2008/8/4

871:キルドレ  

 最初に見かけたのはSHUKSさんのお宅であった。それはJBL D66000の前にちょこんと置かれていた。一目見たとき、何か不思議な存在感を感じた。

 そして、先日miyaさんのお宅にお邪魔したときにも、サブシステムとして使われているのを見かけた。とても小さなスピーカーであるが、何かしら印象に残る。スタンドと一体になっている。少しばかり仰角が付けられている。

 さらに先日、メールで知人が1年がかりで中古を探していて、「やっと手に入れた」との連絡があった。こちらはSLEというスペシャルバージョンとのことであった。

 このスピーカーに付属しているスタンドは細身である。スティールと思われるが、叩けば鳴きそうである。かなり華奢な印象を受ける。さらにスピーカー本体も極めて小さく細身である。そのスピーカーとスタンドは3点のスパイクで接地しており、さらに1本のボルトで固定されている。

 このスピーカーを比較的広い部屋の真ん中あたりに置いてみると、広い空間表現ができるのではという気がした。完全にスピーカーが消え去ってサウンドステージが後方にすっと広がる、そういった一種イリュージョン的なものをしっかり提示してくれそうだ。

 BRILON 1.0という名称のスピーカーで、ドイツ製。相当前に製造は中止になっているもので、当然現在では中古でしか手に入らない。知人が1年がかりでやっと手に入れたように、中古市場にもあまり出てこないようである。

 「スカイクロラ」の予告編に出てくる、主人公が乗る戦闘機を見ていたら、何故かしらBRILON 1.0の姿が連想された。あの戦闘機、日本軍が戦争末期に開発した「震電」をベースにデザインされたものと思われるが、素晴らしくカッコが良い。

 前翼型と呼ばれる独特の形状をしている。機体後部にプロペラ、機首付近に小翼を配している。その姿かたちはまったく古さを感じさせず、近未来的なものすら感じさせる。

 BRILON 1.Oも相当以前の製品であるにもかかわらず、古さをまったく感じさせない。そのシンプルでいてはりのある姿かたちは、どことなく戦死しない限り永遠に思春期の姿のままで生き続ける「キルドレ」を思わせるものがある。 



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