2009/4/16

1126:フォルクスワーゲン ポロ  

 フォルクスワーゲンのゴルフは当初はコンパクトなモデルであったが、今やコンパクトと評するには少々ためらわれるほどに立派なボディーを持つ車になった。

 そんなゴルフの弟分であるポロはコンパクトの本流といったサイズの車である。そのポロが5世代目へと生まれ変わった。そのデザインには、シロッコに始まり新型ゴルフへと発展した新たなフォルクスワーゲンのデザイントレンドがはっきりと受け継がれている。

 そのデザイントレンドは水平基調でシャープな印象を与えるものである。一言で言えば「縦基調から横基調への変更」ともいえる。とくにフロントは変わった。シンプルでシャープなグリルと猛禽類の鋭い視線を感じさせるようなヘッドランプが結構強烈なインパクトを与える。精悍である。

 それに対しサイドの造形は従来のポロの雰囲気を上手く活かし、Cピラーにウィンドウを設けた6ライトデザインや、とても控えめにデザインされたドアミラーに仕込まれたサイドマーカーランプなど、破綻のない構成でクリーンな印象を与える。

 そしてインテリアのクオリティの高さは、Bセグメントの他のモデルをはるかに凌駕している。まさにドイツ車、まさにフォルクスワーゲンといったインテリアであり、重厚にして精悍、ガッチリとしている。

 遊び心がない・・・という批判もあるかもしれないが、このクオリティの高さは圧倒的である。現行型ポロのインテリアも上質であるが、ぐっと腰を落として身構えているような一種の凄みが新型にはある。

 この新型ポロ、概ね好印象なのであるが、ポロという車から従来感じられたキュートな質感が新型からはあまり感じられない。車としての精悍さや上質さはアップしたのであるが、何かしらスキがないのである。それがいいところでもあり、このサイズの車としては欠点にもなるような気がした。

 現行型はマイナーチェンジ後はアグレッシブな顔つきになったが、マイナーチェンジ前は丸型ヘッドランプがとてもキュートであった。女性にはおそらくこの時代のポロが最も受けるのでないかという気がする。 



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