2008/7/6

842:コンタクト  

 LINN CD-12の導入で、我が家の「アナログ:デジタル比率」は「70:30」ぐらいにまで回復した。しかし、原油の高騰に足をすくわれた感じの日本経済のように、その比率はじりじりと低下し、今では「90:10」ほどまでに低下してしまった。つまり、1階のリスニングルームにいる間は、ほぼ全ても時間、レコードのみを聴いているのである。

 「いかん、いかん・・・」と申し訳程度にCDを聴くのであるが、1曲聴くとすぐさまレコードに戻るといった感じで、従前のような「アナログ偏重オーディオ」に戻ってしまった。

 そんな具合なので、我が家でのOFF会は、お聴かせするのはほとんどがアナログである。今日は先日お宅にお邪魔し、アポジーを聴かせていただいた松本さんはじめ、伊藤さん、石田さんが我が家を訪問してくださった。アポジーの雄大な音とはかなり趣が異なるが、German PhysiksのDDDユニットの音を聴いていただいた。

 LP-12+HELIKONとXERXES 20+RUBY3という2系統のアナログを使って、クラシック・ジャズ・女性ボーカルなどを聴いていただき、多少おまけ的ではあるがCD-12でCDも2曲ほどかけさせていただいた。さらに2階のサブシステムでも2曲ほど聴いていただいたのであるが、やはりOFF会のほとんどの時間はアナログで占有してしまった。その「アナログ:デジタル比率」は、日常的な私のリスニング時間そのままに「90:10」であった。

 昨日は、GRFの部屋さんのお宅でユニコーンを聴かせていただいたのであるが、第3部ではアナログに突入。その主役はトーレンスTD-124である。

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 銚子のGREYで調整され、新たな衣装をまとったTD-124は華麗である。明るめの色のキャビネットは微妙なアールが付けられとても丁寧な仕上げ。その佇まいは自信あり気にすら見える。

 そして、その音は・・・暖かく、気品に満ち、楽しげである。とても品位良く感じられる。単にすました感じの品のよさでなく、暖かみのある人格から自然に醸し出される気品である。

 この音を聴くと自然と頬が緩む。音楽と握手したくなるのである。握手して相手の手の温もりを感じ、握手の際の相手の手の握力を感じる、そういった確かなコンタクトが存在する。そのコンタクトこそが、アナログの醍醐味かもしれない・・・



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