2009/4/20

1130:男のティラミス・春  

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 UENOさんからのお薦めコメントをいただいたファミリーマートのティラミスである。商品名は「男のティラミス・春」。これを1個購入した。

 商品名からして男性をメインターゲットにしているのであろう。コンビニスウィーツが男性に広く受け入れられはじめている証拠のような商品である。

 「男のティラミス・春」はでかい。これを一人で食べるとなると、完全にカロリーオーバーとなるはず。途端に腹周りにくるであろう。これは一人で食べるわけにはいかないと判断して、家に持って帰った。

 そして、妻と下の娘とで三等分して、三名で食べた。深煎りのマンデリンで濃い目のコーヒーをいれ、それをお供にしたが、これがあう。「男の・・・」と付いているだけに甘さは控えめでちょうどいい。フォークで一口分をとって口に入れるとすっと解ける。滑らかで軽やかな舌触りである。

 くどくない上品な甘さと爽やかで滑らかな口解け・・・これは良いのでは・・・1個丸々はボリュームがありすぎるが、3分の1であればちょうど良い。さらに濃い目で苦いコーヒーがあればなお良い。

 この「男のティラミス・春」の味わいは、ROKSAN XERXES 20の音の質感と似ている。我が家のメインルームにはレコードプレーヤーが2台ある。LINN LP-12とROKSAN XERXES 20である。LP-12は華やかで明るい。クラシック、しかもバロックなどはとてもはまる。華麗な響きが心地よいのである。

 XERXES 20は地に足着いた地道な音である。甘さは抑えめ、重くはなく軽やかではあるが華麗というのとは違う。繊細な粒立ち感があり、音場空間も広め。

 「このティラミスの味わいはXERXES 20の質感だ・・・」などと寓にもつかぬ事を頭に浮かべながら1個360円のコンビニスウィーツを家族3人でほおばる・・・穏やかな春の夕べである。

2009/4/19

1129:おっぱいバレー  

 昨年より我が家のオーディオ事情は大きく流れを変えた。なんと50年も前のオーディオ機器が主要な地位を占めるようになったのである。オーディオを始めた数年前には全く考えられないことであった。

 ビンテージに自分が興味を示すなんてことは想像だにしなかった。いくつかのお宅でのOFF会でビンテージと呼ばれる製品の音に出会って何故かしら惹かれるものを感じても、大きくハンドルを切ることにどこかしら強いためらいを感じていた。

 「最新のハイエンド機器で最先端の優れた音を聴きたい・・・」と初心者ながらに思っていたのである。しかし、昨年から「やはり道を間違っているようだ・・・」という気持ちが強くなってきた。

 当然のことながらビンテージの方が音が良いというわけではない。むしろハイエンド機器のほうが優れている点が多いのは事実である。聴くジャンルを選ばないという点でもハイエンド機器のほうが優れている。

 しかし、私のようなほぼクラシックオンリーのオーディオ愛好家である場合、一定のメーカーのオーディオ機器が琴線にダイレクトに触れる傾向があるようである。私の場合TANNOYとQUADがそれに該当した。

 その結果、メインとして使っていたHRS-120 CarbonはTANNOY チャトワースに、サブとして使っていたPSD T3はQUAD ESLに変わった。スピーカーが変わるということは、他のオーディオ機器が変わる場合に比べその影響はより大きい。そういう意味では、相当に大きくハンドルを切ったことになる。

 しかし、オールビンテージに向かうことはなさそうである。いつものように中途半端でいい加減ではあるが、オールビンテージの音が必ずしも好みではないようなのである。2階のアナログラインはTHORENS TD-124を送り出しとし、QUAD 22とUのペアでESLを駆動するというオールビンテージ構成をとっている。どれも50年ほど前の製品である。

 当初は「なんと、高貴な音・・・」と感心したが、今はあまりこのアナログラインを聴かない。どこかしら「おっぱいが見たい・・・」という私の下世話な欲望を満たしてくれないようなところがあるのである。

