:縦長配置  

 何らかのメッセージが送られているような気がすることがある。それは気がするというレベルであり、なんら確証はない。全く偶然目にした数字や景色に何かしら意図のようなものが感じられるときがある。

 それが具体的に指し示すメッセージを解読することはできないのであるが、映像として一つのイーメージが浮かんでくることもある。そういったものが役立つ確率はそれほど高くないのであるが、日常生活のなかでの何気ない「思いつき」には時として示唆に富んだものが含まれていることもあるはずである。それは川底の砂をすくって砂金を目を凝らして見つけるような作業なのかもしれない。

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 事務所でパソコンに向かって意味のないように見える数字の羅列を盛んにテンキーで入力していた時、1階のリスニングルームの新しいイメージが浮かんだ。

 まず横長配置をやめて、縦長配置にする。スピーカーは背面の壁から相当離し、部屋の縦方向3分の1あたりに設置し45度ほどの強い内振りを付ける。三つ並んだクワドロスパイアのラックはスピーカーの後方にシンメトリックに配置する。

 そして唯一この部屋に残された外界との接点である東側の窓はラックの後方、リスニングポイントから見て真正面に位置する。その窓は左右の両側を5cmほどスリット上に開放する。機密性の高いこの部屋の逃げ場の無い空気はその窓の両サイドのスリットから外界へと開放される。

 空気と一緒に音も漏れるが、近隣との距離と普段聴く音量を考えると問題はほとんどなさそうである。

 さて、そのイメージどおりに配置を変えてみた。まだ試作品といった段階ではあるが可能性の片鱗を感じさせてくれた。

 ふと浮かぶイメージが何らかの意図を持っているのか、あるいは何かしらのメッセージを含んでいるのかは不明である。全く意味のない歯車のかみ合いかもしれない。しかし、出来れば丹念に拾ってみたい。

2009/5/10

1151:イギリス娘  

 「なんだか、か細いイギリスの小娘をごっついからだのアメリカ男が追い回しているような感じですね・・・」GRFの部屋さんの1階のシステムに対する印象である。

 言い得て妙である。確かにそのとおりなのである。私も内心この組合せは無理があるような気がしていた。まず、見た目的なバランスが悪すぎる。チャトワースはか細い華奢な容姿をしている。その間に鎮座するVIOLAはむくつけき大男の容貌である。

 音にもその感じは反映されているはずで、チャトワースを追い立てるようにVIOLAのアンプがやや強引に音楽をひっぱっていたのかもしれない。

 昨日のPaoさんが、マランツの古いアンプを盛んに薦められていたのも、この組合せに何かしら違和感を感じてらしたからであろう。

 私自身も心の奥底では分かっていたのかもしれない。最近本来メインであるはずの1階ではなく、2階のQUAD SYSTEMで音楽を聴く時間の方がはるかに多くなっていたのである。

 昨日のPaoさんも「Taoさんの意図する音は2階のほうですね・・・」と看過されていた。そして、今日我が家に来ていただいた、GRFの部屋さんとUNICORNさんも同様の意見であった。

 「QUADは肩の力の抜けた自然体の音がしますね、1階は少し無理している感じです・・・」UNICORNさんの評価である。

 的を得ている。やはり1階の組合せは考え直す必要がありそうである。Paoさんお薦めのマランツも選択肢の一つであるが、我が家にはQUAD22とUのペアが2セットある。

 しかし、1台のQUAD22は、不具合が生じたため修理に出したきりまだ戻ってきていない。なので、現在我が家にはQUADUは2セットあるのであるが、QUAD22は1台しかない。

 修理に出しているQUAD22が戻ってきたら試そうと思っていたのであるが、1階のチャトワースをQUAD22とUのペアで駆動するというプランをお二人が帰られた後、2階のQUAD22を活用して試してみた。

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 このプランは以前一度試してみたことがある。その時、何かが崩落するのを感じた。しかし、「聴かなかったことにしよう・・・」とまた元に戻してしまった。

