2009/3/4

1083:モンク  

 仕事の時は当然革靴を履く。色は黒、デザインはローファーかモンクストラップである。靴紐の付いたウィングチップやプレーンチップは履かない。

 顧問先を訪問した際、中小企業の場合靴を脱いで事務所に入るケースが結構多いのである。訪問を終えて退出するさい、すっと履ける靴が都合がいいのである。ローファーやモンクストラップであればいちいち靴紐を解くことなくあっさり履けるのである。

 しかも靴の手入れが比較的楽なのである。クリーナーで汚れを落としクリームを軽く塗りこむだけ。面にでこぼこがなくフラットであるので塗りこみも容易である。履くのも手入れもお手軽であることが、この二つに共通する美点である。

 色はほとんどが黒。グレーのスーツが圧倒的に多いのでなんとなく黒がしっくりくる。書類鞄の色が黒であることも黒い靴を選ばせるのかもしれない。

 モンクストラップの「モンク」は修道士のことで、僧院で生活する修道士がはいていた靴に似たデザインであることから付いた名前のようである。僧院で生活する修道士は質素で簡潔な生活を日々送っていたはずである。そういった生活の質感と一致する風貌がモンクストラップにはあるのである。

クリックすると元のサイズで表示します

 我が家のリスニングルームにも「モンク」がいる。一人ではなく二人である。真っ黒な僧衣を身にまとっていて、まんじりともせず佇んでいる。

 最近、ビンテージオーディオに押されてブログへの登場機会がめっきり減ってしまったGerman Physiks HRS-120 CARBONである。スピーカーとは思えない造形であるが、禁欲的というか、修道士のような雰囲気をかもしている。その立ち姿は、黒のモンクストラップとオーバーラップするような雰囲気を有している。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