 「着衣のマハ」で済ませなさい・・・イマジネーションを活用して・・・そこにこそ真の快感はある・・・と諭されているような感じである。
 
 しかし、やはりおっぱいを見たいのである。映画「おっぱいバレー」の男子中学生の気持ちは痛いほど分かる。私も見たい。できれは触れたい。

 納戸にしまわれていたHRS-120 CarbonはIMMEDIAと交換されることとなった。IMMEDIAが若々しいはりのある綺麗なおっぱいを見せてくれることを期待してのことである。

2009/4/18

1128:物々交換  

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 IMMEDIA RPM Revolutionは、Dolonさんのお宅にお邪魔した時に実物をみた。それ以外は実物は見たことがなかった。今日は都内某所において、IMMEDIA RPM Revolutionをじっくりと見た。

 その姿かたちはメカニカルで硬派である。しかし、設置スペースそのものはそれほど大きくはない。身近でじっくりその回転する様を眺めていると、極めてスムースで静かである。

 そしてLPを聴いた。冷徹なまでにスムースでしっかりとグリップしている。フワフワな足回りではない。高速道路の継ぎ目を越えてもボディのきしみはほとんどなく、軽々といなしていく感じである。そんな風に音楽がたゆまず流れてくる。

 正確な音情報である。欠落しているものはなく、レコードの溝に刻まれたものを誇張することなく出し切る職人的な腕捌きである。温度感は暖かめではないが、かといって冷たくもない。感情の高ぶりに左右されることのない、正確なトレース能力を有しているようだ。

 この都内某所にお邪魔した主な理由は「物々交換」である。我が家ではTANNOYやQUAD軍団によるビンテージ攻勢によっていくつかのオーディオ機器が第一線から退き、納戸に納まってしまった。そのなかには、我が家のメインルームの主役であった HRS-120 Carbonも含まれている。

 そのHRS-120 CarbonとIMMEDIA RPM Revolutionを物々交換する交渉を今日してきた。そして調印の運びとなった。

2009/4/17

1127:コンビニスウィーツ  

 コンビニスウィーツが人気である。その主な購買層は女性であるが、男性もそれなりの比率を占める。少なくともケーキ屋での購買比率と比べると男性の比率が相当高いそうである。コンビにであれば男性でもあまり恥ずかしくなく購入できることが理由のようである。

 私もときどきコンビニでスウィーツを購入する。コンビニスウィーツといってもバカにはできない。それなりにいける。もちろん素晴らしく美味しいというわけではないが、値段を考慮すれば「なかなかやるな〜」と思えるものもある。

 もちろん「これはさすがに安くても二度と買わない・・・」と思うものもある。いや、むしろそのパターンの方が多いのかもしれないが、なかには「みっけもの」と感じるものもあるにはある。

 最近では「チーズ好きのためのチーズケーキ」がお気に入りである。これは山崎製パンの製造でセブンイレブンで売っていた。ニューヨークチーズケーキ&クリームをチーズスフレで包んでいて、しっとりとした食感でなかなか美味であった。

 価格は1個210円。結構ボリュームがある。カロリーはかなり高めのはず。ダイエット中の方には向かない。

 中年男性がこういったコンビニスウィーツにはまると、当然腹周りにくる。気軽に買えるということは良いことのようで、結果的にはあまり良くないことなのかもしれない。

 コンビニスウィーツの最近のヒット作は、ファミリーマートの「ダブルクリームエクレア」である。島田紳助がテレビで紹介したために急激に売り上げが伸びた。こちらも試してみたが「まあ、まあ・・・」といった印象で、リピーターにはならなかった。

 実は今日も夕方セブンイレブンイに寄って、「チーズ好きのためのチーズケーキ」を買った。この商品セブンイレブンだけで売っているのか、スーパーなどでも扱っているのかは不明である。

2009/4/16

1126:フォルクスワーゲン ポロ  

 フォルクスワーゲンのゴルフは当初はコンパクトなモデルであったが、今やコンパクトと評するには少々ためらわれるほどに立派なボディーを持つ車になった。

 そんなゴルフの弟分であるポロはコンパクトの本流といったサイズの車である。そのポロが5世代目へと生まれ変わった。そのデザインには、シロッコに始まり新型ゴルフへと発展した新たなフォルクスワーゲンのデザイントレンドがはっきりと受け継がれている。