 そして今日も同じような感想を持った。「やはり向かうべき方向は決まっているようだ。その流れを無理に止めようとしても無駄なようだ・・・」というのが正直な感想である。

 もう一台のQUAD22が戻ってくるまでは多少不便であるが、残っているQUAD22には1階でも2階でも活躍してもらうことになりそうである。そして、むくつけきアメリカの大男はわが家を去ることになりそうである。

2009/5/10

1150:AcousticPao  

 昨日はブログ「AcousticPao」を運営されているPaoさんがわが家を訪問してくれた。Paoさんのブログを読ませていただいたが、大変面白かった。Paoさんはオーディオマニアであると同時におっぱい愛好家でもある。

 そのブログにもおっぱいに関する様々な考察や研究成果が記事として報告されていてためになった。Paoさんは高校生のころからオーディオに興味を持たれ、一時は長岡鉄男氏に心酔し、様々な長岡氏設計のスピーカーを自作された経験もお持ちの筋金入りのオーディオマニアである。

 おっぱいにも高校生のころに目覚め、熱心に研究されている。綾瀬はるかのおっぱいを見れるのであれば、どんな過酷なバレーの特訓にでも耐えられる自信があるとおっしゃられていた。志の高い方である。

 まずは1階のシステムから聴いていただいた。「私が普段聴いている音量よりもいささか小さいですね」とおっしゃられていた。「コンサートホールのやや後方ではこれくらいの音量でしか音は来ないのです」と答えておいた。

 Paoさんはジャンルを問わず様々なLPやCDを聴かれるとのことであった。そして、もう少し大きな音でこっちに向かってくるタイプがお好みのようであった。

 「スピーカーだけ妙に古いものをお使いですね」と、TANNOYのチャトワースを眺めながら、その組合せの年代的な隔たりに少しばかり違和感を覚えられたようであった。

 まあ、確かにVIOLAのプリとパワーでTANNOYのチャトワースという組合せは変則的である。「TANNOYの古いスピーカーにはマランツの7と8Bのペアなんかが合っていると思いますよ」とPaoさんからはアドバイスをいただいた。これからの検討課題となりそうである。

 続いて2階に上がっていただいてQUADのシステムも聴いていただいた。「こちらの方がコンサートホールの感じは出ていますね、Taoさんの狙いからするとQUAD SYSTEMの方がより近いような気がします」とPaoさんはおっしゃってくれた。

 「実は私も2階で聴くことが多くなったのです」と答えると「やはり1階のアンプはマランツに変えたほうがいいですよ、統一感がでます」とPaoさんはしきりにマランツを推薦された。

 心の中で「TANNOYとマランツか・・・ゴールデンコンビだものな〜」とPaoさんのアドバイスをかみしめながら思った。

 Paoさんからは「今度は我が家にも来てください。好みの音の傾向は違いますが、結構迫力のある音が聴けますよ・・・」とお誘いいただいたので、近いうちにお邪魔しようと思っている。

 今日の午後は、昨日のPaoさんに続いて、GRFの部屋さんが我が家に来られる予定である。時間の都合がつけばUNICORNさんもご一緒かもしれない。大先輩の来訪であるのでいささか緊張気味である。その模様は明日にでも・・・ 

2009/5/9

1149:外形標準基準  

 今日はブログ「AcousticTao」を運営されているTaoさんのお宅を訪問した。Taoさんとは初対面であったが、長身で痩せ型、大人しい感じの人であった。会計関係の仕事をされているとのことで、「なるほど・・・」と、なんとなく納得してしまった。

 Taoさんのシステムはメインとサブに分かれている。部屋も別々である。まずは1階のメインシステムから聴かせていただいた。部屋はオーディイオ用にリフォームされている。広さは8畳ほどであろうか、アップライトピアノも置かれている。けっして広くはないが、天井高が2.7mと普通よりも高くなっているので、圧迫感はない。

