2008/10/30

958:AUDI A4 AVANT  

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 AUDIのイメージは知的でクール。非常に都会的で洗練されている。メルセデスやBMWに比べると日本でのブランドイメージはまだまだ確立はしていないが、フォルクスワーゲンとの併売体勢を改め、専売体勢に変更してからは、徐々にそのイメージもアップしてきている。

 このところ熱っぽい日々が続いていたので、頭を冷やすためにもAUDIの新しいA4に試乗してきた。調布の顧問先を訪問した際にそのすぐ側のAUDIのディーラーに寄ってみたのである。

 試乗したのはAUDI A4 AVANT 3.2 quattro。色は黒である。まず目に付くのは、LEDポジショニングランプである。フロントフェイスに特徴的な表情を加えている。R8のデザインモチーフを活用しているのであるが、何かしら爬虫類な冷たさを醸し出している。

 全体のボディラインはさすがAUDIと思わせる流麗さを供えている。それはいわゆるステーションワゴンであるAVANTでも同様。むしろAVANTの方がラインは美しいのでは、と思わせる。

 そして、AUDIの凄いところはその内装の質感である。比べてしまうとメルセデスはとてもチープである。BMWであってもその洗練度のレベルはAUDIが一つ上をいく。「隙がない・・・」「良い仕事してますね〜」というのが乗り込んだ印象である。

 さて走りの方であるが、足回りはしっかり感がある。重厚さとは違うが、確かさが随所から感じられる。ハンドリングやエンジンフィールなどは、滑らかで軽やか、フルタイムAWDであるquattroモデルであったのでもっと重い感じかと思ったが、実に軽やかである。

 その容姿や乗り味などからすると、25歳の女性のイメージであろうか。身長は165cm、もちろんスレンダー系の体型。肌はまだ若い弾力感を保ってはいるが、キャピキャピではない。熟れきってもいない・・・ちょうど食べ頃である。

 試乗車を降り、自分のBMWに乗り込んだとき、内装の質感の落差に少しがっかりきた。しかし、走り出すとしっとりとした走りの味わいは、やはりBMWに一日の長があるように感じられた。またエンジンフィールはクールで軽やかであったAUDIに比べ、BMWは多少ラテン的な要素が加味され、車内の気温が上昇したような気がするのである。

 内面には青白い炎を燃やしていても表面はクールに徹するAUDIに対し、素直に内面の動きを躍動的に表現するBMW、同じドイツ車であったも、対照的な面を持ち合わせた両者である。



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