2009/4/28

1138:4畳半  

 大学生の頃に住んでいたアパートは4畳半であった。4畳半は1畳の畳が4枚と半畳の畳が1枚で構成されていた。半畳の畳は真ん中に置かれ、その周囲を1畳の畳が円を描くように配置されていた。

 その正方形のほかには、作り付けの本棚が壁に埋め込まれ、小さな押入れが付属していた。トイレも炊事場も共同で、狭小にして潔さの感じられる空間であった。その狭小空間にはものは必要最小限しかなく、整いの良さが隅々までいきわたっていた。

 そのアパートもご多聞にもれずバブル経済の時代に取り壊されより高層のワンルームマンションに生まれ変わった。そんな狭い空間にオーディオ機器を置くとしたらどんなシステムがいいであろうか?

 やはりスピーカーは小型の2ウェイブックシェルフが妥当であろう。アンプやプレーヤーも当然小型。極力シンプルな構成で組み立てる必要があるはず。

 コンパクトな躯体を持つオーディオ機器というと、LINNやQUADといったメーカーを思いつく。LINNはLPサイズに近いサイズの製品が多い。今はシルバーカラーの製品がメインとなったが、一昔前は真っ黒で本当に飾り気のないコンパクトな製品が主流であった。

 QUADは22の時代から一貫してコンパクトサイズ。現在の99 909もやはり極めてコンパクトな躯体で統一されている。決してでしゃばらないのである。

 LINNもQUADもともにサイズはコンパクトであるが、価格はそれなりに高額なものが多い。内容的には決して手を抜いていないのである。

 正方形のスッキリした4畳半にはLINNまたはQUADのコンパクトで統一感のある機器でそろえるとかっこいいような気がする。

 私はコンパクト好きである。唯一の例外はVIOLAのプリとパワーである。これは大きく重い。しかし、それ以外は比較的コンパクトな製品で占められている。昨日導入されたIMMEDIAであるが、コンパクトというほどではないかもしれないが、その専有面積は思ったほど大きくはない。LINN LP-12やROKSAN XERXES 20とほぼ同じ設置面積で済むようだ。

 私のコンパクト好きは、もしかしたら大学の4年間を過したあの4畳半の正方形のなかでの生活が一つの要因なのかもしれない。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