 この部屋に入ると木の香りがする。壁も天井も床も木である。ところどころに石井式リスニングルームの特徴である吸音部のクロス部分が縦に走っている。

 さて、そのシステムであるがアナログが2系統(LP-12とXERXES20)で、デジタルは1系統(CD-12)である。かなりのイギリス好きのようである。アンプはVIOLAのCADENZAとSYMPHONY。ここまでは、いわゆるハイエンド機器である。問題はスピーカーである。TANNOYの古くしかもあまり大きくない「チャトワース」というスピーカーを使われているのである。

 これは40年以上も前のスピーカーである。アンプまでの機器との年代的な整合性はここではっきりと断ち切られている。なんとなく妙な組合せである。
 
 さて、気になるその音であるが、広い帯域で高分解能といったタイプではないようである。聴かせていただいたLPやCDは、ほぼクラシックオンリーであり、しかも音量も比較的低め。オーディオ的に何かしら物足りないような気がしないでもないが、「クラシックをホールのやや後方で聴くような感じで聴きたい」というTaoさんの狙いからすると、まあいいのではないかという気がする。

 私は、比較的大きな音量で「ガツン!ドスン!」系のキレのある音も聴きたい方なのでいまひとつおなか一杯にはなれない。

 次は2階のサブシステム。寝室にセッティングされているので多少入るのがためらわれる。部屋の広さ自体は1階よりも広く、15畳程度あるのではないだろうか。やや縦長の部屋の真ん中あたりにQUAD ESLが据えられている。スピーカー後方には相当広大な空間が確保されている。めずらしいセッティングである。

 アンプはQUAD 22とUという真空管式のもの。スピーカーとアンプはいわゆるビンテージである。おそらく50年程度前のもののはず。しかし、送り出しはIMMEDIAとemm Labs。これまた少々年代的な整合性からするとちぐはぐな感のある組合せである。

 こちらの音は、メインシステムよりもより繊細感のある、いかにもコンデンサー型スピーカーらしい音がする。ESLは元祖「消えるスピーカー」といったところであろうか。コンサートホールの感じはこちらの方が出ているような気がする。しかし、こちらも音がビュンと飛んでくることはけっしてない。

 Taoさんはご自身のことを「けっして、オーディオマニアではない・・・」とおっしゃられているが、これだけ多くのオーディオ機器を所有し、二つの部屋で鳴らされている。これは「外形標準基準」に照らし合わせれば、れっきとした「オーディオマニア」だと、私は思った。私の判定は「クロ」である。

2009/5/8

1148:新型Eクラス  

 新しい車が発表され、そのデザインを一目見た瞬間、「なかなか良いな・・・」とか「これはまずいんじゃないの・・・」とか結構はっきりと好き嫌いが分かれる。しかし、その第一印象というのは意外と信用出来ない。

 特に先代のデザインと比べてがらっとその印象を変える新機軸のデザインが採用された場合、大方拒否反応がでる。しかし、数年経過し、目が慣れてきて冷静な視点で眺め直してみると「これって結構味がある・・・」という風に評価が変わってしまうことがある。

 最近フルモデルチェンジしてしまったが、先代のBMW7シリーズなどその際たるものであった。最初にそのデザインを見たときには、あまりの変貌振りに相当に強い拒絶反応がおこった。しかし、2年ほど経過したら、そのアバンギャルドさにかえって魅力を感じるようになり、ついにはオーナーになった。

 まだ実車を見たわけではないが、Mercedes-Benzの新しいEクラスのエクステリアデザインに対しても、その第一印象はあまり良くない。フロントの造形は確かによりシャープでアグレッシブになった。しかし、何故だかそのフロントマスクを眺めていると「ワニ」を連想してしまうのである。どこがどう似ているというわけではないのであるが、「これはワニの顔だ・・・」と心のなかで思ってしまう。