 そのデザイントレンドは水平基調でシャープな印象を与えるものである。一言で言えば「縦基調から横基調への変更」ともいえる。とくにフロントは変わった。シンプルでシャープなグリルと猛禽類の鋭い視線を感じさせるようなヘッドランプが結構強烈なインパクトを与える。精悍である。

 それに対しサイドの造形は従来のポロの雰囲気を上手く活かし、Cピラーにウィンドウを設けた6ライトデザインや、とても控えめにデザインされたドアミラーに仕込まれたサイドマーカーランプなど、破綻のない構成でクリーンな印象を与える。

 そしてインテリアのクオリティの高さは、Bセグメントの他のモデルをはるかに凌駕している。まさにドイツ車、まさにフォルクスワーゲンといったインテリアであり、重厚にして精悍、ガッチリとしている。

 遊び心がない・・・という批判もあるかもしれないが、このクオリティの高さは圧倒的である。現行型ポロのインテリアも上質であるが、ぐっと腰を落として身構えているような一種の凄みが新型にはある。

 この新型ポロ、概ね好印象なのであるが、ポロという車から従来感じられたキュートな質感が新型からはあまり感じられない。車としての精悍さや上質さはアップしたのであるが、何かしらスキがないのである。それがいいところでもあり、このサイズの車としては欠点にもなるような気がした。

 現行型はマイナーチェンジ後はアグレッシブな顔つきになったが、マイナーチェンジ前は丸型ヘッドランプがとてもキュートであった。女性にはおそらくこの時代のポロが最も受けるのでないかという気がする。 

2009/4/15

1125:火宅の人  

 QUAD 22はよく壊れる。これは購入前数名の方から耳にしていた。先日お宅にお伺いしたYさんも「QUAD 22は以前使ったことがあるが、頻繁に故障するので嫌になって手放した」とおっしゃられた。

 そういったことを事前に耳にしていたこともあって、我が家にはQUAD 22とUのセットが2セットある。故障して修理に出している間も予備のセットを持ち出せば大丈夫といった策略であった。

 しかし、今現在我が家にはQUAD 22は1台もない。2台とも修理の旅に出ていて不在なのである。1台は左右のバランス調整がおかしくなり、もう1台はボリュームをある一定以上上げるとノイズが出る。

 もともとQUAD 22はQUAD QC2というモノラルのプリアンプであった。そこにステレオの回路を無理に詰め込んだようなところがあり、物理的に多少無理があるようなのである。

 確かにQUAD 22は小さい。女子中学生が持っているお弁当箱くらいの大きさである。そのなかに複雑な配線や様々な部品が詰まっている。まさに手の込んでいて華やかなお弁当の中身を見るような感じである。

 さて、この「お弁当箱」が二つともないとなると、2階のシステムは開店休業状態である。そこで気になっているのが、QUAD Uを独立したパワーアンプとして使える特製コードの存在である。

 ヤフオクで20,000円ででている。QUAD UはQUAD 22とペアで使用することを前提としており、両者は付属のコードで接続される。このコードは汎用性がなく、プリ、パワーを独立して使用することはできない。

 しかし、この特製コードを使うとQUAD UはQUAD 22から切り離して使用することが可能になり、他のプリアンプとの接続も可能である。

 QUAD 22の不調が続くようであれば、「この手もありだな・・・」と思っているのである。幸い2階のemm LabsのDACはプリアンプとしての機能も有している。なので新たな出費を必要とせずにQUAD Uを独立パワーアンプとして使う環境は整っていのである。

 問題は音であろう。セットで使うことを前提の製品である。その状態がベストのはず。できればこの両者はプリメインアンプ的な存在として捕らえたほうがいいのかもしれない。

 今後我が家の2台のQUAD 22のコンディションが安定すればいいのであるが・・・1台のQUAD 22は今回の旅立ちが3回目である。購入してから半年足らず、・・・「火宅の人」のようなプリアンプである。

2009/4/14

1124:ミツバチ  

 最近ミツバチが減っているとテレビで放送されていた。ミツバチが減って困るのは、養蜂業者だけでなく農家も困っているようである。ミツバチが減ると受粉が行われにくく、スイカやメロンを作っている農家がとても困っているとのこと。

