2008/10/1

929:組み合わせ  

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 「組み合わせ」は楽しい。オーディオ雑誌でも必ず年に1回は「組み合わせ」特集があるほどである。売れ行きは最近思わしくないかもしれないが、現代のオーディオのメインソースはやはりCDであろう。

 なので、CDを音源とするシンプルでオーソドックスな組み合わせは、一体型CDプレーヤー、プリメインアンプ、スピーカーという3点セットである。我が家には一体型CDプレーヤーとしてはLINN CD-12があり、プリメインアンプとしてはSD-05がある。

 これまでこの組み合わせは聴いたことがなかった。「これはもったいない・・・」ということで試してみた。SD05は普段はSONY NAC-HD1のデジタル入力を受けているが、この組み合わせではCD-12からのアナログ入力を受けるかたちとなる。

 かけるCDは最近のヘビーローテーションとなっている神尾真由子「PRIMO」より6曲目チャイコフスキー「瞑想曲」。最初のピアノの出だしを聴いただけで、「躯体だよな〜」という印象を強く持った。

 CD-12の躯体はやはり凄い。その凄い躯体の特質が音に出ているのである。音にしっかりとした密度感と質量感がある。やたらと力強い、あるいは重いという印象はけっしてないのであるが、何というか、音に手で触れることが出来るような実在感がある。

 一方のSONY NAC-HD1はペラペラした躯体である。一旦HDにメモリーしてそこからデーターを取り出すので一般的なCDプレーヤーほど躯体や置き方などの影響を受けることがないが、やはりその差は認めざる得ない。また、NAC HD-1を純粋なCDプレーヤーとして使用した場合と、HDからデーターと取り出した場合と比べると明らかにCDプレーヤーとして使用した場合の方が音質が落ちる。

 HD方式の有利さを感じるとともに、CDプレーヤーとして使用した場合には、躯体のもろさがはっきりと音に出ることを感じる。

 CD-12とSD05の組み合わせ、色合いはピッタリの感じである。デザインセンスは「雲泥の差」と言わざる得ないが、音的にはなかなか良い組み合わせと感じた。NAC-HD1との組み合わせよりも「創った音」にはなるが、好み的にはこちらの組み合わせの方が優れている。



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