 そしてリアのコンビランプ。スリーポインテッドスターがなければ国産車のセダンに見えてしまう。雑誌の写真だけでの判断であるので、実車を見るとその印象は変わる可能性があるが、今のところデザインに関しては「いまひとつ」との評価である。

 しかし、これも2年ほどして街中でも結構目にするようになり、目がその造形に慣れてくれば、評価は変わるのかもしれない。

 現行のEクラス(W211)はハード的な問題が多く発生し、Mercedes-Benzの信頼性を大きく落とす破目となったが、今度のEクラスはハード的には相当な作りこみがなされ、「最善か無か」を標榜していた頃のMercedes-Benzのクオリティを取り戻した、と雑誌では評価されていた。デザインは個人の好みの問題であるので、好き嫌いは分かれるが、この新しいEクラスはハードの出来のよさからするとこのセグメントのリーダー的な存在であり続けるであろう。

2009/5/7

1147:安心毛布  

 ライナスはルーシーの弟である。姉であるルーシーにはいつもいじめられている。チャーリー・ブラウンの妹のサリーには一方的な好意をもたれているが、ライナスは困惑気味。

 ライナスは、いつも「安心毛布」を頬に擦りつけ、親指をしゃぶっている。この行為自体はいかにも子供っぽい。この「安心毛布」がなくなると彼は途端に不安に駆られるのである。

 しかし、ライナスは「ピーナッツ」の仲間のなかでは極めて知性派であり、聖書の一説をすらすらと暗証したり、哲学的な話題をさらっと語ったりする。

 それがかえってルーシーの反感をかい、いじめの対象になったりする。そんなライナスであるが、極めて知性的でありながら、「安心毛布」を手放すことは出来ない。さらにハロウィーンにはカボチャ大王がやってくると本気で信じ込んでいる。

 この「安心毛布」、実は私にも子供の頃にあった。ライナスのように始終持ち歩くわけではなのであるが、ある一つのタオルケットをもたないと夜寝付けないのである。記憶は多少あやふやであるが、確か3,4歳の頃であったはず。

 そして、そのタオルケットは頬にこすりつけるのではなく、右手の人差し指と親指でタオルケットの表面の軽くつまむのである。するとタオル地の糸が指先に絡む。その触感がとても心地よく、安心感が心にすっと染み込んで来るのである。

 安心感をもう少し余計に欲しい場合には、この作業に右手の中指も参加させる。そうするとその3本の指先から心地よい微細な感覚が脳に伝わる。

 ライナスの安心感はその毛布の触感にあるのであろうか、その触感を頬から感じとり、なおかつその毛布独特の匂いもきっとライナスの心の平和に大きく貢献しているのであろう。

 レコードをジャケットから出すとき、特に古いレコードの場合、独特の匂いがする。レコードの匂いなのか、ジャケットの匂いなのか、あるいはそれらが複合した匂いなのか、それはとても懐かしい感情と安心感をもたらす。

 これって「ライナスの毛布・・・」とかすかに思う。その後音を出すまでに行う一連の行為も、何かしら穏やかな気分にしてくれるようである。 

2009/5/6

1146:チェリーとブラック  

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 無意識状態から意識が戻るかのように朝目が覚める。すると心の中に不安げな心情の波紋がすっと広がる。しかし、「今日は休日だ!」という思いがよぎるとその波は徐々に収まり、後には何もなかったように静かな湖面が広がり、穏やかな気分で二度寝の穴に落ちてゆく。
 
 今日で連休は終り。明日からは仕事である。明日の朝は、目覚めた時の心の波紋は広がるにまかせておかなければならない。

 そんな連休最後の祝日、午後からishiiさんのお宅に出かけた。UNICORNさんもご一緒であった。ishiiさんのお宅を訪れるのは1年ぶりぐらいであろうか。部屋の広さは8畳ほど、縦長配置である。