 原因は特定できていないようだが、農薬が原因である可能性が高いようである。ミツバチは蜂蜜を採るだけでなく、農業にとっても欠かせない存在なのである。

 ゴルフ場にはOUTとINにそれぞれ1箇所休憩所がある。たいがいスタートしてから3ホール目か4ホール目にある。そこで冷たい飲み物を飲みながら少しばかり休憩するのである。

 今日の午前中、東京バーディーゴルフクラブのINの休憩所で、氷の入ったグラスに注がれたコーラを飲みながら前の組のティーショットをガラス越しに眺めていたら、座ったテーブルにミツバチがとまっていた。

 それが目に入り、最近見たテレビの報道のことを思い出した。「今やミツバチは貴重な存在なのである・・・」そう思いながらその様子を見ていた。もぞもぞと動いてテーブルの真ん中に置かれたサービス用のキャンディーの入ったガラス皿をよじ登り始めた。

 そしてその皿に山なりに盛られた黄色やピンクの華やかな色の包み紙に包まれたキャンディーを探り始めた。あちらこちらに歩き回っているが、飛び立つ様子はない。キャンディーの甘い香りにさそわれたのか、あるいはその包み紙の華やかな色合いを花と見間違えたのであろうか。

 どことなく元気がなく見えた。結局その休憩所にいた5分ほどの間、そのミツバチはその仮想の花のなかをうろつくだけで、飛び立つことはなかった。自然の花の周りを我を忘れて飛び回り、蜜を吸うミツバチは生命感に溢れているものであるが、人工物のキャンディーを探りまわっているミツバチは生気なく見えてしまう。

 さて、4月は毎週ゴルフの予定が入っている。今日は税理士会主催のコンペである。今年初めて90を切ることができた。心配されていた雨も午後から少しばかり降った程度で傘をさすほどでもなく、良い状態でラウンドできた。

 このところの課題であるドライバーショットもミスはあったが、以前よりは安定してきた。ここから一気に80台連発といきたいところである。

 それにしても、あのミツバチは無事に巣に帰れたのであろうか・・・休憩所の中にいたということは出入り口が開いたときにたまたままぎれ込んだはず。また運良く外に出れる可能性はあまり高くないように思われる。

2009/4/13

1123:だぶつき  

 春の自転車は心地よいものである。体に触れる空気が柔らかいのである。スピードが30kmを超えてくると、空気を切り裂いていくような感覚が生じるのである。その切り裂き加減がとても心地よい。
 
 刺身こんにゃくに綺麗にとがれた包丁の刃がすっと入っていくように、やんわりと空気が裂けていくのである。その肌合いは滑らかである。

 週に1回程度休みの日の朝に1時間ロードバイクで走る。春は冬とは大違いである。冬の朝のロードバイクは難行苦行といった感があったが、春は快感度抜群である。肌に感じる空気の暖かさや柔らかさは、いささか艶かしいまでに感じられる。

 多摩湖の周囲はこの時期、野鳥のさえずりも賑々しい。特にうぐいすの鳴き声は思わず耳を傾けたくなる。4月は新たな生命感に満ちた月である。1年のうちで最も魅力的な季節のような気がする。

 ロードバイクは週に1回程度なので、もちろん本格的ではない。運動不足を多少でも解消することで腹周りのだぶつき防止に役立てばとの思惑が大きいのである。

 腹回りがだぶつくのはやはり嫌なものである。この年になってくるとやむを得ないところもあるが、どうにか防ぎたいもの。

 しかし、今日の朝ゴルフのマスターズを見ていて、多少考えを変えてもいいかなと思った。プレイオフに残った3名のプレーヤー、A・カブレラ、ケニー・ペリー、チャド・キャンベルのいずれもが、あごは二重、腹回りはだぶつき気味、明らかに「おじさん体形」だったからである。

 ゴルフの場合には腹周りの多少のだぶつきは問題なさそうである。メジャーのなかでも最も権威のあるマスターズの優勝を最後まで争った三人が三人とも「おじさん体形」であったのであるから・・・