 リスニングポイントからみて左手に置かれたクワドラスパイアのラックにLINNのCDプレーヤー、プリアンプ、フォノイコライザー、LP-12の電源装置が整然と並べられている。

 そして、このシステムの要であるLP-12は特別にAudio Tech製の特製ラックがあてがわれている。3台のパワーアンプはスピーカーの間にクワドラスパイアのやや小型のラックに収められてLINNのスピーカーを力強くマルチ駆動している。

 入り口から出口までALL LINN SYSYTEMである。この統一感はすがすがしい気分にしてくれる。ラックとの色合いの調和も「これしかない・・・」と思わせるものがある。

 ラックの棚板カラーはチェリーでポールカラーはブラック。LP-12のキャビネット、スピーカーのESPECの色もチェリー。ラックも含めて全てがチェリーとブラックで統一されている。

 そしてその統一感あるシステムから放たれる音の印象も「チェリーとブラック」であった。チェリーはほんの少し濃い目の茶色。メイプルのような軽やかな明るさではない。しかしやや明るい色調もおびていて、けっしてくすんだ色合いではない。渋く、深いが、重い感じはしない。ブラックと組み合わされると、その陰影感はより深まる。

 システム、色調そして音の質感の全てに整いの良い統一感が感じられる。その統一感に包まれたishiiさんのリスニングルームでは、不安な心情の波紋は起こる気配は全くなかった。

2009/5/5

1145:オーディオ空間愛好家  

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 チーム・チューバホーンのフルバックのPSDオーディオラックにも感心したが、GRFの部屋さんの超特製PSDオーディオラックにも驚かされた。

 写真だけではその凄さは全く伝わらないと思われるが、オーディオ機器が載っているボードに素晴らしい仕掛けが仕込んであるのである。磁力の反発を利用して浮遊させる仕組みはリラクサと同じであるが、さらに踏み込んだ仕様により完全非接触となっている。

 この凄いオーディテーブルにCDP-MS1とSD05が載っていた。そしてGERMAN PHISIKS UNICORNが両脇を固めて、強固な布陣を形成していた。その様は何かしら「完成形」といった印象を与える。

 それ以外のものは入り込む余地がないほどにしっくりくるセッティングというものは気持ちがいいものである。

 実は私はオーディオマニアではない。オーディオ愛好家といったところである。さらに、厳密に言うと「オーディオ空間愛好家」なのである。オーディオ機器がセッティングされている空間が好きなのである。

 なので、音もさることながらオーディオのセッティングされている部屋の空間表現が結構気になる。その部屋の内装やインテリア、そして部屋の広さとオーディオ機器とのバランスが見事に調和がとれていると、とても気分が良いのである。思わずにんまりしてしまう。

 「音さえ良ければ見栄えはどうでもいい」というのは正論ではあるが、音楽を心地よく聴くためにはその空間も心地良いにこしたことはない。

 片付いているとかえって落ち着かないという方もいるかもしれないが、私はものが極力少なくスッキリしているオーディオ空間が好きである。出来ればケーブルも全く目につかないように取り回せればいいのであるが、それは今のところ難しそうである。

2009/5/4

1144:PH50  

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 [こんな都心にもすずめが居るんだ・・・」と、檜町公園の池の水で水浴びをし、羽根をせわしげにつくろっているすずめを目にしてふと思った。

 我が家は東京都といっても北のはずれ、埼玉県との境近くであるので、庭先にはすずめがよく来る。すずめだけでなくヒヨドリやメジロなどもつがいで庭木にとまっていたりする。

 しかし、ここは都心部。公園から視線を少しずらせば、東京ミッドタウンの巨大なビルが目に入る。そういった地域ではあるが、この日本庭園風の公園には都心部に居ることを忘れさせてくれる憩いの空間がある。

 ゴールデンウィーク真っ最中であるが、今年は遠出はしないことに決めた。大渋滞に巻き込まれる可能性が高いうえ、都心部に日帰りで出かけていっても、そこそこ楽しい時間が過ごせそうだ、との判断からである。