2009/4/12

1122:オレンジ  

 「バレンシア」と聞くと条件反射的に「オレンジ」を連想してしまう。「バレンシアオレンジ」は商品名であったのであろうか?確かアメリカのカリフォルニア産のオレンジの一種であったはずである。

 しかし、昨日hiroさんのお宅で味わった「バレンシア」はオレンジではない。ALTEC バレンシアは、ALTECという名前から連想するような業務用のごつい感じのいでたちではない。家具調の極めて洗練された造形である。格子状のフロントグリルがまた良い雰囲気を醸し出している。

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 ALTEC バレンシアを駆動するのはマッキントッシュのC22とMC275というゴールデンコンビ。なんといてもC22のデザインは素晴らしい。マランツのモデル7とともにプリアンプの大傑作である。完璧なシンメトリックな配置。完全なる安定感が見ていて気持ちよい。

 送り出しはガラード301。こちらもダブルアーム仕様。キャビネットは深く落ち着いた色合いでとてもしっかりしたもの。

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 さてこのALTECラインでは特にボーカルが素晴らしかった。中島みゆきの生々しく実存感のあるボーカルには、思わず居住まいを正したくなった。またモノラルで聴いたジャズの瞬発力は、短距離走のランナーの隆起した筋肉を思い起こすほどである。ベン・ジョンソンのロケットスタートのような音の疾走感である。

 その音の空気感はすっきりとして、爽やかである。そこにはモヤモヤ感はない。すきっと抜け切っている。この統一感のある音世界は「やみつき」になるはず・・・

 バレンシアオレンジは少し冷蔵庫で冷やしてから食べると美味しいそうであるが、ALTECラインの音はシュワッとはじけるなかに甘みも充分にある完成された世界を提示してくれた。

2009/4/11

1121:壮麗な味噌汁  

 TANNOY AUTOGRAPHは壮麗である。間近で見るとその壮麗さ加減は嫌がうえでも増してくる。改めてこんなに大きなスピーカーだったのかと認識した。その壮麗なAUTOGRAPHを駆動するのは、マッキントシュのC20とMC60のペア。

 TANNOY AUTOGRAPHが新たにリビングに据えられたとの情報を得て、hiroさんの御宅を訪問した。そしてその壮麗な姿を目の当たりにすると、思わず感嘆の声が漏れる。何かしら手を合わせて拝みたくなるのは私だけであろうか・・・その間近で拍手を打つと良い響きがしそうな気がしてしまう。

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 マッキントシュのC20はモダンな意匠である。洗練されていて都会的な印象を受ける。どこかしらニューヨークの摩天楼を思わせる。鉄とガラス、コンクリートといった硬質な質感の美しさをたたえている。

 MC60は有名なMC240やMC275よりも一世代前のパワーアンプである。そのデザインはより素朴な質感であるが、質実剛健な逞しさを感じさせる。

 まずはREVOXのCDプレーヤーを送り出しとしてCDを聴かせていただいた。ショパンのピアノ曲であったが、間近でこれだけ大きなスピーカーが鳴っているとは思わせない自然な質感である。

 さすがに低弦の重層な響きは豊かである。ズ〜ンと沈む。マッキントシュのアンプの力強さが活きている。AUTOGRAPHは姿形も壮麗であるが音も壮麗である。ホールトーンが豊かに展開され、自然に音楽に身を委ねられる懐の深さを感じさせてくれる。

 ハナマルキの「おかあさ〜ん!!」のCMを思い出させてくれる懐の深さである。その豊かな響きは味噌汁の滋味溢れる深い味わいに通じるものがある。

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 続いてアナログ。送り出しはガラード401である。しっかりしたキャビネットに納められたダブルアーム仕様である。

 その音の質感はCDと比べて、より広がり感が感じられる。音の湿度感も向上。肌合いがしっとりする。味噌を溶く前にしっかりダシがとってある、そのため味噌の味わいが有機的な拡がりをみせてくれているようである。

 しばらくAUTOGRAPHを聴かせていただいた後、ALTECラインへ移った。このALTECライン、一つのシステムの完成度としては、TANNOYラインを超えるような完成度の高さを見せてくれた。そして、そこにはTANNOYとは全く違った音世界が展開された。その様子は明日にでも・・・・



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