 今日は家族を連れて六本木にきた。東京ミッドタウンでショッピングと食事をし、すぐ側の檜町公園で憩いの一時を過した。

 ショッピングの目的は一つは上の娘の誕生日プレゼント。もう一つはダイニングの照明である。現在PH5というシンプルなデザインのものを愛用しているのであるが、年数が経ち汚れてきたことと、掃除するさい一度誤ってテーブルに落としてしまいシェードの曲線にゆがみが生じてしまったので、新しいもものに換えようと思っていたのである。

 デザインはとても気に入っているので同じものにしようと思っていたが、全く同じではつまらないので、色を変えることにした。PH5の発売50周年を記念してPH50が昨年発売された。基本のデザインはPH5と同一であるが、PH5はマット仕上げのホワイトであるのに対しPH50はグロッシー仕上げでレッド、ブラックなど5色の色が選べる。

 そのなかにはミント・ブルーと名づけられた淡い水色のものもあり、「涼しげでいいのでは・・・」と思い、この色にした。PH50は一見何の変哲もないデザインである。しかし、絶妙なバランス感覚で全体が構成されていて、見る者の心を落ちつかせ穏やかにする効果があるようなのである。50年前のデザインであるが、全く古さを感じさせない。

 東京ミッドタウンのインテリアショップには、もっと先鋭的でモダンなデザインのものもたくさんあったが、やはりPH50に落ち着くこととなった。

 これからは徐々に暑い季節がやってくる。すずめが水浴びでさっぱりしたように、新しい水色のPH50がわが家に少しばかりの涼しげな空気をもたらしてくれることを願いたい。

2009/5/3

1143:レコードコンサート  

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 TANNOY AUTOGRAPHである。1964年製、ユニットはRED、キャビネットは英国オリジナル。やはり、存在感がある。何かしらオーラのようなものが、盛大に放出されている。そして、このAUTOGRAPHを駆動するのは、EMT 930ST、Mclntosh C-22、Mclntosh MC-275という磐石のラインンアップ。

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 今日は「五味康祐氏のオーディオで聴くレコードコンサート(第2回)」に参加した。場所は練馬区役所 本庁舎4階会議室。

 実は落選したのである。往復はがきで応募したが、見事に落選通知が届いた。しかし、当選された方は同伴者を1名を連れていけるとのことで、チューバホーンさんのご好意で参加することが出来た。

 1時半からの会と3時からの会の2部構成。私達は1時半からの会に参加した。UNICORNさんと宮内さんも同じ会に参加されていた。また3時からの会にはishiiさんと石原さんもいらしていた。

 さて、今回はベーレンプラッテ代表の金子学氏を講師に向かえ、五味康祐氏のレコードコレクションからフルトヴェングラー指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏でハイドン 交響曲88番ト長調、ワルター指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏でモーツァルト 交響曲第40番ト短調、そしてミュンシュ指揮パリ管弦楽団の演奏でラヴェル ボレロを聴かせていただいた。

 機器のコンディションは万全ではない。会場も区役所の会議室。そこに30名程度の人が詰め掛けた状況である。音質的な面においては良い環境ではないが、五味康祐氏が所有し使用されていたオーディオ機器から発せられるオーラが音に乗って、エネルギッシュな音楽を聴かせてくれた。

 エアコンが停止し、真空管や集まった人からは熱が盛大に発せられ部屋の熱気は相当高いレベル。途中その暑さから意識がぼっとしてしまった時間帯もあったが貴重な経験をすることが出来た。

 レコードコンサート終了後はチューバホーンさん、UNICORNさん、宮内さんと一緒に練馬区役所20階の展望レストランで一時を過した。UNICORNさんと宮内さんのJAZZ喫茶巡りの話などとても楽しくそして興味深く聞いた。



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